海外ドラマ紹介「アンという名の少女」
今回は少し前にハマって見てしまった、映画ではなく海外ドラマの紹介です。
Netflix「アンという名の少女」(Anne with an E)
【評価】内容:★★★★☆ おすすめ度:★★★★☆ 見やすさ:★★★★☆
誰もが聞いたことある「赤毛のアン」の実写ドラマです。(知らなかったらすいません)
自分は幼少期に赤毛のアンのアニメをちらほら見ていただけで、内容は特に知らないし覚えておらず……。「昔ちょっと見たなぁ」くらいで見たのですが、たっぷり楽しめたので紹介します。
【簡単な内容】
カスバード兄妹が孤児院から養子を取ろうと「男の子」をお願いしたが、手違いから赤毛の少女「アン」が来てしまった。最初は戸惑うカスバード家だが、やがてアンを養子に向かい入れることになり、物語が始まる。
【見どころ1】
アンの好奇心旺盛で勇敢な性格が人を変えていく。
主人公アン・シャーリーは出だしから妄想癖が凄く、ずっと喋りまくっている。最初は私も「めっちゃセリフ長っ…」とか思いながら半分引き気味で見ていたが、アンの周り(私自身を含め)アンの魅力に引き込まれていきました。
アンが住むことになる地「グリーンゲイブルズ」は「新しい物」「見慣れないもの」を最初から良くないものと決めつけて非難し、アンの事もなかなか受け入れらてもらえません。最初は傷つくアンですが「私は負けない」と自分を鼓舞し少しずつ理解してくれる友達が増え、次第に馴染んでいきます。
私は私、自分の価値は自分で決めると言い、周りから傷つけられながらも前を向いたアンがとてもカッコいいです。そしてアン自身は差別をせず、どんな人もアンだけは見放しません。
想像力豊かでしゃべりすぎでは?とも思いますが、憎めないし勇敢で偏見もないアンにあなたも惹かれると思います。こうなったらもうこの作品の虜!笑
【見どころ2】
アンの周りの人々がみんないいキャラしてる。
アンでの周りには家族になったカスバード兄妹、最初の親友ダイアナ、いじめっ子の男子達、ライバルのギルバート等々…、たくさんの個性豊かな人達が出てきます。
中でもカスバード家兄:マシューカスバードが優しいし可愛い!おじいちゃんですが、この表現は間違ってないと見てくれたあなたは分かってくれると思います!アンをとても大事に思っている方の1人。
次に親友のダイアナ。お金持ちの家に住む長女のダイアナですが、アンが来て一番最初に仲良くなる女の子。これがもう本当にいい子なんです!!常にアンの見方ですが、悪い時には悪いとアンを叱ってくれます。この子には本当に幸せになってほしい…(誰)
他にもおしゃべりで詮索好きのレイチェル、そしてその妻大好き夫など、個性豊かで飽きません!いろんな人達とアンの絡みも見てて楽しかった所の一つですね。
【感想】
当時の時代背景は忠実で、それが良くもあり悪くもある。
全体的におもしろかったし、笑いも怒りもして、良い意味で心を揺さぶられた作品でしたが、思い出すと黒人や異邦人の偏見や差別もかなり出てきていました。
実はこの作品シーズン3で終了しており、「打ち切り」という形で終わっています。理由ははっきりしておりませんが、考察などによると黒人・異邦人の差別があまりにもリアルだったからとのこと。これが本当の理由だったとして、差別は今もなおニュースになるほど問題になっていますよね。ただこの作品はそれを助長するような作品ではなかったし、今後こういった問題で映画やドラマが終わっていくのは悲しいなって思いました。
「え、打ち切り?途中で終わるの?」と思った人もいると思いますが、個人的にはここでこの作品は終わってもいいかなという区切りで終わってくれたので良いかなと思います。ただ全部がスッキリ終わってはおらず、問題が解決途中の部分もありますが、そこはこれからも続く…と思えばいいのではないでしょうか。
出来たら是非続編作って欲しいけどね!!笑
【最後に】
原作読者からするとかなり忠実に作られているみたいですよ。
本当におもしろいので是非見てもらいたいです。みんなもNetflix契約して映画やドラマを楽しみましょう!!!
(2020/11/13)