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【むぎ】私の敬愛するVtuber(①葛藤)

私には、尊敬しているVtuber(※バーチャルユーチューバー:Youtubeで活動する配信者の通称)さんがいる。
 このことはいつか必ず触れようと思っていた。なぜなら、私はそのVtuberさんに対して尊敬の念を抱いており、愛情・感謝・賞賛・憧憬、あらゆる情緒が混在した気持ちを記さなければならないからである。したがって、今回はどうしても『自我』(※Vtuberさんに対して個人的な感情を吐露すること)が前面にでてしまうことをご了承いただきたい。

私が誰に対して語りたいか。それは「家長むぎ」さんである。

20歳の大学1年生。 食べることが大好きだが、料理が壊滅的に下手。 美術館巡りや読書も好きで、小説を書いたりと多趣味。 目が悪くゴミ袋と猫をよく見間違える。友達をつくりたくて配信を始めた。

にじさんじ タレント一覧 公式説明文より

 そして、今回つらつらと述べたいのは、タイトルにある『葛藤』である。
具体的には、『男性である自分が、●●ちゃんと呼ぶこと』に抵抗があるという葛藤である。正直、葛藤とまでは言えないのかも知れないが、私が気にしている点なので記しておきたい。
 家長むぎさんは通称『むぎちゃん』と呼ばれている。派生形として『むぎむぎ』、『おむぎ』で呼ばれることも多いが、私としては『むぎちゃん』は『むぎちゃん』なのである。ただ個人的に引っかかっているのが、彼女のことを男性である私が、彼女のことを『むぎちゃん』と気軽に呼んでいいのか?ということ。
 個人的な感覚として、女性のことを『ちゃん』付けして呼ぶことは大きな失礼にあたると考えている。社会人としても、後輩にたいして『ちゃん』付で呼んだことはほとんどなく、必ず『さん』付けで話すようにしている。もはやそのへんを気をつけて呼称することに強迫観念的な考えすら抱いている。こんなちっぽけなことで躓いている人はそんなにいないと思う。それでも、もし逆の立場だったら、年上の男性に『●●ちゃん』と呼ばれることは恐怖や不愉快の原因になるのではないか。

 しかし、彼女の呼び名として一番しっくりくるのは『むぎちゃん』なのである。彼女の配信の中に、SWM(Study With Me)という配信がある。これは全員が無言の中、黙々と各自が作業を行う…という、ストリーミングとは真逆の配信なのだが、画面上にいま自分が勉強している内容をノート代わりにして映してくれている。そのおかげで、みんな一緒に作業に取り掛かっているように感じることができる。その主催としての彼女の黙々とした頑張りを見ると、どうしても「今日も頑張ってるね~!」「むぎちゃんは偉いね~!」という気持ちが間欠泉のように吹き出し、止めるのに一苦労する。

Study With Me 配信の様子。勉強メモ、作業時間しかなく、飾りつけはない。

 包み隠さずに言えば、男性がちゃん付けで呼ぶ=下心やふざけた心がある という認識が自分の中で強く、『むぎちゃん』と呼んでいる方のようなスムーズなコミュニケーションまで一歩足りないことに焦燥感を感じてしまうのだ。別に心を苦しませる悩みではないが、魚の小骨が刺さっているような感じ……もしくは小さなハードルがあってそれをまたぐ必要がある…という感じ。

私もいつか、気軽に「むぎちゃんおはよ~」と声掛けがしてみたい。
私が思っていることや感謝を伝える前に、まずはその小さなつっかえを取り除くように努力したいと思う。

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