ヴァルプルギスの夜
【ヴァルプルギスの夜】
4月30日の日が沈む頃、ドイツのブロッケン山にはたくさんの魔女が集まり、大きな かがり火の中で魔女たちが輪になって踊り明かす集会(サバト)があります。
春の到来を祝福して夜通し踊り、奇声を発するなどして宴は繰り広げられ、5月1日の未明・朝の一番鶏が鳴くまで続けられるそうです。
この時、植物達は不思議な力でグングンと育つとか。春は魔女達が連れてくるともいわれており、この日はユール(冬至)やリーサ(夏至)に匹敵するほど大切な祝祭。
この日は、あの世とこの世の境目や、過去と未来など色々な世界の境界線が曖昧になると云われており、遅い時間に森に入るのは危険とされていました。人間ではないもの達も姿をあらわすといいます。
妖精のいたずらで、緑の迷宮に迷い込まないようにご注意を。
ささ、みなさま。
不思議な春の夜と一緒に、花や植物達がキラキラと輝き出す季節がやってきますよ。
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