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岡本太郎展行ってきた

緑の小径を抜けるとそこは、岡本太郎美術館でした。

あつい。けど木立のおかげでかなり涼しい。
ほぉら着いた!


誘われてホイホイ行ってきたよ、TARO展!

岡本太郎美術館ホームページより
あなた、涼しそうな色してるわね


謎のヒーロータローマン

知り合いたちが一時期タローマンに軒並み心を奪われてしまって、それがきっかけでタローマンという謎の特撮ヒーローが存在していたことくらいは知っていた。
あとは太陽の塔作った人。
渋谷の井の頭線方面の壁画描いた人。

私の中の岡本太郎さんについての知識、大体そんなもん。

そのタローマン、てっきり自主制作映画だと思っていたら、まさかのNHKで放送していた由緒正しい特撮ヒーローだったことを今回知った。

タローマン…そうだったのか…
ごめんなニッチ扱いして…

サカナクションの人が解説?案内役?を務めるタローマンヒストリーなるものが館内で上映されていて、それがまた結構見応えがあった。

何より謎の主題歌、じわじわ脳を侵蝕する。

タイトルや劇中で使われている言葉は実際の岡本太郎さんの言葉を引用したものなんだとか。

第一話「でたらめをやってごらん」
第二話「自分の歌を歌えばいいんだよ」
第三話「一度死んだ人間になれ」
第四話「同じことを繰り返すくらいなら、死んでしまえ」
第五話「真剣に、命懸けで遊べ」
第六話「美ってものは、見方次第なんだよ」
第七話「好かれるヤツほどダメになる」
第八話「孤独こそ人間が強烈に生きるバネだ」
第九話「なま身の自分に賭ける」
第十話「芸術は爆発だ」

どの言葉も好きなんだけど、さらに言えば「あ、これ岡本太郎太郎の言葉だったのか」みたいな言葉もあったんだけど、私は第八話のタイトルがすごく好き。

孤独こそ、人間が強力に生きるバネだ。

映画大好きポンポさんのキャッチフレーズ「幸福は創造の敵だ」っていうのを思い出した。

ポンポさんのこのフレーズは、もしかしたら岡本太郎さんの影響を受けてのものなのかもなあって思ったり。

ポンポさんのことは、noteに書いたくらい好きだよ。


わたしが知らない岡本太郎

それだけじゃなかった。
岡本太郎、すごい人だった、ということを今回初めて知った(全国の岡本太郎ファンの方ごめんなさい)
岡本太郎について何にも知らないから、というのもあるのかもだけど、どの作品も素敵だった。

展示の後半の広場。
いろんなところに太陽がいる。


お父さんの墓跡になったらしい。可愛い。


これは「犬」


これは「動物」犬とどう違うというのか。毛艶かな?


「動物」のおしり(多分そう、きっとそう)
何かを彷彿とさせる。タイトルは「誇り」
「遊び」絵画の中ではいちばん気に入った。



『愛』

これは一番好きだった展示物。

作品名「愛」

愛、と名付けられた作品。
真上から見下ろしてみる。

愛と名付けられたこの作品は、ハートの形をしているようにも見えて、心臓の形をしているようにも見えて。
そしてそれぞれのパーツが男女をあらわしているようにも見えて。
形は似ているけれど噛み合うことはなく、自立することもできずに横たわって展示されている。

その歪さがたまらなく素敵で、ずっと眺めてた。


もうしばらく開催してるよ、タローマン展。
もとい、岡本太郎展。

会期:2023年7月8日(土)~10月1日(日)
開館時間:9:30~17:00(入館16:30まで)
休館日:月曜日

観覧料:一般800円、高・大学生・65 歳以上600円、中学生以下は無料

主催:川崎市岡本太郎美術館

だいたいそんな感じ。


あなたお名前なんていうの?
タローマン!あなたタローマンっていうのね!

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