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【WM】初めて、ユニクロコラボを纏う。

ここ数年、ユニクロと他ブランドのコラボ製品の評判の良さをまま耳にするので、先日、ユニクロ×ホワイトマウンテニアリングのダウンジャケットを公式通販で買ってみました。

下着類以外で、ユニクロの製品を買うのはいつ以来だろう。全く記憶にない。

アウターに至っては、初めて買ったんじゃなかろうか。

言葉にはしないものの、正直、未だにユニクロに対する印象は00年代初頭からアップデートできていないのですが、時は流れて世間の印象もじゃっかん変わっているようで、今のユニクロは「ファストファッションだなんていうほど安くもないし、デザインや機能を含めた品質に関しても、まあまあ。」という立ち位置にいる、と聞いています。

CとかUとか、ユニクロに高級ラインがあることも今回初めて知りました。

はてさてこのコラボ先であるホワイトマウンテニアリング、実は製品はひとつも持っていないのですが、製品のクオリティの高さにせよ、他ブランドとのコラボへの積極的な姿勢にせよ、悪い印象は皆無です。

一見アウトドアブランドのような名前ですが、アウトドアガチ勢ではありません。

デザイナーの人(代表)も、もともとコムデギャルソンにいたはず。

調べてみたら06年の設立とのことで、市場でそれなりに注目されるまでの時間を考慮すると、自分の曖昧な記憶ともだいたい合致します。

当時は「アーバンアウトドア」という概念が発展途上というか、着る側にアウトドアギアを街着に落とし込むという発想はあっても、作り手側の着想が、そもそも街着として着るためのアウトドアギアを作るという点において、まだそこまで成熟していなかったというか。

他方、ホワイトマウンテニアリングは当時、かなりソリッドなマウンテンパーカーを作っていたと思うのですが、街で着るアウトドア、街でこそ馴染むアウトドア、という製品を作ることに関して、当時から本気だったし、実際、とても洗練されていた気がするのですよね。

今の製品も、30前半くらいの少し経済的にもゆとりが出てきた若い人が着ていたら、すごくかっこいいんだろうな、と思います。

まあ縷々書きましたが、なぜわざわざユニクロとのコラボ製品を買ってみようかと思った一番の要因は、カシオコラボの腕時計が買えなかったからなのですけどね。

さて、感想。

実物は手元に届いてから初めて見たのですが、結論から書くと、先に述べた、「今みんなが抱いているユニクロ製品の印象わりとそのまんま。」という感じ。特にジッパーの安っぽさは気になりました。

全体的に見て、少なくとも高級感はない。

「あのかっこいいホワイトマウンテニアリング要素が、このユニクロ製品のいったいどこにあるのだろう?」

今回、かなり手厳しく書いたのは、そこに尽きる。

といいつつ、実際に着用してみると、なかなか汎用性は高いのではないか、と思います。
今日のコーデには合わなかったので、拡大と横面のみですが。

(前閉じ)ユニクロ感は拭えないけど、ぼちぼちかなぁ
(前開け)価格も安いですしネ

もっとズボッとしたボリュームのある黒パンを履いて、靴以外はワントーンコーデですっきりさせた方がたぶん潔い。

インナーも、一番上の画像のモデルさんのように、コンパクトにまとめる方がいいですね。

XLを着用していますが、着るとかなりスッキリ見えるというか、そもそも製品としておそらく真冬アウターとしてのユースを想定していないというか、今日のように、ボリュームがエグいボンクラの黒パーカーみたいなインナーを着ると、シルエット感も存在感も喰われます。

そんなところかなー。

          *

恒例の、某シャツ屋さんのオーダーシャツフェア(パターンオーダー・2枚セール)に行ってきました。

背は高くないけれどこういう体格をしているので、サイズを上げるだけでは、スーツスタイルがパジャマスタイルになってしまいます。

なので、スーツであれシャツであれ、オーダーなりパターンオーダーなりはマストです。

シャツは定期的に作ってもらっていますが、スーツはコロナ以降(東京へ出てきて以降)新調していないので、そろそろスーツも、今のトレンドで1着作りたい。

まあそれはそれとして、サイジングに関してだけいえば、超熟練のシャツファクトリーで作る1枚目より、それなりのところで作る3枚目のほうが馴染みます。

そんな理由もあるので、今年も件の某シャツ屋さんに行って、去年作ってもらったシャツを着て、「脇、絞れます?」とか、「肩幅は5mmずつ広げた方がいいかもしれませんねー。」みたいなやりとりをしながら、新しい2枚を作ってもらいました。

今年の2枚は2月半ば以降に完成するらしいので、お披露目はその際に。

流行りのヌイカツ

↑ちなみに昨年は「カンクリーニ」の生地で1枚作りました。錚々たる面子が揃うイタリアのテキスタイルメーカーの中でも、それなりに名門、という位置付けといったところだろうか。

サイズ調整も上手くいきましたし、評判どおり色彩鮮やかで、手触り・肌触りもどこかつるんとしてて、100点に近い出来映えでした。

今回の出来も楽しみですなァ。

そんな感じです。

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