見出し画像

生きるのがしんどい会社員が、ニートになって気づいたこと

「この生活、いつまで続くの?」

朝の満員電車に揺られながら、ふと考える。
平日は朝から晩まで仕事。
土日は疲れて家でぐったり。
そんな日々の繰り返し。

仕事終わりに副業をしたり、休日に遊び回る人たちはすごい。
自分にはとても真似できない。体力がもたない。
今の会社が嫌いなわけではない。
でも、このまま同じ生活を続ける未来が見えたとき、心が少し重くなった。

だから、会社をやめることにした。


実家でのニート生活

仕事をやめた解放感。
どこか現実味のない不思議な感覚。
目覚ましなしで好きなだけ寝られる。
いつ寝ても、いつ起きてもいい。
それが何よりも幸せだった。

働いているときは、いつも「帰ったらゲームしよう」と思っていた。
でも、帰る頃には疲れ果て、ゲームを起動する気力はない。
マンガや本を買っても、積ん読のまま。
そんな日々の反動のように、好きなだけ遊んだ。

ここには、朝の満員電車はない。
顧客からの無理な要望も、現場での緊急対応もない。
営業のノルマも、上司の小言も、長い会議も、理不尽な残業もない。
すべてから解放された。

まるで、宿題のない夏休みだ。
朝から晩までダラダラしてもいい。
誰にも邪魔されず、何も考えずに過ごせる。
この自由が、たまらなく心地よかった。

徐々に膨れ上がる不安

本当に夏休みなら、いつか終わりが来る。
でもこれは違う。終わらない夏休みだ。
休みだったはずの時間が、いつしか普通になった。

朝起きても、ワクワクしない。
寝転がりながら、スマホをいじるだけの毎日。
あんなに嬉しかった休みに、心が動かなくなる。
ああ……頑張った後の休みが最高だったんだなと、あらためて思い知る。

「これからどうしよう?」
徐々に、不安が高まる。
銀行の残高を確認するたび、心が沈む。

周りの友人から届く、結婚報告のメッセージ。
「そういえば、今何やってんの?」
……何やってるんだろうな。

親からの、気を使うような視線。
「これからどうするの?」
……俺が知りたいよ。

今日も社会は回っている。
自分がいなくても、何の問題もない。
「みんな、頑張ってるな……」

もう一度、会社員に戻れば、この不安からは解放されるだろうか。
でも、また、かつての生きづらさを味わいながら、定年までひたすら耐え続けるのだろうか。

働いてもしんどい。
働かなくても、しんどい。

気づき:生きることはしんどい

会社員だからしんどいと思っていた。
でも違った。ニートもしんどいのだ。主にメンタル的に。
よくよく振り返ってみれば、学生時代もしんどいことが多かった。
授業、課題、テスト、部活、人間関係など。

トータルで考えると、自分にとって生きることはしんどいらしい。
それを何とかごまかしながら、社会人になり、とうとう限界がきたということだ。
残念な現実に気づいても、人生は続く。……厳しいね。

だから、自分に合うバランスを探すことにした。
それはきっと、会社員とニートという両極端の間にあるはずだ。
試しに、バイトをやってみた。

感想:バイトだけで生活するなら、会社員のほうがいいかな

自由はあるが、将来が見えなかった。
1日で比較すると、バイトは会社員と同じか、それ以上に疲れる。
立ち仕事なら体力的にきついし、座り仕事なら単純作業が続く。
また、仕事としての発展性も、給料の伸びしろもない。スキルも経験も積みづらい。

これまでの経験から、自分のしんどさへの耐性を振り返ってみる。
孤独には耐えられる。でも、停滞は無理。
金欠には耐えられる。でも、寝不足は無理。

フリーランスを目指すことにした

たくさん寝たい。
でも、挑戦のない人生は虚しい。
ただ消費するだけの毎日は、思ったより味気なかった。

会社員も、バイトも、ニートも無理だった。
フリーランスなら、ちょうどいいしんどさの中で生きられる気がする。
もちろん簡単じゃない。
だから、まずはやってみる。

「自分のペースで生きる」
これが一番しっくりくる。
すぐにうまくいくとは限らない。

また挫折して会社員に戻るかもしれない。
不安はある。
それでも、自分で選んだ道なら、しんどくても前向きに進めると信じて。

まとめ

みんな、それぞれのしんどさを抱えて生きている。
そんな当たり前の話。
自分にとって何が大切で、何になら耐えられるのか。
それを明確にすると、生きやすくなるはず。
気楽に、気長に、気負わずに。ゆるく進んでいきます。 

読んでいただき、ありがとうございました!
ほんの少しでもいいと思ったら、スキをもらえると励みになります。



いいなと思ったら応援しよう!