【2023年10月】これから住宅ローンを組むあなたへ-変動金利型ローンと固定金利のお話
こんにちは。副業サラリーマン兼投資家のたらしです。
今日はこれから新しい家を購入し、住宅ローンを組もうとしている方々へ向けて、変動金利型と固定金利について、ローンに最新の経済状況も合わせてお届けいたします。
変動金利型ローン・固定金利型ローンって何?
まず基本からお伝えしますね。「変動金利型ローン」とは、簡単に言うと、金利が一定ではなく、一定の期間ごとに変わるタイプの住宅ローンです。対照的に、金利がずっと同じで変わらない「固定金利型ローン」もあります。どちらを選ぶかは一つの大きなポイントとなります。
金利上昇のリスクを甘く見てはいけない
住宅ローンは多くの場合、長期にわたる大きな借入れです。したがって、将来の金利上昇の可能性を十分に考えずに、現在の低金利だけをみるのは危険です。特に、変動金利型は金利上昇の影響をダイレクトに受けるため、そのリスクは無視できません。
変動金利型のリアルな影響
変動金利型の住宅ローンは、金利の上昇に応じて返済額が増加します。これは、家計に余裕がある人には適しているかもしれませんが、最大限の借入をしてしまうと、将来の金利上昇に対応することが困難になり得ます。
例えば、夫婦の一方が失業した場合や子供の教育費が想定以上にかかった場合など、不測の事態が発生したときに返済が苦しくなるリスクがあります。
フラット35の比較と借り換えの選択
一方、住宅金融支援機構が提供する全期間固定金利型住宅ローン「フラット35」は、現在の金利が年1.8%台と、変動金利型と比較して高めですが、過去を振り返るとそれほど高い水準ではありません。金利上昇のリスクを考慮すると、変動金利型から固定金利型への借り換えも一つの選択肢です。
固定金利のメリット
固定金利型の住宅ローンの最大の利点は、返済額が一定であり、総返済額を確定させることができる点です。金利の変動に左右されず、家計管理がしやすく、余裕資金を投資に回しやすいというメリットがあります。金利が高騰するような経済状況では、全期間固定や固定期間選択型の住宅ローンがより魅力的になります。
とここまで固定金利を中心に書いてきましたが、現段階で個人的におすすめするのは、「変動金利」です。ただ、上記の変動金利のリスクやデメリットを理解した上で、最終的には、ご自身で選択してくださいね。
なぜ変動金利型がおすすめなの?
それは主に2つの理由からです。
金利の上昇が予想されるのはいつ? 新規に借りる人の金利が上がる可能性があるのは、マイナス金利政策が解除される時です。では、マイナス金利はいつ解除されるのでしょうか?現在エコノミストたちが予想しているのは来年の2024年4月頃です。意外と近いじゃんと思った方安心してください。
金利の上昇幅が限定的 日本の経済状況から、日銀の利上げは1.0%まで、おそらくは0.5%で止まる可能性が高いと見込まれています。これは、変動金利が固定金利を上回ることはあっても、その逆転状態がローン完済まで続くことは難しいとされています。アメリカのように大胆に金利を上げてしまえば、現在7割以上が選択している変動型金利の支払い者は、多くが支払いに滞ります。そこまでアメリカができるのは現在も経済成長があり給料も上がっていることが理由です。
変動金利型で借りたお金、どう使う?
もし変動金利型でお金を借りる場合、返済負担が軽い分、あなたは追加で手に入れた資金をどう使いますか?一つの案としては2024年から始まる新NISAへの投資にまわすです。
現在の低金利で支払いを安く抑えて年率5%程度が見込める全世界株の投資信託などを積立購入を継続するる。そうすることで金利上昇の際も資金の増加があるので対応が可能になるという考え方です。
間違っても支払いが固定金利より安くなったから、その差額分お小遣いで使える〜と喜んで消費に回さないようにしてください。
将来の金利動向にはどう影響される?
将来の金利動向を少し考えてみましょう。今の物価上昇は一時的なもので、マイナス金利の解除はあっても、ゼロ金利解除まで進む可能性は低いとされています。
むしろ、中小企業が賃上げを続ける余力はないため、物価上昇率は将来2%を割り込む可能性があり、そのときには金融緩和に逆戻りする展開もあり得えます。つまり、大企業だけでなく日本の9割以上を占める中小企業全体が盛り上がりを見せるような経済発展を取り戻さない限り大きな金利上昇は考えにくいということです。
まとめ
今回は、今から住宅ローンを借りようと考えている人向けに変動金利と固定金利についてお届けしました。個人的なオススメは「変動型金利」の選択です。
理由は以下の通り
変動金利型は長期的に見て得: 将来の金利上昇が限定的であるため、変動金利型を利用しても安心です。
資産形成も忘れずに: 低い金利でお金を借りることができる今、投資を通して将来に備えましょう。
未来の経済を見据える: 金利動向や経済情勢も考慮に入れ、柔軟な資産運用を心がけましょう。
これから住宅ローンを組むみなさまが、長期にわたり安心してローンを組む手助けになれば嬉しいです。家を買うことは、一生の大きな買い物です。しっかりと固定金利と変動金利のメリットデメリットを理解して選択してくださいね。
また常に経済状況は変化しますので、情報収集を心がけて知識をアップデートしてくださいね。この投稿でも何か変化があれば随時発信していきます。
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