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【映画】『レオン』の話をそろそろしておこうと思う

今日も映画の話をひとつ。
これは私の映画人生をスタートさせた映画と言っても過言ではない。
1994年公開、リュック・ベッソン監督の『レオン』だ。

このビジュアルは神

好きな映画は何?と聞かれたら迷いなく『レオン』ですと答えている。
ただ、映画ファンから見るとベタ過ぎない?と思われるほどの有名作品だ。

映画人生が長くなると好きが多くなってしまい、優劣をつけるのが難しくなるのだが、この作品は今でも1番好きと胸を張って言える作品だ。

中学生と言う多感な時期に観たことも起因してか、推しが死ぬ。という経験をダイレクトに経験したのが本作だったのかもしれない。と今となっては思う。あまりのショックで3日間くらい落ち込んでいたのは今でも覚えてる。

簡単にレオンのあらすじはこちら。(以降、ネタバレを含みます)

外出中に家族を惨殺された12歳の少女・マチルダは、隣に住んでいる男・レオンに助けを求める。レオンが凄腕の殺し屋であることを知り、そして彼の言葉に共感を覚えたマチルダは、殺しの技術を教えてほしいと願い出る。そして奇妙な同居生活を始めた2人は、次第に心を通わせていく

引用:Wikipediaより

主演:ジャン・レノ、ナタリー・ポートマン

レオンマチルダ
渋い殺し屋と幼い少女の組み合わせというのも心にズキュンと響いてしまいました。
12歳に愛された殺し屋レオン。その宣伝キャッチにもやられました。
ジャン・レノのカッコよさたるや。牛乳ばっかり飲んでる寡黙な殺し屋が、いざ仕事となると音もなく静かにターゲットを始末して行きます。

帽子と眼鏡良すぎる

レオンのカッコよさは口では表現し辛いが、映画で描かれる殺し屋としてはぶっちぎりでカッコイイと思う。普段が寡黙で不器用なのもまたいい。
天井にぶら下がって襲撃するシーンとかしびれる。ターゲットが入った瞬間にそっと扉を閉めるところとか。手だけ映ってかっこいいんだよな。

そしてナタリー・ポートマン!!当時彼女は役柄と変わらないほどの年齢だったと思うけど、この衝撃的に可愛いビジュアルに当時驚いた人は多い事だろう。

なんでそんなに可愛いの~

一度見たら忘れられないボブカット、真似して髪切りに行ったらこけしみたいになったよね。
鋭い目つきにあどけない表情。彼女のすべてが好きでした。

不器用な二人が出会い、不器用に心を通わせていく。
リュック・ベッソンの描く世界はファッションや景色もオシャレで、名シーンだらけなんですよね。

このポストカードずっと実家に飾ってる

二人で並んで歩いて、レオンがマチルダに色々教えてあげてるのに、マチルダは「OK、OK」と生返事。10代の少女らしい対応でクスリと笑えます。

レオンの帽子に合わせてるのね~

レオンから銃の使い方を教わるマチルダ。
ターゲットの部屋のドアスコープにガムを張り付けて見えないようにしたり、殺し屋としてのコツを色々教わります。
しかしこのアングルの二人、かっこよすぎますね。

あと、レオンの映画で忘れてはならないのがこの人

出てきただけで怖いんですけど

ゲイリー・オールドマン演じる麻薬捜査官・スタンフィールド
麻薬捜査官なのにバリバリのヤク中。登場したその瞬間から怖すぎまました。彼ら一味がマチルダの家族も殺します。
どっちが悪なのか正義なのか分かったもんじゃない。
しかし彼がいるといないとでは、この作品の素晴らしさは大きく異なってきます。最強のヴィランです。(ヴィランって言っちゃうよもう)

後から公開された『レオン 完全版』もあるんだけど、レオンとマチルダの会話や食事のシーンが増えてておススメです。

チョーカーかわいいお

『レオン』の何がいいって?何もかもいいんだよ!ストーリーも!音楽も!役者も!演出もなにもかも!
クライマックス、マチルダを壁の穴から逃がそうとするレオン、必死で語りかけるレオンにマチルダが『OK、OK』と答えます。
今度は生返事なんかじゃありません。二人には確かな絆があります。
この辺からは涙腺がずっと崩壊して、レオンお前まさか。。。と嫌な予感しかしません。

でもそこからがレオンの凄いところで、特殊部隊になりすまして見事脱出を図ります。防護マスクをつけているから周囲にはバレず、ケガをした特殊部員として紛れ込みます。
そして光が見える出口へ向かうレオン、マチルダに会える、少し笑顔を見せながらマスクを外します。

しかし直後に視界がゆらぎ、世界が斜めに傾きます。
後ろにいたスタンフィールドに打たれたのです。

もうここの絶望たるや。
良かった助かったんだ。って思った瞬間に倒れるレオン。
マチルダにはもう会えないと分かり涙が止まりませんでした。

しかし、最後までレオンはカッコよかった。
「マチルダからの贈り物だ」と言い、爆発物の安全装置を外してスタンフィールドに渡します。ここは死ぬほどスッキリしました。

マチルダ~!!

無事に助かったマチルダは寄宿舎に入り、レオンが大切に育てていた観葉植物を鉢から取り出し大きな庭に埋めます。
「もう大丈夫よ、レオン」
そのマチルダの言葉で物語は終わります。

そこから流れるスティングの曲もいいんだよな~。
「Shape of My Heart」、何だか歌詞もリンクしてきて泣けました。

もう何回も何回も観てセリフも覚えてるレベルの大好きな作品ですが、本当にいつ何時観ても面白いです。

この作品から洋画の面白さを知り、とりあえず主演二人の出ている作品を観る所からスタート、その後リュック・ベッソン監督作品を観漁って、色んなジャンルや俳優さんを好きになって行きました。
『レオン』の雰囲気を踏襲したかのような『アンジェラ』もオシャレで好きな作品です。こちらもリュック・ベッソン監督です。

あと、レオンの前の監督作品『ニキータ』も忘れては行けませんね。レオンの元となるような殺し屋が登場します。ここのジャン・レノも好き。

そして、レオンの原案となったと言われている映画は1980年公開の『グロリア』
男女逆転してますが、これはこれでかなり面白かったです。


いつまでも大好きな作品『レオン』、自分に洋画の素晴らしさを教えてくれてありがとうと感謝を伝えたい大切な作品です。

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