【第49回】高校生にもわかる『NISA恒久化』について
こんにちは。副業サラリーマン兼投資家のたらしです。
この記事を読んでいる人の何パーセントがNISA制度を利用しているでしょうか?きっと金融情報に興味がある方が多いと思うので、ほとんどの人が利用していると思います。
さて、そんなNISAに大きな変化がありそうです。先日岸田文雄首相は22日、ニューヨーク証券取引所(NYSE)で講演し、時限措置のあるNISAについて「恒久化が必須だ」と表明しました。
NISA恒久化?とはどういうことなのかについて、本日は高校生でもわかるように内容をお届けします。
恒久化とは、一時的な措置や暫定的な処理として実施されているものを、恒常的な(一定で変わらないもの)ものです。
ぜひ最後までご覧ください。
それでは、お金の授業スタートです。
①現行のNISA制度を振り返る
現在NISAには、一般NISA・つみたてNISA・ジュニアNISAの3つの種類があります。
それぞれ条件は上図の通りなのですが、NISAの一番のメリットは投資して出た利益に対して非課税になるという点です。
通常の場合は、100万円投資して、100万円の利益が出たとします。その場合利益に対して20,315%の税金がかかります。
つまり100万円の利益に対して、20万3,150円の税金が取られるわけです。これがNISA口座を利用した場合、利益の100万円がそのまま引き出すことができるというものになります。
②現行のNISAの問題点
現在の「つみたてNISA」は投資可能期間が42年まで
例えばつみたてNISAを始めても、投資可能期間が42年までのため、20代で始めても20年間後は40代で非課税投資期間が終わってしまいます。しかしNISA恒久化になれば期間が関係なく投資が可能になるので、いつ始めても資産形成が可能になるわけです。
金融商品の入れ替えができない点にもある
現在のNISA制度では、一度購入した商品を売却してしまうと、その分の非課税枠はなくなってしまいます。これは最初からしっかりとした投資商品を選べれば良いですが、あとで変更しようと思った時には遅いというようなことにもなる可能性があります。
ただNISAで購入できる投資商品は、あらかじめ金融庁が精査したものなので、凄くへんな投資商品はありません。
非課税限度額が安い
NISA制度は、もともと英国のISA制度を手本につくられたものです。
そのISAとNISAを比べてみると以下の通りです。
年間投資枠を比較すると、英国ISAは約320万円。一方日本のNISAは120万円と半分以下です。
これでは、もっと投資したいと考えている人達には物足りない制度になっているわけです。
③なぜここにきてNISAを恒久化するのか?
それは、先に書いた英国ISAが恒久化にしたことで、その後7年間でISA資産残高が1.7倍に急増したという調査(日本証券業協会の実態調査)をもとに、NISAも同じようにしたいという狙いがあります。
また岸田首相は「貯蓄から投資へ」というテーマを掲げて取り組んでいます。NISAの普及率もまだまだ低水準です。今回の恒久化が実現すれば、そのメリットを最大限打ち出し、日本の預金文化を投資文化に変えることができるかもしれません。
④NISA恒久化になった場合の破壊力が凄い
NISA恒久化をまとめると以下の通りです。
一般NISA・つみたてNISA・ジュニアNISAが一本化される
未成年者も対象になる
投資枠と年間上限額の拡大(年間300万円?)
現行のNISA制度はなにかとわかりにくいのが、一本化されることでよりわかりやすくなります。また未成年者はジュニアNISA制度を利用するしかありませんでしたが、恒久化することで未成年者も口座開設が可能になります。
また投資枠の拡大も検討されています。
年間300万ということは、月25万円となります。もしこれが実現すれば以下のようなことが可能になります。
いかがでしょうか。20年で億万長者の仲間入りです。月25万円の投資額なんて自分には無理なんて思わないでください。
収入を増やすことと支出を見直していくことを徹底的にやっていけば達成できる可能性は十分にあります。
副業をはじめたり、家計簿アプリを使って効率的に投資にまわして億万長者への道を突き進みましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回はいま話題の「NISA恒久化」についてお届けしました。実現すれば以下のような変化があります。
①一般NISA・つみたてNISA・ジュニアNISAが一本化される
②未成年者も対象になる
③投資枠と年間上限額の拡大(年間300万円?)
年間300万への投資枠をMAXで使えば20年で億万長者へなれます。
お金の心配から解放されれば間違いなく大人を楽しむことができます。
それでは、今後も大人が楽しめる人生を送るために必要な「お金」「健康」「人間関係」「投資」についての情報を発信していきますね。
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