【ご挨拶】云寺と申します。
はじめまして。
云寺(いでら)と申します。理想(イデア)と同じイントネーションです。苗字です、多分。
noteをはじめました。
私はごくごく普通の社会人。
中学二年生で読書感想文で賞をもらい、どこで配られていたか分からない冊子に載った記憶があります。
確か浅田次郎著の何かを題材にしました。
読書感想文を書くにあたりウケがいいとおすすめされた本を読んだだけなので、作品名までは覚えておりません。(申し訳ない。)
なんでも「かったりー。」で済ませていた中学二年生だったので若気の至りで許していただきたいです。
なにに対しても「かったりー。」な絶賛厨二病の私でしたが、評価されることに少し喜びを得ました。そこは中学生らしくてかわいいですね。
翌年、今年は変化球を投げて賞をとってやる、と鼻息を荒くした私が選んだ本はなんと、京極夏彦著の鉄鼠の檻。
枚数制限のある中で若干のユーモアを効かせた渾身の読書感想文を仕上げましたが、提出後先生からの呼び出しはなく、もちろん賞の話など一切来ませんでした。今思うと尖りすぎ。
京極夏彦さんの本を読んだことがある人なら皆、「なぜよりによって鉄鼠…?」と思うこと間違いなしのチョイスでした。
存じない方に一言で言うなれば、厚みが辞書です。ページ数でマウントをとるな。
私の文字への嗜みはこの程度のもので、賞だって各区から誰かを選出しなくてはいけないものだったので秀でた才能があるわけではないということは流石に自負しています。
その後はブログやツイッターなど各SNSに点在しております。
古のオタク文化、「HTMLからホームページを作る」のタスクもクリアしています。
主にツイッターには重きをおいており、「云寺、安易にアカウントを作りすぎ問題」がわりと頻繁に勃発。
心が荒んだ時用に作った、五寸釘藁子というアカウントは、特定されないように工夫をして個人への恨みをつらつら綴り、固定ツイートに五寸釘と藁人形を入れた欲しいものリストの載せた傑作でした。
まあ名前からして大変不謹慎なものなので、気弱な私は一週間で消しましたが。FFはもちろん共に0です。うける。
さて、皆様はこちらのサイト、並びに寄稿のチャンスをご存知でしたでしょうか。
オモコロ杯です。御サイトには一読者として日頃よりお世話になっております。
オモコロに明るい方、エントリーされた方、そしてリンクを飛んだ方ならわかるかと思いますが、エントリー期限は過ぎております。
オモコロ杯の存在を知ったのが年明けてすぐの頃だったかと思います。その時は応募しようなんて頭は一切ありませんでした。趣味で文字を書いていないし、ライターでもないわけなので。
ある日の夜中、とあるショート・ストーリーを思いつき、睡眠時間など気にもかけずひたすらにiPhoneのメモ帳に書き殴りました。
突飛な話かと思われますが、夜中って創作意欲が掘り当てた温泉のように湧き上がりませんか?物を書くだけに収まらず、行動的になりすぎて過去に具なし茶碗蒸しを作って食ってた時は流石に引きましたけど。(翌日シンクの残骸で察しました。)
私にとっては割と日常茶飯事です。
そのショート・ストーリー、SSは夜中のテンションに任せたものではなく、後日読み直してもなかなか面白いアイディアでした。
温泉ではなく石油!?変なところポジティブな私の心はうはうはしていた気がします。
思いついたら推敲して、読み直して、推敲してを繰り返し、精神的に有意義でどこかわくわくした毎日でした。
そして頭の片隅にはしっかりとオモコロ杯が鎮座していました。
あの金色の像が寄稿という名の営みに誘ってきます。
「どうよ?You、出してみない?」
モアイ像なので外国人らしいです。(それ本当に外国人かな?)
勿論、それが評価されるなど、いやいや評価されたら嬉しいけども!と謙虚と傲慢の移り変わりに酔った挙句、結果とりま出してみるっしょ!とラフな気持ちを取り繕って寄稿を決意しました。
今まで他人の評価を気にし過ぎて何も行動に移せなく、言い訳ばかりの私にとってはなかなかチャレンジャーなことでしたが、夜中のテンションに任せてしまえばクリック一つ容易いと思い、託しました。茶碗蒸しだって作れるしね。
よし、では媒体はnoteにしよう。流行ってるし。
早速iPhoneでアプリをインストールしました。
メモ帳から推敲に推敲を重ねた渾身のSSをnoteに移す時、
「おいおい、コピペできないんかい。」
泣いた。
まだその時点では一から打ち直すことも時間的に可能でしたが、コピペできなかったことが弊害となり、モチベーションが一気に下がりました。
あと我が家にはパソコンがない。
しかし職場にパソコンがあります。noteにアカウントは作ったのでiPhone上のメモ帳を見ながら打ち込もう、としたところ、
「おいおい、ログインできないんかい。」
また泣いた。
「note ログインできない なぜ」とインターネット初心者丸出しのワードセンスで検索したのですが、バージョンによって開けないことがあるみたいなことが書かれていました(パソコンに本当に明るくないので、できる方法はもしかしたらあったのかもしれません。)
これもモチベーションを下げる更なる要素となりました。
というか、この二つが重なり、「私にはもともと応募する資格がなかった。」と脳が負へとシフトしていきました。
前述した通り、評価されることをなによりも恐れている私なので、逃げてしまう言い訳は十分に揃っています。
しかし、悔しかった。
結局また逃げてしまった私に心底呆れました。
ヤケになり、それまた夜中の私に責任を押し付けて、SSはメモ帳から消し、noteのアプリも消しました。まるでもともとなにもなかったかのようにiPhoneからオモコロ杯の文字を消しました。
そして今に至ります。
また諦めてしまったお前が、なぜnoteを書いている、と思うかもしれません。
正直自身でもそう思います。
ただ、文章を認める楽しさ、どきどき、これは確かに私の中に残っているものです。物体として取り出して証拠をお見せすることはできませんが、こうしてアップロードしているので、きっとそう。
そして何より、「webでnoteにログインすればコピーペーストができる」という事実が大きいです。なぜ誰も教えてくれなかった…。(答え:誰にも相談していないので)
才もないし意気地もない私が、新しい一歩とまでは言いませんが、実際行動に移せたことを過大評価し、ここに記録していきたいと思います。
基本的にショート・ストーリーを掲載するつもりです。フィクションかノンフィクションかは、読まれているあなたに託します。
名前がいきなり「五寸釘藁子」になったら察してください。樹海に行くなとメッセージください。よろしくお願いします。
はじめましての挨拶でだらだらだらと長く書いてしまいましたが、もし、これが誰かの目に触れたなら、きっと嬉しいことでしょう。
ちなみに、寄稿しようとした処女作は、
「私のうんこが伝えたかったこと」です。
うける。
云寺
※2/5 1:55 編集(リンクが埋め込まれてなかった為)