
【たぴのたび#番外編】限界47都道府県制覇旅を軽く振り返ってみよう
この記事は、都市大 Advent Calendar 2024 15日目の記事です。
1万字書いた記事を1から書き直しております。元の記事があまりにも冗長すぎたので。ではほんぺん。
はじめに
今年も開催されました、アドカレ。ぼちぼち何を書こうかなと悩んでいたんですけど、折角47都道府県を制覇したということで何かそれ関係で書きたいなと思いまして、このタイトルとなりました。旅行のコツでも書いていこうかなって思ったんですけど、そんなの調べたら星の数ほど出てくるので自分の体験を書いていこうって所存です。インターネットの世界なんて自分語りしてなんぼですからね。
みなさんはどれほどの都道府県の土を踏んだことがあるか数えたことがありますか?旅行だったり推しのライブだったり島流しだったりで色んな土地に足を踏み入れていると思うのですが、わざわざその数えている人はそう多くないと思います。もしかしたら既に半数以上の都道府県を通過したり踏破している方もいるのではないでしょうか。ぜひ今まで上陸・通過した都道府県を数えてみてください。
さて、47都道府県制覇の定義は人それぞれだと思います。その都道府県を通過する、何かしらの写真を撮る、ご当地グルメを食べる、宿泊するなどなど…。そんな多種多様な制覇方法の中でも私は、ゲームセンターに置かれている「チュウニズム」という音ゲーの”全国行脚機能"を利用して47都道府県制覇しました。チュウニズムにはプレイした都道府県を記録する機能が備わっているのでどこ県のゲーセンにお金を上納したかが一目で分かります。たまたまチュウニズムをプレイしていた私はそんな機能を知り、こりゃ使うしかないぜ となったわけです。
要するに、私は47都道府県のゲームセンターに行き、最低100円上納してきたというわけです。

2周目始めた判定になって達成状況が1/47になっちゃってる
旅行が趣味になった理由
多分アニメ「ゆるキャン△」の聖地巡礼で山梨県を18きっぷで巡ったのが最初だと思います。この時点で ”うおおアニメ通りだ聖地巡礼楽しいいいい" とか思ってこの聖地巡礼のすぐ後にアニメ「氷菓」の聖地である岐阜県の高山に行くことにしました。初めての宿泊込みの一人旅で不安だったのですが、結局楽しさが不安を上書きしていってくれました。恐らくこの時点で完全に旅行にドはまりしましたね。
聖地を巡って ”わあアニメ通りだすげえ” という思いは勿論持っていたんですが、それ以上に、知らない地を踏みしめる楽しみを感じていました。要するに非日常感ですね。これは去年のアドカレでも軽く触れたのですが、毎日大学やバイトに行くだけ、友人と遊ぶのも知っている大地のみだった当時の私はこの非日常感にすっかりハマってしまいました。これが旅行が趣味になってしまった理由です。
で、なぜ47都道府県制覇しようと思ったのか
47都道府県制覇のきっかけも恐らく聖地巡礼です。京アニが好きな私は大学1年の頃に「けいおん!」、「中二病でも恋がしたい!」、「響け!ユーフォニアム」、「涼宮ハルヒの憂鬱」、「境界の彼方」の聖地巡礼を行いました。京アニの聖地は滋賀や奈良や兵庫、京都に多いのですが、折角ならその土地に行った記録を何かしらで残したいなと思ったわけです。で、まずこれが全国行脚の記録を始めたきっかけ。
なかなか埋まった pic.twitter.com/BK0nqjgOOp
— Tpおか@たぴ (@Tpok5656) March 8, 2022
↑恐らく全国行脚関係最初のツイーヨ
行脚始める前にカード失くしてたっぽい
始める前でよかった
で、どうせならこれを全部埋めたいなって思ったのが47都道府県制覇を目指したきっかけじゃないかな多分(死ぬほどふんわり)。あとは社会人になったら絶対に旅行の機会が減ってしまうので、大学生のうちに色んな土地に行ってみたいとか思ってた気がする。
地方ごとに思い出・行脚の所感を軽く語る
どうせなら全都道府県の思い出を書きたいなって思って書いたんですけど、流石に長くなりすぎたのでそれはアドカレではなく普通の記事で出します。
(余力があれば)最後に47都道府県行脚しやすさ tier表を載せておきます。
※余力、ありました。
北海道地方(北海道)
北海道地方という名の北海道。最初ですが北海道が一番思い出深いです。良くも悪くも。詳しくは昨年のアドカレを読んでほしいのですが、友人と雪ミクやら雪まつりやらを楽しんだかと思いきやその後一週間広大な土地で一人旅を楽しんだり死にかけたりしていました。まあ、あんなに絵にかいたようなドカ雪に囲まれたのは生まれて初めてで、非常に非日常感を感じてなんだかんだ楽しかったです(小並感)。繰り返しになりますが、詳しくは昨年のアドカレをお読みください。

行脚の所感
行脚の所感は、観光ついでであればあまり苦じゃないなって感じです。というのも、札幌はもちろん函館や旭川、稚内まで主要都市にゲームセンターがあるからです。全国行脚のみ目的で北海道行く人はいないでしょ。流石に。(とはいっても北海道まで行くのは普通にめんどくさい)
東北地方
(青森県・岩手県・宮城県・
秋田県・山形県・福島県・新潟県)
これも詳しく知りたい方は東北制覇の記事を読んでいただけたらと思います。
観光という観光は秋田市と福島の高湯温泉しかできていないのでいつかゆっくり巡ってみたいものです。銀山温泉とか。ね!?コーギー!???????読んでるか分からないけど計画立てるのいつまでも待ってるよ!!!!!!!!来年度こそは行こうね!!!!!!!!




行脚の所感
私は基本的に普通・快速列車にしか乗れない18きっぷを利用して限界旅行をしているのですが、東北の行脚は”鉄道開業150周年記念 JR東日本パス”という神のようなフリーきっぷを利用しました。いえ、利用させていただきました。このきっぷは3日間普通・快速列車が乗り放題になるのは勿論、特急列車や新幹線にも乗り放題になるのです。しかも特急券不要。そのおかげで広大な東北の大地を3日間という短期間で超快適に行脚することができました。
ちなみに、18きっぷのみで東北地方を行脚するのは割と地獄です。列車の本数が多くないうえに、普通列車でノロノロとあの広大な大地を巡らなければいけないので軽く修行となるでしょう。
関東地方
(茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・
東京都・神奈川県・山梨県・長野県)
観光に関しては生涯で神奈川県と山梨県くらいしかまともにしていない気がします。個人的に神奈川県は観光地天国な気がします。江の島だったり鎌倉だったり箱根だったり質の高い、ただそれでいてハードルの高くない(個人的感想)観光地が多くて飽きなさそうです。
神奈川県はみなとみらい、横浜中華街、江の島などがあって、電車でとても簡単に足を伸ばせるので埼玉県民御用達のデート県。それが故にいい思い出も悪い思い出も闇鍋のように混ざり合って混沌としているのでここではあまり触れないようにしましょう。


山梨県は先ほども触れたゆるキャン△の聖地巡礼が思い出深いですね。特にほったらかし温泉は朝から夜まで常に景色が良く、非常におすすめです。もちろん天気が良ければ温泉からは富士山を望むことができます。(”あっちの湯”と”こっちの湯”があるのですが、富士山を観れるのは確か”あっちの湯”のみ)

行脚の所感
地元が埼玉県なので最も行脚難易度が低かった地方です。そして埼玉、東京、神奈川、(千葉)が基本的な行動範囲なので勝手に行脚が埋まっていました。また、群馬・栃木・茨城はJR高崎線とJR宇都宮線の2本で完結するのでとても楽でした。少し大変だったのは山梨、長野ですが、これらも東京都からJR中央線で乗り換え1~3回程度でほんの数時間で行けるのでそこまで苦じゃなかったです。
東海地方
(静岡県・愛知県・岐阜県・三重県)
静岡県も山梨県と同じくゆるキャン△の聖地があるのでブラブラしたり、友人とのドライブでめちゃくちゃ車の運転をしたりと思い出が多いのですが、特に思い出深いのが岐阜県。そして老後住みたい県ランキング第3位も岐阜県。

皆さんご存じのアニメ「氷菓」の聖地である高山市があるのはここ岐阜県。直近4年間、毎年訪れています。


ここは高山にある旅館「宝生閣」。数年前に友人と宿泊したのですが、ここの夜ごはんが本当に美味しすぎた。食事で本気のガッツポーズが出たの多分初めて。大浴場もあるし、ここで吞む酒は余所で呑む酒の数倍美味しくなります。高山に訪れた際にはぜひ「宝生閣」を。

岐阜県には他にも下呂温泉だったり、映画「君の名は」の聖地のひとつである飛騨古川だったりいい場所がたくさんあるのですが話すと長くなるので割愛。
あとは大垣市で青ブタのスタンプラリーをしました。青ブタと言えばほぼ神奈川県完結のイメージですが、大垣も聖地のひとつなんです。って言っても確か一瞬出てきただけなんですけど。

行脚の所感
東京~大阪間の大動脈である東海道本線が走っているので、静岡・愛知・岐阜の3県の行脚難易度は非常に低いです。ただ、この区間は列車の本数や両数が少ない箇所があってラッシュ時間帯でなくても座れないことが多かったり、この地方が横に大きいが故に抜けるのに時間がかかったりして精神的に来るものはありました。
三重県の行脚スポットに関しては、大都会名古屋から乗り換え1,2回で1時間ほどで行けるので割と楽な方です。
北陸地方
(富山県・石川県・福井県)
この地方は割と速足で駆け抜けたため、観光という観光はしていません。が、福井県に私好みの神社があったので少し探索しました。

少しわかりにくいですが、田園風景にポツンと森がある感じです。これは「鎮守の森」といい、神社を囲うように木が生い茂っています。



上手く言語化できないんですけど、田舎のこういう風景好きなんですよね。落ち着くというかなんというか。存在しない子供の頃の記憶ってやつかもしれません。

そして敦賀駅でお出迎えしてくれたインパクトの強い恐竜。福井は恐竜王国としても知られています。
行脚の所感
18きっぷのみでは岐阜県からしか入れない富山県、そもそも18きっぷで行くことができなくなり陸の孤島と化した石川県、そして18きっぷのみでは敦賀以北に行けなくなった福井県の三県でお送りいたします。
富山県⇒石川県⇒福井県(もしくはこの逆)のルートは第三セクターしかないため18きっぷが使えずに4,000円かかるのですが、それでもこのルートが圧倒的に楽なのでおとなしく三セクにお金を上納しましょう。結論、お金があれば割と楽な地方。
※厳密には18きっぷの通過特例で福井県の敦賀以北も入れます。詳しくはこちら。
近畿地方
(滋賀県・京都府・大阪府・
兵庫県・奈良県・和歌山県)
関東地方を除くと最もお世話になっている(?)のがこの近畿地方。なぜなら近畿地方は京アニの聖地天国だからです。
まず滋賀県は「中二病でも恋がしたい!」「けいおん!」




京都府は「響け!ユーフォニアム」「たまこまーけっと」



兵庫県は「涼宮ハルヒの憂鬱」

奈良県は「境界の彼方」

という風に、京アニ作品の聖地巡礼を行うなら必然的に馴染み深くなる地方です。
もちろん普通の観光としても魅力的な場所が多い印象です。将来ここら辺に住みたいなあと妄想していたりもします。


行脚の所感
近畿地方は東海地方の次に行脚難易度が低いです。というのも、滋賀・京都・大阪・兵庫は東京からはるばる伸びてきた大幹線・東海道本線で繋がれているからです。
また、少し辺境のイメージがある奈良・和歌山に関しても大都会大阪・京都から電車で1本で行くことができるのでアクセスは非常に良好。しかも本数も両数多く、ラッシュ時間帯を除いては座ることができました。
中国地方
(鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県)
もったいないことに、中国地方の観光は広島県と鳥取県くらいしかないです。広島県は高校の修学旅行で訪れたので楽しい思い出に溢れています。


鳥取では鳥取砂丘に行ったくらいかな。馬の背の斜面が思ったよりきつくて疲れた記憶あり。


行脚の所感
中国地方は大きく山陽(岡山、広島、山口)と山陰(鳥取、島根)の2部分に分けられると思いますが、山陽と山陰で行脚の難易度がおおおおきく変わってきます。
まず山陽ですが、こちらは京都・大阪から繋がっている山陽本線と呼ばれる主要路線が走っているので行脚難易度は低めです。
逆に山陰の2県は18きっぷのみでの行脚だとトップレベルに難易度が高いです。流石「陰」の刻印が押されているだけのことはあります。山陽とは山で隔てられており、その山を越えるのにそもそも時間がかかる上に山越えの列車が1日に数本しかないため、山奥の駅で数時間乗り換え待ちを強いられることもザラです。絵にかいたような田舎の時刻表を見ることができます。このため山陽⇔山陰の移動だけで6~9時間ほどかかります。さらに、山陰側を走っている山陰本線は”本線”とは名ばかりで、鳥取~島根を結ぶ普通列車は1時間に1本レベルなので時間的制約も大きいです。そのため、18きっぷのみだと山陰の2県を埋めるだけで1日が終わるでしょう。山陰を行脚する時は特急列車を利用することを強くおすすめします。特急であれば山陽⇔山陰の移動を2時間半~3時間程度まで短縮することができます。
・山陽~鳥取間の移動であれば、京都・大阪と鳥取を結んでいる「スーパーはくと」や岡山と鳥取を結んでいる「スーパーいなば」がおすすめ。
・山陽~島根間の移動であれば、岡山と島根を結んでいる「やくも」や山口と島根・鳥取を結んでいる「スーパーおき」がおすすめ。
・鳥取~島根間の移動であれば、本数は少ないものの普通列車でもできなくもない。
四国地方
(徳島県・香川県・愛媛県・高知県)
四国行脚ついでにJR四国乗りつぶしという変わったことをしていました。この旅行については記事を書いたので、気になった方はそちらを読んでみてください。
特に印象に残ったのは「下灘駅」です。この駅は目の前に海が広がっており、時折ポスターなどにも採用される非常に景色の良い駅です。特におすすめなのが夕暮れ時で、落ちていく陽が赤く照らした海がとても美しかったです。


ちなみに、実は四国にも「境界の彼方」の聖地があります。主人公・神原秋人の地元である上で紹介した”下灘駅”と、ヒロイン・栗山未来の地元”大歩危(おおぼけ)”です。

大歩危と声に出してみると悪口のように聞こえますが、実際は読んで字のごとく歩くのが危ない場所という意味(諸説あり)です。一体どんなところかというと、大きな岩石がゴロゴロと転がっているような渓谷です。

https://ja.wikipedia.org/w/index.php?curid=2204987による
この渓谷では遊覧船に乗ることができたり、ラフティングすることができたりと全身で自然を楽しむことができます。
行脚の所感
四国自体が小さいので東北ほどではないにしろ、山間部など人の少ない場所が多く普通列車の本数も少なめなので18きっぷのみの行脚は少し大変です。しかし、JR四国には多種多様な乗り放題きっぷ(フリーきっぷ)が存在するのでこれらを利用しない手はありません。特に「四国フリーきっぷ」「バースデイきっぷ」「若者限定四国フリーきっぷ」などは特急列車(自由席)も特急券を購入せずに利用できるため、懐に優しく非常に快適に行脚することができます。実際、私は「バースデイきっぷ」を利用して苦も無く四国を巡りました。
18きっぷで本州から四国へ上陸する際には 岡山⇒香川 の一択になるですが、大ターミナル駅岡山駅からほぼ30分間隔で高松行きの快速が出ているので上陸も楽だと思います。
九州地方
(福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・
大分県・宮崎県・鹿児島県)
後述しますが、九州では特急・新幹線も乗り放題になるフリーきっぷを利用したのでとても快適に行脚できました。まだ記事にはしていませんが、この期に乗りたい特急乗ってやるって意気込んで結果充実した3日でしたので今度詳しく記事にしようと思います。そのためここでは軽く写真を張り付けるだけにします。
あと、なんか鹿児島県の街中を歩いていたら柔軟剤の匂いがそこかしこからしてきて気分が良かったことを覚えています。気持ち悪いですねこいつ。後で調べてみたら、鹿児島は洗濯用洗剤の消費量ランキング2位だったぽいです。なんか納得。

きれいで超快適(おじさんのいびきに目を瞑れば)

地元で食べるそれとは濃厚さ・クリーミーさが比べ物にならなかった


枕崎駅

北海道のラッキーピエロに匹敵する美味しさ

めっちゃ熱かったけどめっちゃ良かった

行脚の所感
18きっぷを利用した行脚では恐らく時間的に最も東京から離れた地方です(距離的に最も離れている沖縄は東京から飛行機で行くと思うので)。始発で東京駅を出発しても1日では上陸できません。ちなみに1日で到達できる最西端は、2024年現在”新山口駅”です。ただ1日で到達できないとはいえ、東京から東海道本線・JR神戸線・山陽本線という幹線が繋がっているため、九州にはそこまで苦労せずにたどり着くことができると思います。
次に九州内部の行脚難易度ですが、福岡・佐賀・長崎・熊本・大分といった九州北部・中部は列車の本数も少なくなく、県内・県外関係なくアクセスが悪くないため難易度低めです。
しかし問題は九州南部(宮崎・鹿児島)で、18きっぷでの九州南部の行脚は山陰地方並みに難易度が高いです。

18きっぷで九州南部に行くにはこの2ルートがあったのですが、まず青で示した熊本から鹿児島までのルートは2020年の九州豪雨で被害を受けて運休となっている区間があるため利用できません。そして現在唯一の方法である赤で示した大分から宮崎のルートなのですが、大分から南に約2時間進んだ先にある”宗太郎峠”が大きな壁となって立ちはだかります。まずは宗太郎峠の入り口である重岡駅の時刻表を載せます。

朝6時47分延岡行き。以上です。つまり、終電が朝6時47分。この通り、宗太郎峠を越える普通列車が1日1本しかないうえに早朝というなんとも社不に厳しい時刻表。18きっぱーの間でこの区間は「宗太郎越え」と呼ばれ、難所として有名になっています。この終電は重岡の少し北にある都市の「佐伯駅」から出ており、この列車に乗るには佐伯のホテルに泊まるしかないので追加の出費は必須です。ちなみにこの普通列車、特急の車両を普通列車として運行しているので起きれさえすれば超快適に峠越えできます。もちろん18きっぷで乗れます。(少し前の話なので今は違うかも)。
とまあ、いかにも超高難易度な地方として紹介しましたが、九州にも普通列車だけでなく特急や新幹線まで乗り放題になるフリーきっぷ「ぐるっと九州きっぷ」があるので、それを利用すれば簡単に行脚できます(ただし四国とは違い、特急券は追加で購入する必要あり)。上で紹介した宗太郎峠は大分から特急1本で越えられるし、熊本~鹿児島間は九州新幹線があるし、正直使わない手はないと思います。特急を利用して浮いた時間で観光しましょう。
沖縄地方
(沖縄県)
沖縄地方ってあんまり聞かないけど内閣府がこの分け方してたからここでも分けます。
当初の予想通り沖縄の行脚が最後になりました。沖縄では友人と「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」の聖地を軽く巡ったのですが、その様子をここで紹介するにはあまりに窮屈なのでこちらも詳しくはまた今度記事にします。ここでは九州と同じように軽く紹介。本当にまた行きたい場所のひとつ。

かわいいね



当たり前だけど異国みたいだった

行脚の所感
当たり前ですが陸路で繋がっていないので18きっぷは利用できません。飛行機か船での入国になると思うのですが、それが資金と気持ち的に大きな壁です。ただ、私は旅行ついでに行脚したので苦じゃなかったです。というか沖縄も行脚だけの目的で行く人あんまりいないか。行脚難易度は北海道みたいな感じ。
18きっぷ・フリーきっぷでの行きやすさtier表
もしアメリカだったら絶対に訳が分からなくなっているtier表。日本でよかった。
47都道府県の位置をすべて覚えている人は多くても、恐らく形まですべて覚えている人は多くないと思うためとても難読なtier表を作成してしまいました。多分tier表メーカー史上1,2を争うレベルで不親切なtier表じゃないですかね。私は佐賀、徳島、山口の形が分かりませんでした。

S:埼玉・東京・神奈川・千葉・静岡・愛知・大阪・京都・滋賀・兵庫
A:岐阜・奈良・和歌山・三重・広島・群馬・栃木・岡山・福岡・山梨
B:富山・福島・宮城・福井・長野・新潟・山口・大分・岩手・石川
C:山形・長崎・佐賀・熊本・香川・愛媛・徳島・高知・秋田
D:青森・鳥取・宮崎・鹿児島・島根・北海道・沖縄
”都道府県”を抜いて表記すると「北海道」は「北海」になると思うんですけど、違和感の塊なので特別扱い。
そもそも18きっぷで行けない箇所は雰囲気です。北海道と沖縄は苦じゃないとか書いてたと思うんですが、結局上陸するのめっちゃめんどくさいのでD tierに置きました。
余談ですが、いらすとやは21個以上の画像を商用利用(収益化)するとすべての画像に1,100円の使用料が発生する、つまり最低23,100円かかるので気を付けましょう(今は価格違うかも)。この記事は非商用なのでok。
軽くまとめ
全国行脚を始めてから47都道府県制覇するまで約2年半かかっているそうです。長い長い旅でした。お金さえあれば飛行機で未踏の地へ飛んでいくこともできるのであまり時間がかからないと思うのですが、この2年半の限界旅行では9割方18きっぷで地方へ赴いて行脚をしていました。そのせいで時間がかかったのですが、逆にそのおかげで達成感もひとしおでした。あと、地に足つけて目的地までゆっくり向かうのも旅行の楽しみのひとつです。絶対に。ぜひ皆さんも大学生という比較的時間があるこの一瞬に全国を這いずり回ってみてください。
それでは世界制覇編でお会いいたしましょう。
そして、次の旅がはじまるのです!!