映画『怪物』ネタバレあり感想メモ
見てきました。
友人が、とにかく前情報を入れないで欲しいと訴えていたので、あらすじすら知らぬまま見に行きました。カンヌでクィア系の賞を取った、安藤サクラが出てるらしい、という情報だけどうしても避けられなかった。監督と脚本はもともとどこかで聞いていた。
以下ネタバレあり感想というかメモです。もっと深い考察はどこか他にあると思います。
高畑充希に過保護の話をさせるのってわざと?だからあの役高畑充希なの?と思うくらい、高畑充希の使い方が贅沢(もちろん会話のテンポなどオマージュ以外にも高畑充希さんのすごさを感じるところはあるけど)
安藤サクラに生まれ変わりのセリフがあるのもわざと?撮影時期かぶってたのかな…
最後はやっぱり亡くなってる、と解釈。生きづらさ、世の中のスタンダードと違うことに悩む気持ちで追い詰められていたのだと思うけど、子供なりの論理があるのだろうけど、嵐の中のあの行動はあまりに無邪気で、大人になす術がなさすぎて残酷。
誰もが誰かにとっては怪物だし、自分のことを怪物だと思うこともあるんだと思う。ただ、絶対的な"怪物“も中にはいたのでは。安藤サクラの訴えをのらりくらり取り合わない教頭、旦那に罪をなすりつける校長先生、我が子を豚の脳と言い虐待する中村獅童、放火犯。この3人はさすがに見方を変えれば〜では済まない"怪物"だと思ってる。
安藤サクラが学校に乗り込むシーンでの学校側の対応、流石に普通に真摯さが無さすぎるのでは。安藤サクラからの見え方がひどいのは突然として、永山瑛太視点でもやはりずさんな対応。校長教頭のやり方、教員児童双方を馬鹿にしてる。
湊が中村獅童の虐待発言を永山瑛太のものとして安藤サクラに伝えたのは、星川くんという存在を知られたくなかったから身近な大人の名前を代わりに伝えた?安藤サクラがそんな大事にするとも思わず。
猫の件を目撃した女の子、なんで後になって永山瑛太の梯子外したんだろう。気分?
今どき組体操やる学校とか、男らしく〜というような言葉遣いしちゃう先生ってあるのかな。
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