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福岡のやばい父ちゃん 第9話 「幼馴染」
父の幼なじみにアマゾ●ライダーがいる。
アマゾ●ライダーをご存知だろうか。
ライダーの歴史では珍しく言葉が喋れない。
アマゾンで育った設定の為だ。
そして、正義の味方には珍しくフック船長の様に手に攻撃用の鍵がついている。
片手だからまだいいが
ヒーローショーがあった場合、握手に二倍時間がかかることになる。
「アマゾ●!」
と初登場に叫んだ時に歯に青のりがついていたというエピソードがある。
これはTVのNG大賞でも何度も放送された。
アマゾンからやってきたすぐ後の設定だから、アマゾンにたこ焼き屋があることになる。
いじめられていた兄が、切り札でアマゾ●ライダーと友達だと言ったことがある。
「だからなんだ」
兄はますますいじめられた。
何故、藤岡弘と友達じゃないんだ。
そう父を呪った様だ。
全然自慢できなかった。自慢しようという発想も出なかった。
確かアマゾ●ライダーは最短の長さで放送が終了したようだ。
人気もなかった様だが、事故で怪我をして芸能界を引退したみたいだ。
その後くらいに、アマゾ●のおじさんが家に来た。
中洲(福岡の繁華街)で店をやりたいのでお金を貸して欲しいという話だった。
芸能界のことはすっぱり忘れ、次の世界で頑張りたいという熱意におされ
父はその時、金がなかったが、母の貯金を貸したみたいだ。
そして店はオープンした。
店の名前は「アマゾ●」だった。
すっぱりは忘れていなかった。
そしてこのお店の放送も終了した。
金を返してもらったもらってないの話は父が教えてくれなかったが
おじさんは行方がわからなくなった様だ。
父からはアマゾ●に帰ったと教えられていた。
お金を返した返してもらってないという話は聞いていないが
母はこの話をするとぶちぎれる。
続く
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