【マタニティ】お花畑にはなれない私たち③ 〜出生前診断、初期破水〜
前回の記事に続き、その後のマタニティ生活について書きたいと思います。
出生前診断受けるか否か問題
※出生前診断については、賛否ある内容だと思うので、個人的意見だと思ってお読みください🙇♀️🙇♂️
12週の壁を越え、安定期まであと少し!
と言うところに来て次に私たち夫婦を悩ませたのが
『出生前診断』を受けるか否かということでした。
35歳を超えてる夫婦には、形式的に説明があるという事前情報は仕入れてました。
ご察しの通り心配性な私たち夫婦は、この件に関して早めの段階で話し合ってました。
と言っても、私は35歳。夫は30歳。
まだ若い(?)夫にとっては目から鱗の話だったようで、はじめは戸惑っていました。
『出生前診断を行うことにより、形態異常(見た目でわかる異常)や染色体異常(見た目だけではわからない異常)といった胎児の先天性疾患(病気)を調べることができ、生まれる前に赤ちゃん(胎児)の状態を観察・検査し、胎児に治療や投薬を行ったり、また出生後の赤ちゃんの治療の準備をしたりすること、そしてお母さんの健康管理を行うこと。』
と言われておりますが、多くの夫婦は安心を得るために受けると思います。
私たちも色々受けるにあたって自分達に言い訳をしていたけれど1番は『安心』が欲しかった。
でもそれって何もない前提だし。
果たして、結果は安心となるのか?
万が一、何かわかった時に私達はどういう判断をするのか。【諦める。】ということをするのか。
もし何があっても【産む】を選んだ時、果たしてそれは親のエゴではないのか。
どちらを選んでも私達が願って授かった命を私達のエゴで決断することはできるのか。
でも早く分かることで対応出来ることを、あえて目をつぶっていいのか。
ただでさえ、私はすぐに病院行っちゃう(すぐ検査受けちゃう)人なのに、子の検査は躊躇うのか?!
検査が出来るとされている期間もあとわずか。
その間、堂々巡りする考えを2人で悩んでました。
調べていくうちに、出生前診断にも色々種類がありざっと調べただけでも下記のような複数の種類があり金額もかなり幅があることが分かり余計に私達を悩ませた。
非確定的検査
NIPT 約20万円
コンバインド検査 約5万円
母体血清マーカー検査 3約万円
確定的検査
絨毛検査 約10万円
羊水検査 約17万円
結論から言うと、悩みに悩み上記にはないが
【初期胎児ドッグ】と言う、初期胎児のエコーでの精密検査とコンバインド検査ができる検査を産院とは別のクリニックで受けることにしました。
こちらの検査もあくまで非確定検査であり、確率でしか結果が出ないです。
非確定検査での確率での検査結果は、余計私たちを悩ますのではないのかと思いましたが結果的に受けて良かったと感じました。
良かったと感じた理由
通常の妊婦健診では、かなり短いエコー、診察はよく分からないまま終わり次の診察が4週間後となるのに対し【胎児ドッグ】では、1箇所1箇所丁寧に説明を受けながらじっくりとエコー(4D)黙ることが出来た。
コロナ禍で普段の妊婦健診に付き添えない夫が、初めてエコーを見ることが出来、父親になる実感が芽生えていた。
分からないことや不安なことに対して、じっくりと説明をしてもらえた。
検査までも、検査中もまだ悩んでいるような状態で
こんな状態ですみません。という感じでいた私達に
『みんなそうですよ。大丈夫です。不安に感じることはなんでも聞いてください。もし何かが見つかったら、今後のことも一緒に考えていきましょう』
と言ってもらえて、普段の妊婦健診では感じない安心感があった。
検査結果は、確率でしたので産まれるまでは分かりませんが高い確率での疾患は見つからなかったので、私達は確定診断には進みませんでした。
検査を受けたのが妊娠4ヶ月(13週5日)
その後、つわりも落ち着いてきて無事に安定期を迎えました。
そろそろ周りに報告しても大丈夫かな。
安産祈願いつにしようかな。
そんなことを考えつつ、仕事も普通にこなしていました。年末で少し仕事も忙しく、コロナ禍で在宅勤務が中心でしたが、出社が続く日もありました。
2日連続で出社(片道1時間半)が続いた日に、少し疲れたのもあったのか、普段はない水っぽいおりもの(いつも布ナプキンをあてていたのですが布ナプキンが湿るくらい)が何度か続きました。
今までおりものも出てなかったので、なんか胸騒ぎがしつつも、疲れが出たのかなーと思っていました。
でも、やはり気になり【妊娠中 水っぽいおりもの】を検索しまくりました📱
【妊娠中はよくありますよー!尿漏れの可能性もあります】と言う意見が多数。
一方で 【破水の可能性もあるので自己判断は危険です】と言う意見も目にしてしまい、、そこからさらに検索魔に…
仕事から帰ってきた夫に相談すると
『何もなかったらそれでいいじゃん。病院に行って見てもらってほしい。』と言われました。
普段優柔不断な夫ですが、こう言う時はきちんと意見があるので助かる。。
翌日病院に午前中に電話すると☎️
『念のため来てください』と言われて、午後から仕事を時間休で抜けて診察してもらいました。
内診では👩⚕️『うーん、水が流れ出てる感じはしないけど念のため破水検査させてもらうね』
と言われ、次に診察室で説明を受けリトマス紙?を見せられる👩⚕️『陽性出てるから、破水してるね、このまま入院しましょう』と言われました。
🙍♀️『えっ?このまま入院?』
破水?!やばいの?!入院したことないし、荷物もないし、えっどうしよう!とパニック🤯
🙍♀️『入院出来るような準備なにもなくて、仕事も抜けてきてるので、一度帰ってまた来てもいいですか?』
👩⚕️『ご家族に頼めませんか?破水が進むと危険です。普通は破水すると陣痛がきますので危険です。あと危険なのは感染です。早く抗生剤を投与して安静にする必要があります。まだ16週なのでここで陣痛が来たら助からないですからね』
🙍♀️『……』
🙍♀️『どのくらいの入院になりますか?』
👩⚕️『最悪出産までですね。見通しは立てられません』
このようなやり取りをしていたら自然に涙が出てきて
【やっぱり私達はこういう運命なのか。。】と絶望しました。とにかく一度ご家族に連絡してくださいと言われ、夫と母親、それから会社の上司、先輩や同僚に説明をして夫に荷物を持ってきてもらい、会社は急遽休ませてもらうことになった。
この時、上司以外の先輩や同僚に初めて妊娠報告をしたので『おめでとう!仕事は大丈夫だから。自分と赤ちゃんを1番に考えて』と言われて余計に泣けてきた。
人生初めての入院。
コロナ禍の入院。
退院の見通しの立たない入院。
破水。
不安で何もしてなくても涙が出てきて
その日は一睡もできませんでした。
結論からに言うと、幸いにも私の場合は【高位破水】と言う一部に穴があき羊水が流れ出てきてしまったと言う状態であったそうです。
その後穴が塞がり、想像より遥かに短い入院期間で無事退院することが出来ました。
ですがもし【完全破水】になっていたら、赤ちゃんを守れなかったかもしれません。
【高位破水】であっても、その後穴から感染してしまっていたかもしれません。
あの時、自己判断をせず病院に診てもらい入院出来たことで大事に至らなかったと思ったら本当に自己判断やネット記事を鵜呑みにしなくて良かったと思いました。
妊娠中不安なことは、ネットではなく病院に確認する事が大事だと改めて感じました。
少しディープな内容が続き、暗い気持ちにさせてしまったらすみません🙇♀️
特に妊娠中の方、不安を煽ってしまったらすみません🙇♀️🙇♀️
ただ、何か少しでも不安があればネットを検索して自分のほしい答えを見つけるのではなく、主治医に相談してほしいと感じます🍀
お読みいただきありがとうございます🐏
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