幻想・異国・官能、美少女絵画集の第１弾「オリエンタルの少女たち」を紹介します!!
◉ オリエンタルの少女たち
数年前から、テーマ別に分けた美少女絵画集を蒐集し、現在10巻まで刊行しております。
今回はその第１弾にあたる『オリエンタルの少女たち』のご紹介です！
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全体を「閨房・踊り歌う・入浴・陵辱・労働・相貌」の６章に分け、古代エジプトや中東、アフリカ、古代ローマなどの美少女絵画を636点掲載しています。
◉ Chapter1 閨房
Chapter1は閨房と題し、寝室などに横たわる美しい女性たちを取り上げています。
クレオパトラ７世がソファに横たわり、囚人たちに毒を飲ませているところです。自分が自害するときに、どういった毒だと美しく死ねるかという実験なのです。
こちらはアルジェリアのハレムに囲われた女たち。3人とも、どこか虚ろな表情をしているのは、水煙管で吸引した阿片のせいなのです。
アングルの描いた『グランドオダリスク』という作品。オダリスクというのは、オスマン帝国のハレムにいた高級娼婦のことです。
こちらはオダリスクと奴隷たちを描いた作品。手前の二人の女性がオダリスクで、奥の黒人が奴隷ということでしょう。
◉ Chapter2 踊り歌う
Chapter2は踊り歌うと題し、ハレムの女性たちが腹筋をくねらせてベリーダンスを踊ったり、楽器を奏でている絵画を取り上げています。
こちらは君主の前で踊るオダリスクです。周りでタンバリンで囃し立てているのもオダリスクたちで、奥で座っている男性がオスマンの君主です。
左はアルジェリアの部族の踊り子の衣装。右はオダリスク兼ダンサー。
オリエンタリズムブームのときの舞台衣装のスケッチ。
◉ Chapter3 入浴
Chapter３では入浴と題し、古代ローマの浴場やオスマン帝国のトルコ風呂などの絵画を取り上げています。
お湯には浸かっていませんが、大衆浴場に隣接するテピダリウムとう微温浴室で、汗をかいている女性たちです。
浴場でくつろぐ女性たち。側には絨毯に水煙管など。
ハンマーム（蒸し風呂）で黒人奴隷にあかすりやマッサージを受ける女性。
◉ Chapter4 陵辱
Chapter４では陵辱と題し、奴隷市場などで売り買いされる女性たちの絵画を取り上げています。
左右ともローマの奴隷市場での競りの様子。
こちらは砂漠の奴隷市場。
ナムーナはエドゥアール・ラロ作曲によるバレエ作品『ナムーナ』に登場する女奴隷の名前。
村が焼き討ちされ、牛とともに略奪された女性の絵画。
左右とも売りに出された奴隷女たち。首に下げた札には、左は「ローズ、18歳、800コインで販売」右は「21歳の乙女」と書かれてあります。
◉ Chapter5 労働
Chapter５では労働と題し、主人のためにお茶をくんだり、団扇であおいだりしている少女たちの絵画を取り上げています。
アラビアンナイト（千夜一夜物語）の一場面。語り部のシェヘラザードの妹ドニアザードがお茶を運んでいるところです。
コーヒーやお茶を運ぶ女性たち。
上２つは女性の方が買い手なのでしょう。商人の男たちが絨毯や壺を熱心にセールスしています。
◉ Chapter6 相貌
Chapter６では相貌と題し、ポートレイトのように女性たちの顔や表情に的をしぼった絵画を取り上げています。
異国の民族衣装に身を包んだエキゾチックな作品が多いです。
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