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乗りやすい馬を考えてみる③


https://note.com/taraw2055/n/ne5f9c2342786

心と頭と体に余裕がある時に書いてますのでノロノロ更新しています。
もっと簡単に誰にでも分かるような表現でと思いはしますがなかなか…。質問を受けて話すより頭の中のものを自分で出すというのは難しいですね。

そんなこんなで乗りやすい馬を考えるシリーズ③です。

②で書いたリズムの崩れ方2つについて

②では馬場馬術と障害馬術を例に挙げ、リズムが勝手に変わる馬は乗りにくい。それはつまりリズムが崩れにくい馬は乗りやすいということ書きました。

そしてこの中で『歩調が乱れる』『下方の歩法に落ちる』というリズムの崩れ方を出したのですが、この2つについてまず考えていきます。

歩調が乱れる

4節である常歩、2節である速歩、3節である駈歩(収縮時や襲歩では異なる)この節数が何らかの理由によって乱れることを歩調が乱れると表現します。
各歩法で馬は歩幅を変える(大きく歩いたり小さく歩いたり)ことが出来るのですが、求められた歩幅で馬がバランスを保てなくなったことで歩調が乱れるということが起こります。

これは求められたリズムのペースに馬が対応できずバランスを失うことで起こります。ミスステップやリズムブレイク、アンイーブンなどとも呼ばれます。

下方の歩法に落ちる

駈歩や速歩で運動を続けていたいのに
駈歩→速歩·常歩
速歩→常歩
のように下方の歩法におちてしまうリズムの崩れ方です。起こる場面としては図形を描いたり馬に姿勢をとらせようとして手綱での操作を行ったりした際だと思います。

何故この問題が起きるのか?

ずばり言いますと『間(あいだ)がない』ためにこのような問題が起きています。
例えば歩幅3mの駈歩しか出来ない馬がいるとします(現実にはあり得ませんが)。もし本当に3m以外の歩幅で運動出来ないのであれば手綱を使って少しでも馬にブレーキがかかれば速歩か常歩、もしくは停止してしまうでしょう。
また、推進をかけて前に出そうとすれば体がついてこないので手前を変えたり脚がもつれ駈歩を続けられずにリズムブレイクを引き起こすでしょう。速歩でも1つの歩幅しか持たない馬がいるとすれば、操作をすれば常歩か停止、推進をかければリズムブレイクもしくはバランスを崩して駈歩が出てしまうでしょう。

ですので3m以外の大小の歩幅で運動を行うことができれば↑のような問題は起きないであろうと言えます。つまり『間の歩幅』が多ければ多いほど操作を行った際に問題が起きにくい=乗りやすいと考えられます。

次回以降は...

文字だけでひたすらやってきましたが自分でも『つまんねぇー』と思いながらなので読まれている方がいるとすればよりそうではないかと...

しかし、当たり前と通りすぎず深くより細かく考えていくことや、時には疑うことが真理を掴む上で必要だと思います。あとまぁとにかくしつこい性格ですので...。

次回以降はこの乗りやすいに関わる『間』について書いていこうと思います。できれば図みたいなのを作って分かりやすくすることと、そして具体的な作業方法なんかを紹介できればいいなと思っています。ちょっとハードル上げてみます。

また概要みたいになってたらその時はすみません(笑)

たろう。

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