もしもある日、娘から「アイドルになりたい」と言われたら
こんにちは。(もし娘にアイドルになりたいって言われたらどうしよう?)という想像(妄想?)から始まった散文noteです。
きっかけは先週のかまいガチ。
坂道グループみたいな第一線のグループだとしても、親御さんが反対する気持ちもわかるよなぁと。その辺りを詳しく書いてみました。子育て未経験の100%机上の空論で恐縮なのですが、良かったら読んでやってください。設定は「娘が内緒でオーディションを受けており、最終選考に通過したタイミングで相談された」で書いています。
まずは調査から
結論から言うと「最終的には挑戦をさせてみる」にしかならないと思うのですが「アイドルという職業を選択するリスク」を「ビジネス経験のない娘にも伝わるように説明してみること」はやるべきかなと考えました。
大事なこと、とにかく対立構造にしないこと。あくまで味方としての話し合いであるという前提を保つ意味で、「共闘体制」を示し続けることが得策ではないかと考えます。
初めの調査としては、娘の目線をトレースするために「どのアイドルグループのオーディションを受けたのか?」「運営している会社はどこか?」「どういうモデル(収益構造)か?」「(いれば)卒業生は現在どのような活動をしているか?」あたりを調査し、手に入らない情報があれば運営にも要求してみると思います。併せてCDやライブDVDなど、手に入れやすいものは即購入し、可能であれば、娘と一緒に視聴する時間を設けたいと思います。
別に娘と同じ温度になる必要はないと思いますが、娘がこのグループのどこに惹かれたのか。可能であれば娘以上に言語化できる状態を目指す(本人には見せないと思いますがマインドマップも作成しそう)。そして何よりも、人生経験を投下した準備を見せることで「こっちも本気だ」という姿勢を示すことが何より重要なのではないかなと考えます。
余談ですが、こういった調査は過去実績が何よりの参考資料なので、例えば乃木坂1期生はどれだけ高いリスクを選択したかが想像できますね。アイドルという職業を選ぶこと自体に強い意志が必要だと思いますが、プロジェクト自体が新規の場合はさらに不安定な選択というか、まず衆目に晒される環境が確定し、且つグループ自体がいつなくなるかわからないという、未成年には非常に勇気が必要な選択だと感じます。
人生の投資期間を生産にまわすこと
「女性アイドルは本当に特殊」でなりたい人がなれるわけでもなく、なれば安泰というわけでもない。「まともにリスクとリターンを並べてしまったら選ばない」と言ってしまっても過言ではない職業かと思います。
中でも「活動時期が義務教育期間に重なること」が非常に大きなリスクです。教育を「生産活動を最大化させるための投資期間」と捉えると、むしろアイドルとしての活動期間を終えた後への影響の方が大きい。活動に制限を出したり、学業との両立に大きな負荷がかかりつつも、大学に通うメンバーがいることにも納得です。
ということでサラリーマンとアイドルを比較して「年齢」と「収入(生産活動)」の関係性イメージを下記に図示してみました。
要は「めちゃくちゃな短期間で大成功を収める必要がある職業だ」というイメージが共有できればと思います。
マイルストーンを設定する
先述のとおり、大多数のアイドルにとって「活動期間で稼ぐ額」よりも、「その後の人生での収入面」に課題を抱えるケースが多いのではないかと思います。その流れで大事になってくるのは卒業を判断するタイミング。難易度の高い話かもしれませんが、アイドルになったその瞬間から考え始めるべき内容だと思います。卒業の判断を間違わないために、親としては「マイルストーンの設定」を推奨すると思います。
まず「オーディションを勝ち抜いた事実を誇ること」これはものすごく重要ですが、受かった後の自分のポテンシャルをしっかり見極めることはさらに重要です。「◯歳時点でどのレベルで成功しているか」を、初めは当てずっぽうでもいいから書き出してみるといいと思います。そのマイルストーンを「つくって終わり」ではなく、年に一度くらいは、見直しや更新ができるといいですね。
なぜこんなnoteを書いたのか?
強く記憶しているシーンがふたつあります。
ひとつめは、「欅って書けない?」の人生相談のくだりで、自らを「優柔不断」と称するMC澤部さんに対して「芸人さんという道を選ばれていたり、奥さんとご結婚されていたり、人生において重要な場面ではきちんと決断されている」と語った大園玲さん。
もうひとつは、日向坂46 6thシングル「ってか」特典映像「ひなたの夏休み」で理想の女性像を語るシーンがありまして。その中で「行動力とか思い切りの良さがある人が素敵だなと思う」と言った森本茉莉さんに対して宮田愛萌さんが言った「でもさ、それってアイドルになってる時点で、、オーディションに応募してるから。みんなそれはあるんじゃない?」「茉莉もそういうところきっとあるんじゃない?」「勇気なきゃ応募できないよ。」という言葉。
このふたつ、すごく強い自負を感じる言葉なんですよね。大園玲さんの言葉は自分に向けられたものではありませんが、「決断」という語彙に、アイドルという選択をした自分と重ね合わせている部分がきっとあるのではないかと思います。
勇気を持った決断をした彼女たち。自分を表現してオーディションの結果を勝ち取った彼女たち。合格後も研鑽を続けている彼女たち。ひとり残らず素敵だなぁと思います。
以上です。最後までお読みいただいた方、ありがとうございました。
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