8月19日 「13日でのべ7軒」
8月19日(土曜日)
長かった帰省を終えて自宅に戻ってきた。
台風と大雨の影響で一昨日まで新幹線は大荒れ、土讃線も昨日まで運休があったから、無傷な状態で予定通り移動できたのはこの夏に関しては幸いだった。もちろん、計画を立てる時点では列車の運行状況なんて分からないから、無傷なのはまったくの偶然ではあるのだけれど。
夜10時に家に着くと、室内は34℃だった。ベランダのツルムラサキたちは予想に反して無事だった。
長期不在は家の心配がつきまとう。泥棒が入っていないかとか、火事になっていないかとか、水道管が破裂して水浸しになっていないかとか、本の重さで床が抜けていないかとか。おかげさまで何もなかったようでよかった。
3、4日の帰省なら、旅行と同じようなものだ。1週間を超えると、「生活」を持って帰らないといけない。腰を据えられるところは据えないといけないし、けれどもどうしたって立場は不安定で、どうしても心身に「落ち着けなさ」が残る。迎え入れる方も大変だと思うから、こんなことを思うのは申し訳ないのだけれど、それはそれとして。
ようやく安寧の日々。
帰省中にのべ7軒のうどん屋に行った。序盤に3日連続で昼にうどんを食べたときは、3日目に「この生活をしていたら倒れるな」と思った。普段の食生活からの極端な変化に体がついていけなかったらしい。体がフレッシュな野菜を求めているのがわかった。この感覚がなくなったら、そのとき僕の体はもう健康じゃないんだろうという気がする。あるいは毎日うどんでも耐えられる体への改造が完了したかのどちらか。
さて結局、この帰省では8冊の本を持ち帰り、そのうち5冊を読みました。それ以外に実家にあった本1冊と、同じく実家にあった漫画『僕のヒーローアカデミア』の1巻~14巻(14巻までしかなかった)。
消化率(というのか)は、なかなかよかったと思います。乗りながら、「いま新幹線が止まっても読むものが残ってるから大丈夫だな」と精神的な余裕がありました。
惜しむらくは、読みながら食べようと思っていた新幹線の車内販売のアイスクリームが売り切れだったこと。乗っている途中で新鮮な(?)アイスが買えるのが新幹線のいいところだったのだけど。