Manifold「マ」で1種類のNFTをミントできるサイトを作る方法
こんにちは。チビ画伯ママです。今日もNFTクリエイトしてますか?
今回は、Manifold(通称「マ」)を使って今流行りのPASSを独自コントラクトで発行できるミントサイト(Claim Page)を作成する方法を解説します。
PASSは発行するつもりないんだよな・・・という方もいらっしゃるかと。
PASSのような形でなくても、わたしが大好きなMai Kanoさんがお使いのように、季節にちなんだ作品を複数枚ミントできるようにも使えます。
普段は一点ものを作っているクリエイターさんの、新しい収入の作り方になったらいいなと思っています。
なお、一点ものの作品の作り方もこちらの記事で説明していますのでよかったらどうぞ。
では、順番に説明していきます!
GoeliテストネットのETHを入手する
Manifoldでは最初にGoeliテストネットでコントラクトをデプロイします。
つまり、本物のイーサリアムチェーンではないネットワークでお試しで作ってみて、問題がないかをチェックできるのです。
Goeliテストネットはこちらです。
GoeliテストネットでのETH入手方法は別のエントリーにまとめました。
Manifold Studioにアクセスする
Manifoldのサイトはこちら。
まず、ウォレットを接続します。
ウォレット接続後、プロフィールを設定します。
わたしは名前だけ登録しました。メールは設定しなくても大丈夫です。
マイページができました!
Goeliテストネットでコントラクトをデプロイする
Overviewタブの下のほうに「Ready for your first contract?(最初のコントラクトを作る準備はいいですか?」とあるので、「New contract」をクリックします。
コントラクトというのは、OpenSeaでいうコレクションみたいな、自分が作ったNFTを入れた箱のようなものを想像してもらえればと思います。
(実際は全然違うのですが、説明が難しい!)
わたしの場合はこんな感じで入力しました。
ASCII MARKのところは、好きなアスキーアートを設定できます。
今回は1つのトークンIDで複数枚になるよう、TYPEはERC1155にします。そこだけご注意!
(たぶんERC721だと手裏剣NFTみたいに別々のトークンIDのNFTができてしまいます)
わたしはここでアスキーアートを作りました。
入力後、「Deploy on Goeli」をクリック。
デプロイというのは、そのコントラクトを実際にブロックチェーンに刻むことです(たぶん)
するとメタマスクが立ち上がるので、Faucetから入手したGoeli ETHでデプロイのガス代を支払います。
🔥💎アイコンが降ってきて、無事Goeliテストネットにデプロイできました~!
GoeliテストネットでNFTのミントサイト(Claim Page)を作・・・れない?
つづいて、NFTをミント(発行)するサイト(Claim Page)を作ります。
Tokensタブをクリックします。
「Create」をクリック。
PASSのようにたくさんの同じ絵柄のNFTを他の人がミントできるようにしたいなら「Claim Page」なんですが、イーサリアムメインネットにデプロイした後でないと作れないようです。
たぶんですがそれぞれこういう意味かと思います。
Single Token:1枚絵の作品を1つ自分または他のウォレットにミント。OpenSeaなどのマーケットで販売も可能。
Claim Page:有料または無料でミントできるミントサイトを作成
というわけで、先にイーサリアムメインネットにコントラクトをデプロイしちゃいましょう。
イーサリアムチェーンでコントラクトをデプロイする
Overviewタブに戻り、「Deploy on Mainnet」をクリック。
デプロイするとコントラクトが永遠に刻まれちゃうけどほんとにいいの?と聞かれます。name(名前)、symbol(略称)、type(ERC1155かERC721か)、ASCII artwork(アスキーアート)はデプロイ後は変更できません。
OKなら「LFG」をクリック。(ちなみにLet's FXXking Goの意味です)
メタマスクが立ち上がり、メインネットに切り替えを促され、ガス代を払います。
するとイーサリアムチェーンにデプロイできました!
「Go to Dashboard」でダッシュボードへいきましょう。
するとあれ?Goeliでトークンをミントするのをすっ飛ばしてるような表記・・・
イーサリアムチェーンでNFTのミントサイト(Claim Page)を作る
順番が前後しましたが、失敗したくないので、Goeliでトークンも作っちゃいましょう。「MINT A TOKEN ON GOELI」をクリック。
※ちなみに後ほどGoeliでのトークン作成は失敗します。Goeliテストネットではなく、イーサリアムメインネットで直接作っちゃってOKです。
Tokensタブに移動し、上のチェーンをGoeliテストネットに直して、「Create」をクリック。
ここを埋めます。
とりあえずこんな感じに入れました。右上の「Next」をクリック。
続いて、Claim Pageの設定です。(確定後も、ガス代を払えば変更できます)
・Edition Price:1枚の価格
・Total Supply:トータル発行枚数
・Start Date:スタート日時
・End Date:終了日時
・Who can claim?:誰がClaim(ミント)できるか
・How many tokens can each wallet claim?:ウォレットあたりの最大ミント数
設定できたら右上の「Next」をクリック。
続いてページの設定です。(確定後も、ガス代を払えば変更できます)
Claim Page URL:URLの最後の部分を入力
Description:詳細説明
こんな感じで入れました。また「Next」をクリック。
すると最終確認画面に。
するとあれれ、イーサリアムメインネットにスイッチしろと言われます。とりあえずこのまま進めると・・・
うーん、やっぱりGoeliではClaim Pageは作れないようです。
Goeliテストネットでのテストはあきらめて、イーサリアムメインネットで作ることにします。「ネットワークを切り替える」をクリック。
あれれ、エラーになりました。
上の表示が「Mainnet」になっていることを確認して、再度「Publish」をクリック。
Register the claim extentionでガス代を払います。ああ高い・・・
続いて今度こそCreate a claimのガス代(ToT)
どうやら無事Claim Pageを作れたようです!
Airdropタブではエアドロするウォレットを指定できます。
試しに自分のアドレスを入れてみました。
エアドロにはガス代がかかります。(高いのでやめましたw)
Edit tokenタブでは、画像、クリエイター名、Description、Propertiesなどを変更できます。(要ガス代)
Rulesタブでは、開始/終了日時、Claim対象者、ウォレットあたりのミント数、Allowlist管理などができます(要ガス代)
PageタブではClaim Pageの表記を変更できます(要ガス代)
ミントサイトを開いてみると、こんな感じになってました。
なぜか自分のウォレットを接続したブラウザだとエラーになってしまったのですが、無事できています。
ロイヤリティを設定する
販売する前に、ロイヤリティを設定しておきます。(要ガス代)
わたしもよくわかってないのですが、まず「On-Chain Royalties」に自分のウォレットアドレスを入れて10%にして「Save Royalties」をクリック(要ガス代)
その後、下のOperator FilterをEnableにします(たしか要ガス代)
でもこれだけでは足りないようで、その後「OpenSea Royalties」の表示がこんなふうになるので、「collection」からOpenSeaのコレクションの編集ページでさらにロイヤリティを設定しました。
げ、ガス代2,000円・・・!
まだ二次流通してないので、OpenSea側での設定はあとにしておきます・・・
※追記:ここで(OpenSeaのコレクション編集ページで)このロイヤリティの設定をしておかないと、二次流通してもロイヤリティが入りませんでした。ご注意!
以上がManifold(マ)でのClaim Pageの作り方でした。
この方法で作ったNFTは、バーンして新しいNFTに引き換える(Redeem)ことができます。
そのサイトの作り方はこちらをご覧ください。
ちなみにわたしが作った日は一日中ガス代が高く、全部で7,000円以上かかりました(汗)
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