エロスの神が降りてくる
こんにちは!魔タリカ 753歳 、魂のR指定です。 いつも話したいことが満載になりすぎて、予定時間を超過しながら喋っているライブですが、今回は動画ソフトをずっと触っている勢いでとりあえず2つに切ってみました。まじめにエロスを語っているので、
ぜひお聞き流してくださると嬉しいです。
そしてね、動画の中でも触れていますが、エロス神は全知全能の神ゼウスが恐れるほどの、最強の神、恋愛と性愛の神です。
多くの女神や人間の女性たちとの間に子供をもうけ、奥さん女神のヘラを泣かせて貶めて、女性から見れば、浮気野郎でわがまま勝手、自己中の権化のDV男に見えます。
だいぶエロス神に翻弄された人生なんでしょうかね?
ヘラはもちろん、ヤバさ満点の嫉妬と復讐の女神と化してゼウスに対抗
するんだけど、すご〜く人間的で、身近にいるカップルみたいです。
そういえば、ヨーロッパの人たち(キリスト教の人?)が、神を「ゼウス」と呼ぶのを知った時はびっくりでした。
ゼウスがキリスト父ってことなんでしょうか。
やはり文化圏が違い過ぎて、詳しいことはわかりません。
わかる方がいたらぜひ教えてほしいです!
まあ、そんなすごい神様すらもエロス神を恐れるってことです。
恋に「落ちる」というからには、恋愛も性愛もまた、神様だとて
どうにもならない衝動に突き動かされるがままに、日常の安定を
打ち破られた挙句、常軌を逸する行動を取るということですよね。
私たちがよく見かけるエロス神は、可愛らしいキューピッドの姿で描かれていますが、本来の姿は雌雄同体のアンドロジナスな神です。
バーバラ・ウォーカーによれば
ちなみに、後の世では黒い翼を持つキューピッドとして描かれる
可愛らしい赤ちゃんみたいなエロス神は、ケールと呼ばれる
「禍」をもたらす者たちでした。
最も敬われる価値のある神から「禍」への変遷は、抑制されない性欲が
秩序ある社会にとって有害だという解釈への変遷だといえます。
(そういえば、アンジェリーナ・ジョリー主演の映画「マレフィセント」
で彼女は黒い翼を持っていましたよね!)
古代、SEXは神聖なもので、男性は女神(巫女たち)との性交儀礼を通じて、太女神との霊的な交わりを結んだのです。それが娼婦の始まりだといわれています。娼婦の原型は女神で、神聖だってことですね。
日本でも古くからあるような遊郭は、神社やお寺などの神聖な場所の近くにあるのだということです。
現代では、神聖さや女神性の本質を骨抜きにされた女性たちとセックスは、チープな商品となって棚に陳列されています。
可愛らしい、気がきく、でしゃばらない、体型はスリムで、か弱いくて守ってあげたい、などの日本の女性的価値観は、今でも私たちの無意識に
しっかりと織り込まれ済みで、現実との葛藤のタネとなっています。
そんなわけで、女性たちは選ばれる(売れる)ためにどうするべきなのか、
に心血を注ぎますが、実際に男性たちの物欲しげな視線に品評されると、
鳥肌ものの身の危険を感じて絶望的な気分になる、という。
これはまったくの価値の転倒が起きているということですよね。
だから、抑制の効かない性欲は、社会から危険だと見做されることになり、性自体が危険視されますが、悪いのは「性」ではないのだと思います。
「性」は、私たちが生まれてきたところ、魂の湧きたつ泉です。
風俗産業は大人のディズニーランドみたいに、様々なアクティビティ
を体験できる癒やしの場所ってとこなんでしょうが、
最近の大人の気軽な遊び場はマッチングアプリなんだそうです。
今はどんな遊び場でも自由に選べて、様々な人生の実験が
可能なんだと思います。
そんな軽さもまた風の時代っぽいけれど、もし心の中に小さな寂しさを
感じたり、「霊的な結びつき」や「神のエクスタシー」とは何か?
という疑問がチラッと頭をかすめたら、
サンクチュアリ〈聖域〉に入るタイミングかもしれません。
男性も女性も、性欲を精錬し、浄化して、昇華させて、その強大で
恐ろしげなエロスのエネルギーを使いこなし、乗りこなすこと、
私はそれを「聖化」と呼んでいます。
それがタオのセクシャルプラクティスです。
エネルギーの精錬プロセスは、一朝一夕に仕上がるものではありませんが、
その分人生を長く楽しめる、というものです。
Love♡
Tarika
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