注文したのはPENTAXの一眼レフ
購入を決意したタイミングが、不思議なことに時流に合致してしまうことがあります。珍妙で、メトロノームの同期現象みたいな薄気味悪さもあります。
新しく注文したカメラの話をさせてもらいつつ、いつも通り文章の練習も兼ねてnoteを書いてみます。因みに書いてることは全て「私の場合は」です。
またカメラの話かよと思わず、今回もお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
※本文中の写真はPENTAXのものではありません。
以前から狙い定めたものが時流になっていること
カメラの時代がミラーレスなのはご存じの方も多いと思います。仕組みとして一眼レフは一世代前のカメラになってしましました。ほとんどのメーカーが一眼レフカメラの新規開発を停止して、ミラーレスカメラに移行しています。
そんな中で、PENTAXは一眼レフの未来を作ると宣言したのは記憶に新しいです。
PENTAXはリコーが買収した形になってます。そんなPENTAXは2024年6月にフィルムカメラを新規に発売した、稀有なメーカーです。リコーというより、PENTAXのその心意気が好きなんですよね。
私の欲しいカメラの一つにSIGMA fpがあります。デビュー以来気になっていましたが、未だ購入していません。何年か前にYoutuberの方に取り上げられてからかどうかはわかりませんが、ある種の流行りといっていい、大きな波があります。
そして、今回のPENTAXも似た感じの印象を受けているんですよね。そこまで大きな波ではないのですが、成り立ちに同じ印象を持っています。
面白いのが注目した機種が同じだったりするわけで、これまたシンクロしているようで不思議な気分です。
ん?なぜそう感じるのか、ですか?
目星のつけていた状態の良い中古モデルが市場から消えているからです(笑)。
以前から注目していたとはいえ、なんだか自分が影響を受けてるみたいで。とはいえ、話題になってくれば「私の感覚も大きく外れていないのかも」とぎこちない安心感を覚えたりもします。
そんな偏屈な私が向かへ入れた新たなカメラが、PENTAXのデジタル一眼レフ K-3です。
なぜミラーレスでなく一眼レフ?
私が知っているPENTAXのデジタル一眼レフはist DSからです。その後に出てくるK100DのSR(Shake Reduction:センサーシフト式手ぶれ補正)は本当に衝撃でした。NikonもVRをセンサーシフト型にしてくれればと思ったものです。
私のメインカメラはNikon Z6というミラーレスカメラで、暗い場所でもきれいに撮れます。キットレンズの24-70 f/4 Sは圧倒的な写りで、画質においても困ることはないんです。
運動会などでの遠い被写体も、FTZマウントアダプターを使った70-300 VR初期型で十分可能。プロで私には十分すぎるカメラになっています。
※Z6はいずれ個別にまた書きたいと思います。
そんな素晴らしい性能を持つZ6ですが、写真を撮る楽しさが減りました。あれこれ考えて撮影を楽しむ大部分を機械がやってくれるようになったんです。それも圧倒的に楽で高画質に。
考えなくても一定水準以上をクリアしてくれるんですよね。場合によってはISO 12800でもOK。記録写真には困らなくなりました。
ミラーレスは構造上電子ビューファインダーで出来上がりを確認できます。ワクワク感はそこになく、出来上がる画像を確認しながら設定変更する「作業」になっていきました。
シームレスな撮影体験(笑)。
本来は良いのですが、カシャッと撮ったぞという区切りが欲しいんですよね。そこを一眼レフに求めている自分がいたのでしょうか。
趣味でカメラや写真を楽しんでいる上でいちばん大切なこと、それは自分自身が楽しいと感じることだと思います。
Nikonのカメラを持っているけれど
そうなんです、持っています。貸出中のものも含めると、D80・D5100・D7100とミラーレスのZ6、フィルムのNew FM2を持っています。フィルムを除外しても4機種も保有しています。それでいいじゃないかと思いますよね、違うんですよ。
エントリー機を除いてですが、ニコンは大小あれど「芯が強烈に強い質実剛健」路線なんです。特にレフ機は破壊力あるマシンみたいな感覚です。ただ、今欲しいのはそこじゃない。
2年ほどでしょうか、レフ機に絞って探しました。ニコン以外にも出不精の私なりに可能な限り触りました。Canon、Sony、Fuji Film、OLYMPUS、PENTAXなど調べて、なるべくさわったりして。明確な好みの違いも再認識しました。こういうのが今の自分って好きなんだなと。
なぜPENTAXなのか、なぜK-3なのか
ただ漠然と「PENTAXが良かった」です。恰好つけて書きません。ああこれいいなって思ったんです。エントリー系もそれなりに違いを感じたのですが、より顕著なのは中級クラス以上のものでした。
その時点でPENTAXは確定でした。APS-CのK-7系列、K-5、K-3の路線です。フルサイズのK-1系がありますが、大きさも考慮してAPS-C機にしました。フルサイズが欲しいとか、そういう目的でなかったので。
あとは単純に金額の問題も大きい、メインシステムの入れ替えでないのですから。お金の問題は大事です。安い方が良い、お金があればK-3 Mark III Monochromeと無印2つ買っているでしょう。
調べていくとK-5とK-3でかなりの違いがありました。そのK-3は初期型から現行機のⅢ型まであって、Ⅲ型はかなり高額です。PENTAXをわかってからで新品で買いたくなる機種なのだと感じました。
価格的にも初期型とⅡ型の機能の価格差を考えて決めました。
Ⅱ型との実質的な機能差はRRS(リアル・レゾリューション・システム)とよばれるセンサーシフト機能を使った超解像技術、手ぶれ補正の向上、ストロボを省いてGPSユニットと電子コンパスを搭載したくらいです。
私には三脚をきっと使わないし、価格差を考えたときにスチル専用機として選んだのはK-3になりました。
迷ったのは最初に買うレンズ
最初のレンズとしていくつか願望がありました。基本は安く済ませること。
・安価な単焦点レンズ
・使い勝手の良い普通の標準ズーム
・PENTAXならいっとけSUPER-TAKUMAR
limitedレンズやパンケーキなど、味や癖のあるものは今後考えればいいのです。最初の一本を選ぶのに結構時間を費やしました。
出落ちですが選んだのは、smc PENTAX-DA 35mmF2.4ALというレンズです。換算53.5mmで標準単焦点として使えます。50mmも考えましたがD80とAF-S 50mm 1.8Gと被りますし、使いにくいと判断し35mmにしました。絞り環はないですが、124gと超軽量で開放は明るいF2.4。ボディAFなのでギュインギュインいうタイプです。私はスチルをやるので音は問題ありません。被写界深度目盛りは欲しかったかなと思ったのですが、現代単焦点として考えているので結局これにしました。
続いて使い勝手の良い普通の標準ズームである、smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR です。7.5倍の明るくない普段の使い勝手を重視した普通のズームレンズ。画質を追い求めたものでないので、普通の高倍率なスタート地点を味わうにはというチョイスです。とはいえ、ボディの良さを感じたいので、最初の一本には安価でも写る単焦点に気持ちが傾きました。普段便利にK-3を使う予定はないのです。
最後にさわってみたいという願望ですが、SUPER-TAKUMAR 55mm F1.8か50mm F1.4です。黄変していてもホワイトバランスでなんとでもなるので、後期のトリウムレンズ(アトムレンズ)でも可。焦点距離的に中望遠になるのと、M42マウントなのでアダプターを買う必要があります。初期コストは下げたい一新でいつの日かへ延期しました。
到着を楽しみに待っています。
レンズの発注もしました。保護フィルターとかもですね。どちらの到着が早いのかはわかりませんが、久しぶりのワクワクする気持ちです。
※週末には全て揃う予定です。
どんな写りをするのか、感触はどうなのかまたお伝えできれば良いなと思っています。また、趣旨が違ってくるので、書き方自体をきっと変えますが、ブログの方ではレビューもしようと思います。noteでは違った切り口で単純な製品レビューではない別のなにかを書きたいです。
愛カメラ遍歴に加えるならラストですが、またそれとは違ってくるかもしれませんね。どうなるかなあ。
今のうちに機能などを予習しておこうかな!
それでは、また書く日まで。