ジャパンカップ 回顧

勝ち馬   ヴェラアズール
勝ち時計   2.23.7

4頭の海外馬が参戦したジャパンカップ。勝ったのは日本馬のヴェラアズール。G1初挑戦で初勝利。重賞は京都大賞典に続く2勝目。

展開
ユニコーンライオンが引っ張る形になりました。2400mもあってスローペース。ただ縦長にならず、意外と団子状態になったかと。マイルCSの時もそうでしたが、外国人ジョッキーが加わると、引き締まった感じになるのか…位置取り的には誰でも勝負出来る形になってました。

ヴェラアズール
道中は後方からじっくり脚を溜めて、直線少し開いたところを追い出し、前を走るヴェルトライゼンデ、シャフリヤールを差しきりました。
これは正直驚きました。ポテンシャルは相当なモノを秘めてますね。あとはここまでの末脚があったのにもビックリしました。どちらかと言うとパワー系と思っていましたので。
もう一つは鞍上のエスコートも大きかったのではないでしょうか。

シャフリヤール
この距離は現メンバーではスペシャリストの一頭。道中はダノンベルーガをマークして直線へ。併せたかったのか、馬場を取りにいったのかわかりませんが、最後ダノンベルーガの進路を潰してしまいました。デムーロ弟は上手いものの、少し荒さが目立ちますね。

ダノンベルーガ
その不利を受けたダノンベルーガ。外枠としては理想的な位置取り。直線向いてからは一瞬勝てるか?と思いましたが、残り200m過ぎてから脚色が鈍りました。外を回った分か状態面か距離なのか…。いずれにしろ、ハーツクライ産駒なので、これからの成長に期待です。

ヴェルトライゼンデ
本命馬。道中は内でじっくり脚を溜めて、折り合いつつ直接へ。前がなかなか開かなかったものの、開いてからは末脚が伸びました。しかし、1着2着馬には及ばなかったところをみるに、善戦マンが否めない感じが…。

デアリングタクト
道中後ろからは仕方なし。直線向いてからは進路が見当たらず。左右へ切り返しながら猛追して4着確保。スムーズなら際どかったのではないかと思います。あとマーカンドジョッキーの激追いは凄い迫力ですね…

今回のG1も一番人気は敗北。今年は一番人気の勝率があまり良くないですね。年度代表馬はこのままいくとタイトルホルダーですが、このあと有馬記念の一戦のみ。敗北しても恐らく変わりないですが、凱旋門賞の惨敗もあってか、何かしっくりこない感じもします。
以上雑感でした。

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