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自己紹介とX-M5のレビュー

初めまして、明けましておめでとうございます。
今年はなにか新しいことをしようと、noteを始めることにしました。

本業は映像制作で、CMやMVなんかに参加して、CG・モーショングラフィックスを15年ほど作ってます。またその縁で専門学校の非常勤講師を3年ほどやっています。

一発目から本業の話ではないんですが、年末にFujifilmのX-M5というカメラを購入したので、合わせて購入したレンズ紹介と、使用レビューになります。
また、3Dプリンターを使って色々とカスタムをしたので、次の記事で残しておこうと思います。

というかメインはカスタムの話のつもりだったんですが、手前の話が長くなってしまったので記事を分けることにしました。なので次も合わせてお読みいただけると嬉しいです。


カメラ遍歴

韓国のカフェ|OLYMPUS PEN-F FT(ハーフカメラ)

写真を撮るのは割と好きなんですが、映像制作業といいつつ編集がメインなので、実は仕事でカメラに触れることはあまりなかったりします。

小学生の時はガラケーも子供が持つような時代じゃなかったので、修学旅行には写ルンですを持っていくのがお決まりだったし、そういう意味ではカメラは意外と身近でした。
ただ一眼レフに初めて触れたのは、中学生の時に借りた父のフィルムカメラだったと思います。
その後、中古のEOS Kissを買ってみたり、トイカメラのLOMOを買ってみたり、ハーフフィルムカメラにハマってpenFで遊んでみたり、仕事兼趣味用にSONY α6500を購入したり、、
振り返るとフルサイズや大口径レンズはほぼ通らずなので、X-M5しかり携帯性・軽量小型みたいなものを優先しているみたいです。

ストロボ3灯の練習|SONY a6500 / E PZ 18-105mm F4 G OSS

X-M5を購入したきっかけ

Fujifilmのカメラは去年あたりにX-S10を購入したのが初めてでした。
本業が超デジタルなこともあり、写真はフィルムで撮る方が好きなんですがコロナ過とフィルムコストの高騰(高校生の時は36枚撮りが350円、現像500円とかだったと思う)でしばらく撮らなくなり、、

そんな中、2023年の夏ごろにFujifilmのX100VブームからX-S10を知って、フィルムシミュレーションがいい感じだったのと、動画撮影にも使えそうだと思い買ってみました。

青山|多分OLYMPUS PEN EES-2

ただフィルムシミュレーションはよかったんですが、仕事柄ノートPCを持ち歩くので日常的に持ち歩くには少し重く、あまり持ち出す機会がないまま1年ほど経っていました。(コロナ以降そもそも自宅作業がメインというのもあり)

Fujifilmで小型というとX100シリーズやX-E4あたりのイメージがありますが、そもそも価格高騰+在庫不足(というマーケティング?)、あとレンズは変えて遊びたいし、、と買い替えには二の足を踏んでいたところ、X-Mシリーズの後継機が出るというのをたまたま発売日の直前に見つけたので、試しに買い替えてみようという感じでした。

カスタム後のX-M5とTTArtisan 27mm

発売直前に予約したんですが、ボディのみは既に売り切れていたのでレンズキットを買いました。(Fujifilmは全体的に在庫が少ない気がするんですがなにか事情があるんでしょうか)

購入したレンズ

まずはいくつか焦点距離ごとに持っていたかったので、AFで廉価なものが中心です。あとはX-M5と組み合わせるので携帯性を重視しています。
まだそれぞれのレンズを詳細にレビューできるほど使えていないので、とりあえず購入したものを紹介だけ。焦点距離順です。

FUJINON XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ

レンズキットについてきたズームレンズ。これ一本でいくのはさすがに厳しいですが、35mm換算で22.5-67.5mmは割と使いやすいです。
ただパワーズームは正直使い勝手が悪いです。

X-M5 / XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ

七工匠 7Artisans 18mm F6.3 II

パンケーキレンズならぬボディキャップレンズ。ものすごい薄さです。
X-M5との相性がよさそうだったので購入しました。写りは思ってたよりはいいですが、トイカメラっぽいというか、もちろんパキッとした画は期待してないものの、全体的にはっきりしない印象があります。ガッツリしたフィルムシミュレーションと組み合わせて遊ぶのによさそう。
ちゃんとした広角の単焦点が欲しくなるまではこれで遊ぼうと思います。

X-M5 / 7Artisans 18mm F6.3 II

FUJINON XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS

15−45mm以外のズームも一本は欲しいと思い購入しました。
リニューアルしたXF16-50mmやSIGMAのズームにしようかとも悩みましたが、どの程度使うかわからなかったので、使用頻度が高ければ改めて考えようと思っています。
実はまだ届いてないのでレビューはできないんですが、他機種のキットレンズに採用されているズームレンズということもあり、作例を見ても堅実なレンズではあると思って期待しています。

銘匠光学 TTArtisan AF 27mm f2.8

ジェネリックXF27mm的なパンケーキレンズです。本当はXF27mmのほうがいいんでしょうけど、品薄・高額で躊躇してこっちを買いました。
国内だと25000円くらいですが、アリエクだと16000円くらいだったので、XF27mmの1/4くらいの値段でコスパはよかったです。
多分写りはXFとは全然ちがうんだろうと思いますが、とりあえず持ち出すレンズとしてはちょうどいい気がします。
オールドレンズのようなぐるぐるボケがあまり好みではないので少し心配でしたが、今のところ気になるような写真はまだないです。
最短撮影距離はちょっと長いかも。この値段でAFなのがすごい。今はこれをつけっぱなしにしてます。

X-M5 / TTArtisan AF 27mm f2.8

FUJINON XC35mmF2

換算50mmくらいのレンズが欲しかったので購入しました。XFシリーズと迷ったんですが、作例がいい感じに見えたので、絞りリングをあまり使わないなら有りかなと思います。若干のチープさはあります。

VILTROX AF 56mm F1.7

とにかく軽量です。絞りリングはないですが今のところ困ってないです。
セールでさらに安くなって21000円くらいでした。
難点を上げるとすれば最短撮影距離が長いです。小物を撮るのは厳しい。手持ちの中ではキットレンズが一番小物が撮れます。
最近同シリーズの35mmが出たのでちょっと気になってます。

X-M5 / VILTROX AF 56mm F1.7

X-M5のメリット・デメリット

メリットはとにかく軽い

X-M5のメリットは何といっても小型軽量ですよね。これはすでに実感しています。特に軽いのがよくて、年末年始の外出には毎回(結果取らなくても)持ち出すことができています。
逆にそこまで軽くなくてもいいならあえて買う理由がないかもしれません。強いて言えばFujifilmの中では(いまのところ)廉価だということくらい。

デメリットはそれなりに多い

一方でデメリットもちゃんとある(たくさんある)ので、万人におすすめという感じではないのも実感としてあります。※個人の感想です

ファインダーレス
まずファインダーレスですが、映像撮影ではモニターが主流なのでまぁ許容範囲でした。ただたまにファインダーが欲しいタイミングもあり、有るに越したことはないですね。あったほうが楽しいと思います。

バリアングルモニター
個人的にはバリアングルモニターが苦手で、ファインダーレス+バリアングルモニターの組み合わせは撮影体験としてはあまり良いとは言えないかもしれません。せめてチルトだったら、、と思うことがよくあります。
X-S10もバリアングルモニターだったのでわかってはいたことですが、ファインダーを使わない撮影体験はSONYのほうが良いと思いました。

ファインダーレスなら天面含めてX70の配置が理想

グリップデザイン
小型の弊害なのか、グリップがとても難しいです。他の方のレビューでも同様の感想をみかけますが、やっぱりホールドしづらい。
薄さを求めても結局レンズを付けるので、ここまで薄いメリットも無いような気がするんですが、、軽量は良いけどここまで小型じゃなくても、といった感じ。
サムブリップも同様親指が安定しないので、別途ホットシューにつけるタイプのサムグリップを購入しました。

フィルムシミュレーションダイアル
スマホでフィルターを切り替えるイメージか何かだと思うんですが、そもそも頻繁に切替えないしカスタム設定の方で十分でした。むしろカスタム設定のフィルムシミュレーションを上書きすることに気づかず、最初は悩みました。素直にISOとかがよかったな、、

Qボタン
レビューでも散々言われてますが、とにかく押しづらい。小型だからこそよく使うんじゃないかと思うんですが。
サードパーティーのサムグリップを付けると完全に押せなくなる位置なので、Qボタン用のアタッチメントを作って運用しています。

このQボタンが使いやすいって人はいるのか?

XApp
X-M5だけの話でもないんですが、アプリが使いづらいです。転送のために使うんですが古いものが最初に出る仕様なのはメリットがわからないです。
あとリモート操作機能もあるんですが、接続があまり安定しないのと、横画面でフルスクリーンにならないので、外部モニターとして使うことができないのは予想外でした。
有線接続できてフルスクリーンになるとかなり使いやすくなると思うんですが、、

まとめ|デメリットはあるけど軽いので優勝

ちょっとデメリット多すぎな気もしますが、そもそも自分がターゲット層から外れているのもあると思いますし、軽量とフィルムシミュレーションが最高なので我慢できます。持ち出さないと意味がないので!

ただVLOGカメラとしてはハマらないんじゃないかと思っちゃいました。手振れ補正入れるとクロップされるので、ボディ内手振れはあった方が良かったような気がしますし、OsmoPocket3とか買った方が幸せだと思います。

と、本当はX-M5をカスタムした話がメインのつもりだったんですが、思ったより長くなってしまったので次の記事をお読みいただければと思います。

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