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2024/12/08 heart bookmark鑑賞会議事録

heart bookmark千秋楽配信最終日、都内某所で行われた鑑賞会の議事録です。

今回の参加者は8名。鑑賞会初参加の方が2名いましたが、クイズがバケモンみたいに強かったり、テーマ発表が完全に学会だったり、色々な意味で「つよかった」ですね🤣

今回は従来とは異なる進行でした。
前半はいのりちゃんに関するクイズ企画、後半は
各人がテーマを決めて15分で発表するテーマトークの2本立て。

早速ですが、議事録はじまります。

非いのり現場で「はよ議事録書かんかい!!」と詰められたので急いで作りました😇😇😇
それはそうとVoi!!って言ってますね

1. クイズ大会

来年でいのりちゃん10周年ということで、過去のライブに関するクイズ企画を実施。形式は下記の通り。

・本戦→10問(過去のライブに関する回答記入方式のクイズ)でポイント上位3名を選出。
・決勝→上位3名によるプレーオフで曲名当て早押しクイズにて最終的な優勝者を決定。
・景品 1,2,3位にはそれぞれアマゾンギフト券3000円、2000円、1000円を贈呈。

筆者以外でハイレベルな戦いが繰り広げられていましたね。るぽみえさん、もちうさぎさん、えむけーさんの順で決勝進出。決勝には本戦で敗れた3名も“チーム敗北者”として参戦。まんぼうさん早押し強すぎ問題。最終的にはるぽみえさんが優勝。バケモンでした。

<問題の概要>
・同じ曲の歌い方の違いを聴いてもらい、どのライブで歌われたかを当てる問題
・特定の場面を見せて曲名を当ててもらう問題
・MCの内容をキーワードで答えてもらう問題
・イントロを聴いて曲名を当ててもらう問題
・キャラソンを聴いてそのキャラソンのキャラ名と作品名を答えてもらう問題
など

2. テーマトーク

一人15分程度でテーマトーク。セトリ曲順で進行。これだけ曲があるのに、「ソライロ」と「My Graffiti」で選曲被り発生。
各自、資料の作り方、感じ方が異なっていて面白かったですね。

2-1. もちうさぎさん『「Ring of Smile」キントリと今回の比較』

・今回の方が "嬉しい" が息っぽい。裏声が息っぽい。
・動き、表情が柔らかい。リラックスして楽しんでいる。
・ツーステ横揺れ、力入らず歌えている感じがある。
・声に豊かさがある。
・観客の目を見て歌ってる感じがある。
・"希望はここにある" が確信を持っている感じがあって良い。
・”絆”の時の小指がよい。
・最後の目を細めて笑うのが可愛い。
・キントリの方が情感深い感じはある。
・キントリではありがとう↑だったのが、今回ありがとう→になっている
・同時期の他のフェスと比べて、キントリは意外と固くなかった印象がある
→他の2人とも同世代だし、共演者が少ない分、他のフェスより自分目当ての人が多いから?

2-2. るぽみえさん『「ソライロ」における感情表現およびいのりのお座りに関する考察』

・ベンチに座ってスポットライトが当たる。
→舞台におけるモノローグのような雰囲気でかつての胸の内が語られるような雰囲気に。(懐古)
・すまりさんのイントロ、間奏、アウトロでの存在感。
→2番も割とすごいよね。
・“完璧じゃ~愛おしい” ではマイク両手持ちで一際感情がこもっている。
⇔HHでは片手
・歌声、HHは低音でクールな(遠い)、hbは高くて温かな(近い)印象。
・1サビ(着席)とラスサビ(起立)で歌声に差があるか?
→着席時はほんのり四角い(固い)感じ、起立時は丸い(柔らかい)感じがある。
→着席時は固定される感じ、起立時は自由に体を使って歌えるから?
・“新しい空へと…歩こう”の後、朝みたいな明るいライティングになる。
⇔HHではスモーク

2-3. ノイッシュさん『「ソライロ」における表情の比較と定量評価手法の開発』

「ソライロ」歌唱中のいのりちゃんが見せた“えくぼ“の時間を記録して”えくぼ率(Dimples Rate)”を算出し、HHツアーとhbツアーでの比較を実施。
その結果、HHツアーでのえくぼ率が28.4%であったのに対し、hbツアーでは90.0%にまで向上してることが分かった。

学会発表は突然に……

・HHツアーでは感情表現の部分でしかえくぼができていない。
・いのりちゃんがソライロの解釈を変えた?
→ツアーのテーマ的なところで歌い方を変えているのではないか。hbツアーでは、スクラップアート、アイオライトですら笑顔が見られるなど、非常に笑顔が多くなっている。
→HHツアー時は、「ソライロ」は初歌唱であり、センターステージで歌ったこともあり、緊張して笑顔が出づらかったのではないか。
・HHツアーでもhbツアーでも、カメラワークがかなり似ていていのりちゃんの表情を観測できる時間にあまり差がない事に、今回の検証を通して気づいた。
→作者の癖で同じになってしまうのではないか。

『ソライロ』の良さについて語る、ノイッシュ先生の最新作はこちら!!⇓

『ソライロ』はなぜ化けたのか【水瀬いのり ライブ感想】|ノイッシュ

2-4. えむけーさん『「My Graffiti」の演出や表現について -CtRとの比較-』

・最初の間奏時のエアハグかわいい。
・1A照明がオレンジ。過去を振り返る時、暖色系が多いイメージ。今回も過去を振り返っている。
・“とにかく歩いてきた かすり傷をたくさん作り”の部分であとずさり。普通は前進しそうなところだが、歌詞のネガティブな面を反映したような動きをしている。
・”大きな壁にひるんだり 眩しすぎてうつむたり”の部分であとずさり。こちらも歌詞のネガティブな面を反映したような動き。こちらはCtRでも同じ動きをしている。
⇔2番”それって ねえそれって好きになれた 素敵な出会いだね”では歌詞のポジティブな面を反映し、ハートを作ったり、笑顔であったり1番と対照的になっている。
・”いつも足りないよね?”の”よね”の歌い方がCtRより伸びやか。フェードアウトしている。
・1サビ”12色の色鉛筆~”の箇所、CtRでは7色になったステージライトの方に振り返っている。
・”どうかどうか” “泣き”の歌い方はCtRと共通だが、表情はhbのほうが柔和。
 hb: 地に足がついているような感じ、より自信に満ちたパフォーマンス
 CtR: エアハグ、みっちーさん、ふっふーさんと頷きあう(間奏)
・“私という絵を描こう”のところ、バンドメンバーを各バンドメンバーカラーのライトが照らしている。
→CtRでは切望している、遠い感じがあるが、hbでは近くにある、描けている感じがある。
→”大事なものは 遥か遠くではなくて もうそばにあるんだよ” 「心つかまえて」じゃん!
・“角度と位置”ステージを指差す。ステージが”私”の居場所になった。
⇔CtRでは必死に歌っている
・ラスサビ”12色の色鉛筆から~” 客席を笑顔で指差す。様々な色に光るシンクロライトによって歌詞に寄り添った演出を実現できた。
⇔CtRでは後ろを見ている。客席は水色ばっかり。
・”いつだって始まり” 180°ターンしてバンドを見て、もう一度観客の方にターン。いのりバンドとの出会いの大切さが垣間見える。

2-5. まんぼうさん『「My Graffiti」について』

・”これは私の実にありふれたストーリー”
→glowの”よくあることだよねって”に似ている。
・”眩しすぎてうつむたり”
→燈籠光柱の”眩しすぎる街燈に” 4着目ゾーン、歌詞的に互いに関係がある選曲をしている?
・2番冒頭の"神様"=過去の自分から見た、未来の自分と考えると面白い。"行けばわかるよ"って笑いながら言えている = 良い未来を過ごせているということなので、”どうかどうか遠い未来も輝いてますように”に対するアンサーにもなる。"いつだって We are all right!"と近いノリだと思う。
・たどり着くことだけを旅だと思っている過去の自分に"行けばわかるよ"と言っているところが、今のいのりさんに文脈乗っている。
→「目標や夢を達成することもいいけれど、その道中にもかけがえのない大切なものはあるよね」という意味と解釈しているので、目標とか夢とかを目指すだけでなく、その瞬間瞬間を大切にしている今のいのりさんぽいと思った。
・"好きになれた素敵な出会いだね"が、アーティストデビュー当時のブログに記載していた「これから出逢う人達もきっと優しい人」に通じるところがある。当時からそう思っていて、今この曲を通して活動を振り返っても「好きになれた素敵な出会いだね」って思えているのかなと思うとエモい。
・"私らしさの在処 探す my graffiti"
→hbでは私らしさの在処を見つけられたmy graffitiになっていたと感じた
・”大事なものって~本当の世界写すよ” 
→優しさだとか希望だとか、大事だけれど目に見えないものを見ていきたい、ってこと?
・”どんな どんな 物語を描いていく?いつだって始まり”
→すごくheart bookmarkっぽい。完結に向かう物語ではなくて、いつだって物語の始まりなのがいのりさんの言う「今が未来になっていく」という言葉につながるように感じた。
→節目ではなく今を大事にするいのりちゃん!
・"素直にあるがままに描けmy graffiti"
→「自分らしくいよう」みたいな意味だと考えている
→胸ぽんぽん叩いてるのはなんだろう?
→"my" ってことだと思う。

2-6. チャモ『クリスマスソングと水瀬いのり』

「Winter Wonder Wander」の曲名の由来になったと思われるクリスマスソング「Winter Wonderland」の紹介と両者の共通点を探る内容。hbツアーと1 mmも関係ないが、時節柄話したくなった模様。(別途記事を書こうかと構想中)

2-7. terraさん『小ネタ集』

「ほしとね、」
・観客を星夜に見立てて歌っているのではないか。歌詞の中で、星夜は主人公が何でも言える対象であるが、ファンをそのような存在と捉えているのではないか。”思い出すのは君とのこと”

「フラーグム」
これまでのライブでは、新曲は原曲を忠実にアレンジである事が多かったが、フラーグムは原曲と異なるアレンジが散見された。
ex 1. サビのベースが原曲では4分で演奏しているのに対し、ライブでは8分でオクターブ奏法をしている。楽しそうな感じ、ワクワクする感じになる。
→メンバーが増えたことによりアレンジの自由度が広がったのではないか

ex 2. ラスサビ”キラリ ココロ フラーグム”直後のドラムの二拍三連(あるいは付点四分付点四分四分)のような叩き方
→ふっふーさん、いのりちゃんの歌い方やテンション感によって叩き方を即興で変える印象がある。

「Kitty Cat Adventure」
“ドキドキが止まらないよ”直後のすまりさんによる猫の鳴き声のような弾き方

「夏夢」
すまりさんによる間奏やアウトロの部分でのひぐらしの音のような弾き方
→「八月のスーベニア」のギター、蝉の声っぽい

「heart bookmark」
2番サビ”きっと動き始める”のところ、めっちゃ飛んでる人がいていいねぇ
→本日の参加者2名の連番だった模様(爆笑)

「MELODY FLAG」
・いつもライブではクールな印象のドラちゃんがめっちゃ笑顔。
・ラスサビの跳びポの後、ミッチーさんにワイパーが合っているかアイコンタクトして確認してる。(跳んだら分からなくなったっぽい)

「Step Up!」
・”そこで終わりだ”のファンサが長い。いのりちゃんからあれだけファンサ貰えるのズルすぎる。関係者席ではないけど関係者がいた?
→音に合わせた結果では?

「燈籠光柱」
・ラストの「どこまでも 私たちと」の後、情熱大陸のイントロ弾いてる。

「Ready Steady Go!」
・ラストロングトーンに見る歌唱法の変化。各公演での地声/裏声の割合、咽頭の位置を比較。RSG~HHは地声成分が減って、HH~hbは再度地声成分が増えて、hbでは半々ぐらいのミックスボイスになり豊かな響きとなった。
・CtRとhbのロングトーンの歌声を周波数分析。(スペクトルを示しつつ解説)
 CtR: 地声に由来する低周波数成分が多く、声に厚みと力強さがある。高い倍音成分が豊富。ロック調の鋭い響きが際立つ。
 hb: 地声成分が抑えられ透明感のあるクリアな発声が主体。CtRと比較して倍音が広い集は歌いに分布しており、響きが豊かで柔らか。ポップス的なアプローチ。

以上

お疲れ様でした!!(洞爺湖町にて)

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