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城南書店街に出店しました

 香川県丸亀市の城南エリアにあるシェア型書店「城南書店街」に棚を借りました。
 住所としては山北町、目印でいうと、ぽかぽか温泉や一鶴中府店の近くです。私の感覚では丸亀駅からも徒歩圏内(2キロぐらい)です。

 シェア型書店というのは、棚の一区画を個人が借りて本を置き、売る場所(店)です。「常設の一箱古本市」をイメージするとわかりやすいかもしれません。
 棚(参加者)によって置いてある本や本の置き方は全然違うので、全体で見ると統一感はありませんが、だからこそ何に出会うかわからないという楽しみがあります。

 シェア型本棚に参加するのははじめてなので、試行錯誤中ではありますが、当面は特集・フェアの形で棚を作っていこうと思っています。2ヶ月ごとぐらいに棚の本を総入れ替えする予定。

 記念すべき第1回目の特集は、「カヌーイスト・野田知佑の世界」です。
野田さんの本をわが家からひと抱え持ってきました。
 3月で亡くなって3年。おそらく世代的には、若い人にはあまり知られた存在でないかもしれない。でも、いまの時代だからこそ胸が躍る、そういう川の旅を続けてきた人です。

 次回以降のラインナップについても、このnoteやインスタグラムでお知らせ予定です。
ファンとして、ファンを増やしたい。そういう思いで、今後も棚を作っていけたらと思っています。
 立ち読みだけでもお気軽に。

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野田知佑(1938〜2022)
カヌーイスト。熊本県出身。1982年に『日本の川を旅する』で日本ノンフィクション賞新人賞を受賞。ツーリング・カヌーや川遊びの先駆者として、80年代以降にカヌーブーム、ユーコン川ブームをもたらした。
飼い犬・ガクとのコンビでの川下りは特に有名。日清チキンラーメンのCMへの出演、椎名誠率いる"第二次あやしい探検隊"(通称"いやはや隊")のメンバーとしても活動。
また生涯、ダムをはじめとした河川を壊す公共事業の無益さを説き続けた。晩年は徳島県の日和佐町で暮らし、小学館「BE-PAL」誌でのこぎおろしエッセイ「のんびり行こうぜ」は1984年から死の直前まで続いた。

(ナベシマより)
豪快にして知的、乱暴であり繊細、厳しい言葉の一方でユーモアにあふれ、行き過ぎた文明に警鐘を鳴らしながら変わってしまった故郷への甘い思いを捨てられない。
嫌われることを恐れず、大切にしたいものを主張し、気に入らないことは冷徹に突き放す。自分に逃げ道を用意せず、その責任はただ本人が一身に背負っている。
そんな川に生きた一人の生き様や文章を、ぜひ読んでください。

「風鈴書房」という屋号です

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