【Google Apps Script】ライブラリについて(使い方とリスク)
ライブラリとは
他のプロジェクトで作成した関数を使用できる仕組み。
(誰かが作成した関数を引用できる便利な機能)
ライブラリの使い方(追加方法)
①リソース>ライブラリをクリック
②プロジェクトキーを入力>追加をクリック(プロジェクトキーが分からない場合は後述の補足を参照してください)
③バージョンを選択>保存をクリック(最新バージョンを選択すればOK)
これでライブラリ追加が完了しました!
ライブラリ活用のリスク
冒頭に説明した通り、ライブラリとは誰かが作成したスクリプトの転用です。
そのため数年前などに作成され、特にアップデートもされていないようなライブラリだと「今までは使用出来ていたのに、急にエラーが発生して使えなくなった」ということが起こり得ます。
実際にTwitterAPIを簡単に活用できるTwitterWebServiceライブラリ(4年前に作成)があるのですが、これは2020年3月から使用可能になったChromeV8搭載のApps Scriptランタイムを有効にしていると、エラーが出てしまうようです。(参考:https://teratail.com/questions/240990)
このケースはV8を無効の設定に変更すれば対応できますが、こちらではどうしようもない仕様変更だった場合、ライブラリは完全に使えなくなってしまいます。(V8を有効にすると速度向上かつ、使用できる構文が増えるようなのでトレードオフ)
ライブラリのスクリプトはGitHubで公開されていることもあるので、エラー要因の特定・修正は可能なので、そこまで恐れることではありませんが、念頭に置いておくと良さそうです。
補足:プロジェクトキーの見つけ方
たいていの場合、使用したいライブラリの説明をしているサイトに記載があります。
プロジェクトキーではなくスクリプトIDと記載されている場合もありますが、同義です。
例:Moment.js(日付の書式変換などが簡単にできるライブラリ)
画面を1/3程スクロールすると…ありました!
上手く見つけられない場合は「○○○○(ライブラリ名) プロジェクトキー or スクリプトID」で検索してみるのも良いですね。