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Netflixボーイフレンドに沼る

最初にNetflixがボーイフレンドをおすすめしてきた時は全く興味を抱かなかった。だって私は恋愛のリアリティショー的なやつが大嫌いだからだ。でも、なぜおすすめしてきたかは分かる。なぜなら私はクィア・アイの熱烈なファンだからだ。
というわけで一旦はスルーしたのだけど、何も見るものがなかったある日の夜、1話のイントロだけ見て寝ようと思った。
結果、絶対に自分は恋愛リアリティショーにはハマらない!という自信はどこへやら、いとも簡単に沼った笑。沼った理由は以下のとおり。

ヒール役がいない

リアリティショーに必ず「仕込まれている」ようなヒール役がいるものだけど、それがいない。(ちなみに私はアランが最初ヒール役的な存在になるのかなと思っていたけど、とんでもなくいいヤツだったー!!笑)
海外のリアリティ番組(非恋愛もの)セリング・サンセットなんて、このヒール役がえげつなくてエピソードを見終わるたびにグッタリしたものだけど、ボーイフレンドではそんな疲労感は全く感じないので寝る前でもリラックスして見ることができる。

不必要な「ドラマ」がない

必然的なドラマはある。しかし不必要な(これまた仕込まれているような)ドラマはない。だからこそリアリティがある。
エピソード毎にドラマチックな展開やクリフハンガーはないけれども、ボーイズ達が少しずつ仲良くなって、ご飯作ったりコーヒーを売ったり、いろんな話をするようになって、そして恋もしたり。。そんなのをぼぉ〜っと見ているだけで癒されるのだ。むしろメインである恋愛の方はどうでも良かったりする。(もちろんシュン・ダイにはハラハラさせられたけどね笑)
たったこれだけの要素でもリアリティ番組は魅力的になるし視聴者を最後まで惹きつけることができるのだ。

映画なみの映像美

何といっても映像がめちゃめくちゃ美しい!編集者の丁寧な仕事が伝わってくる。一人一人の繊細な表情や感情が、入念に選び抜かれた何気ない日常の一コマ一コマが、うっとりするほど美しすぎるのだ。視聴した人ならすぐに思い浮かぶと思うけど、あのピアノのシーンは何ですか?!映画かよ?ってレベルでしたね。こういう叙情的な美しい映像だらけなのでプロジェクターで壁一面1日中映していたい気分になります。


どうやらこのボーイフレンド、外国からの反響もすごいらしい。
確かにキャストのインスタを見てみたら英語のコメントがたくさん。
Googleレビューでも現在4.9もある!!ほぼ満点じゃん。私と同じような感想を持っている人もたくさんいて嬉しいーー。
では実際の英語のレビューをいくつか紹介してみる。

・最近のほとんどのリアリティ番組とは違って不必要なドラマはなく、人間の感情をありのままに表現していたからよかった。

・正直なところ、番組フォーマットに関して特に新しい要素はないけれど、キャスト間の本当の交流と成長が映像を通してうまく視聴者に繋がってくる。

・仕事で疲れた後に見たくなるような、気分を良くしてくれる番組。

・ロマンス以上のものがある。脆弱性、人間の感情、友情、人間の違い、個性、生の姿、そして自己受容と自己愛がたくさん詰まっている。

・『The Boyfriend』は唯一本物のリアリティデート番組!

Googleレビュー

韓国発のイカゲームのような世界的旋風は引き起こすことはないかもしれないけど、日本のアニメが確固たる地位を築いてきたように、「日本系恋愛リアティショー」という一種のカテゴリーとして今後じわじわと世界中で認知されていくことを期待する!

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