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私たちの、結婚指輪は「ステンレス」

こんにちは。みーきちです。

今日は「結婚指輪」のお話です。

私たち夫婦は、お互いの病気の関係もあり、あまりお金に余裕がない状態で結婚しました。

そのため、結婚式も、まだ挙げることが出来ていません(妻よ、本当に申し訳ない)。

現在、私と妻の左手の薬指には、安価なステンレスの指輪が光っています。

「結婚指輪」でGoogle検索をすると、プラチナ(白金)とダイヤモンドを組み合わせた、美しい指輪がいくつも表示されます。

私はいつか「どでかいダイヤモンドのついた結婚指輪」を妻にプレゼントしたいのですが、子育てをしている今、その夢は叶わないかもしれません。

以前、妻に「でっかいダイヤモンドがついた指輪をプレゼントできずに、ごめん」と伝えたところ「気にしなくていいよ。気持ちだけでも嬉しい」と、気前よく返事をしてくれました。

本当に、今の妻と結婚できて良かったと、心の底から思っています。

さて、そもそも、結婚指輪とは、いつ頃から広まった習慣なのでしょうか。

これもGoogle先生に聞いたところ、9世紀(つまり、西暦800年代)頃、イタリアのローマ教皇が結婚する際に、花嫁に金の指輪をプレゼントしたことが発祥のようです。

この習慣は徐々に世界に広まり、13世紀(つまり、西暦1200年代)頃には、一般的な習慣として世界の民衆に広く根付いたとのことです。

ざっくり計算して、一般的な習慣になってから現代まで「約800年」もの間、結婚指輪は愛する方にプレゼントされ続けています。

素敵な習慣ですね。

先日自己紹介に書きましたが、私は1度離婚しています。

離婚の際、当時の妻に贈った、プラチナに小さなダイヤモンドのついた結婚指輪は、私に返却されました。使わない結婚指輪を持っていてもしょうがないので、仕方なく、私は結婚指輪を専門店で売却しました。

でっかいとは言えないものの、小さなダイヤモンドをキラリとさせたプラチナのリングは、専門店の鑑定士さんの手に渡り、二度と返ってくることはありませんでした。

指輪を売却する時、鑑定士さんから意外な言葉を聞いた覚えがあります。

「プラチナは溶かして再利用できるけど、削ったダイヤモンドは、ほぼ再利用できないんだよねぇ。はい、これ見積書」

見積書を見ると、プラチナには相応の値段がついていましたが、ダイヤモンドは二束三文でした。

昔、一足先に結婚した知人から「いざという時、ダイヤモンドは高く売れるから、頑張って大きめのダイヤモンドがついた指輪を買った方がいいよ」と助言を受けたことがありますが、私もその知人も、なんとなく、商売上手な宝石店の人に、上手く言いくるめられたのかもしれません。

今、私がつけているステンレスの指輪の価格は「1,500円」です。

ちなみに、妻のつけているステンレスの指輪は、ちょっと奮発して「2,000円」です。

いずれも、近所にあるアクセサリーショップで購入しました。

ステンレスは安価な金属で、結婚指輪に不適な気もするのですが、メリットもあります。

そのメリットは「金属アレルギーを起こしにくく、錆びにくい」ということです。

ステンレスという金属は、その表面に「酸化被膜(不動態皮膜)」という、バリアの様な膜を張ります。

ステンレスの表面に傷がついても、傷の表面が空気中の酸素と反応し、短時間で、新しい酸化被膜が傷を覆います。

この酸化被膜があることで、金属が汗に溶け出してしまうことがなくなり、結果として金属アレルギーを防いでくれます。

また同時に、酸化被膜は、ステンレス自身が錆びてしまうことも防いでくれます。

身近なステンレスの活用例をみると、台所のシンクや蛇口などが、主にステンレス製です。よくみると、電車の車体にも、ステンレスが使われているケースがあります。

いずれも「水に濡れても、錆びにくい」という特性を利用しています。

ちなみに、私の心は、傷つくと酸化被膜ができるわけもなく、しばらく痛み続けます。

最近、缶コーヒーを買おうと自動販売機に100円を入れたところ、何の反応もなく飲み込まれてしまい、私の心は傷つきました。

私の心も、ステンレスにしたいところです。

換気扇にこびりついた油汚れのような私の記事を読んで頂き、本当にありがとうございます。サポートして頂けると、妻がニッコリします。