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2024/3/24 いのりまち町民集会2024 -ACOUSTIC LIVE Wonder Caravan!-配信鑑賞会 議事録

いのりまち町民集会2024の配信開始から2日後、都内某所で行われた鑑賞会の議事録です。

今回の参加者は過去最大の8名。最年少は10代と、少しずつ裾野が広がってますね!
参加人数がもっと少ない頃ですら、「2時間で4曲ぐらい」しか進まなくて毎回のように絶望していたため、今回は以下のようなタイムスケジュールが事前に共有されておりました。

①13:00~13:15 準備
②13:15~15:15 参加者一人ずつのテーマトーク(15分×8人)
③15:15~16:00  フリートーク 
④16:00~17:00  スクラップアートトーク
⑤17:00~17:30 アコースティック実技
⑥17:30~17:45 片づけ
⑦17:45~17:50 退室

結局③、④の時間は②のテーマトークで潰れておりましたが、いつもよりは順調に進行してましたね。

⑤では、アコギ伴奏と歌でACOUSTIC LIVEを疑似体験してみようというコーナー(演奏は有志のみ)もあり、鑑賞会開始1時間前に集合してリハをやっていたそうです。リハのある鑑賞会マジで何……!?

また、②のテーマトークに向け、以下のような事前課題がありました。

「いのりまち町民集会2024 -ACOUSTIC LIVE Wonder Caravan!-」の各楽曲のうち、一番気になったところ、見どころ、聴きどころといった、鑑賞会で自分が一番話したいポイントやテーマを一つ、参加者の皆さんに提示してください。一つのテーマにつき持ち時間は最大15分です。そのテーマについて、基本的にはテーマ提示者に話を進めて頂きたいのですが、話す内容のボリュームが少ない、例えば、単に「この表情が良い」という場合もあるかと思います。その場合は、参加者全員でそのテーマについて居り下げていければと思いますので、話す内容が少なくても安心してください。

主催者からのDMより

それにしても予習期間短すぎて草ァ!前日からAJもあったしねw
ただ、アコースティックライブ良すぎたのもあり、参加者一同モチベは高かったですね。
筆者の予習が完了したのは前日25時ごろでしたが、その時間参加者の皆さんもXのTLで元気にいのりちゃんのことポストしてたので心強かったです。

アナタたち……勤勉、デスね?

「レジュメの印刷が終わらなくて集合遅れます、ごめんなさい」は
まんまゼミ発表前の学生ムーブ過ぎて笑いました

前置きが長くなりましたが、ここから議事録はじまります。

1.テーマトーク

1-1. ジッジーさんの良さについて

◯演奏が良いのはもちろん、アコギの音色が良い。今回ヴァイオリンがいるが、アコギでバッキングだけでなくメロディーも担当している
◯ジッジーさん、フィンガーピッキング(指引き)を普段からよく使う
 ピック弾き→鋭くて小気味の良い音。弦を一本ずつ弾く。
 フィンガーピッキング→音が柔らかく優しくなる。異なる弦を異なる指で同時に鳴らすことで和音ができるので豊かになる。
 ・「Lucky Clover」冒頭フィンガーピッキング→ピック弾きへ。一般的にはあまりやらないが、わざわざやってくれている。低音が豊か、優しい雰囲気が引き立つ
 ・glow TOURの「夏の約束」冒頭でも同様にフィンガーピッキング→ピック弾き
 ・「Melty night」も手元が見えにくいがフィンガーピッキングをしている(チャッ、というフィンガーピッキング特有の弦を触る音が入っている)
◯アコギの音色がめっちゃ良い
 ・「HELLO HORIZON」のアコギの音色、はっきり艶が出てる
 ・いい音を出すにはマイクを近づければよいが、ハウリングしてしまう
 ・アコギの良い音を動画で例示しながら説明(※当然、良いと思う音色には個々の好みがあります)
  例:「ザナルカンドにて」のアコギ動画

 アコギの箱の中のマイク、弦の音拾う装置が合計3つ付いており、それらの音をうまく組み合わせて、ハウリングせずなるべく良い音になるようバランスを取っている。
  例:NANA MIZUKI LIVE THEATER 2015 「You have a dream」動画
    →弦の振動だけを拾うと不自然な音になる。
       例:出雲大社御奉納公演~月花之宴~「愛の星」 動画
    →ギラギラしたエレアコっぽい音。
・バンド演奏だと他パートと帯域が被ってくるため、敢えてある音域を削ることもある。が、じっじーさんの今回のアコギはツアーと同じものを使用している。

1-2. Wonder Caravan!について

◯Wonder Caravan!を一曲目に置いた意味
・従来のライブでは、1曲目盛り上げなきゃ!という意識がありそれに基づいた選曲が行われていた
→SCRAP ART TOURを通してそうしなくても大丈夫だと分かった
→従来の流れだとWonder Caravan!は最後に来ると思ったが、
今回一曲目に来た。SCRAP ART TOURからの流れを感じる。
・Wonder Caravan!を一曲目に持って来たことで、
「こういうライブだぞ」という空気作った。テーマを打ち出した。
ジャケットに楽器隊がいて、今回のステージセットのイメージもそこから。
これまでのライブでも落ちサビで指揮を振っているなど、ジャケットやこれまでのライブを通して世界観がかなり形成されていた曲。
・「僕らだけ~の光」は、普段と違って今回のライブでは何もしていない

◯開演前のケルティックな感じのBGMは、全曲「えんどろ~!」の劇伴から(※後日町内"生"放送でも言及されました)
→いのりちゃんの好きなディズニー楽曲かと思った。ケープコッドのBGMがまさにそんな感じ。好きなディズニーの楽曲ぽいというところで選んだのかも

・Wonder Caravan!初歌唱は、2019の町民集会だし、また町民集会で歌うのにふさわしい曲。歩いて冒険する曲なので、これまでいのりちゃんとファンが歩んできた道のりを重ねると一層エモい。
・"僕らが出会えた奇跡なんだ たった一度だけ重なる場所で"
・地方を回っていく→まさにキャラバン 
・BLUE COMPASS、旅を推しているのになぜ来なかったのか
→BLUE COMPASSは航海で海だから、今回の山にハマらなかったのでは?("ああ海を越えて"という歌詞もありますが、セット的には山かな)
→それで言うと、アルペジオは山で天体観測ってことかあ……。(←今回のMVP発言となりました。議事録で書いてもMVPとなった時の空気感伝わらないのでなんのこっちゃでしょうけどw)

◯名古屋公演終演後の舞台裏映像で、いのりちゃんが「今までで一番緊張しなかった」と発言しているが、逆に言うと大宮は緊張してたということか。また、回数重ねたのもあって名古屋の方がよりパフォーマンスが良かった。

1-3. 三月と群青について

◯観客見ておらず、曲の世界に入り込んでいる
◯マイク両手持ち 気持ち入っている時にやりがち
 例: 水彩メモリー、八月のスーベニア
◯言葉畳み掛けるからか、いのりちゃんが前に行っている(歌い方の話) おばちゃんはためてる
◯2サビの入り いのりちゃんためてる ブレスが深い
◯落ちサビ 気持ちの整理がついてリスタートした感じが良い
◯いのりちゃんが「男性に刺さる曲」と以前言及していたが、実際打ち上げに参加した男性ファンが全員一番良かった曲に上げていた。ここまでキラーチューンになるとは思わなかったといのりちゃんも言ってた。今回、表情がすべて映るのでより一層エモい。

1-4. ハートノイロについて

◯「ラ”リ”ラリラ」の"リ"の発声について
・毎回表で出すか裏声で出すか組み合わせが違っている
 1サビ 1回目 表、2回目 裏
 2サビ 1回目 裏、2回目 裏
 ラスサビ 1回目 裏、2回目 表
→2番は他の部分も息多めに歌っているので両方裏になるのは理解できる。ラスサビの最後は力強く行くために表なのかも。
→表と裏の使い分け、コロナ禍で自在にできるようになったので、その時やりたい表現、テンションによって使い分けているのかも。

◯16ビート刻んてるいのりプロ
バンドメンバーの演奏は8ビートだが、いのりちゃんが手を振りながら振っているマラカスは16ビートを刻んていて、いい感じに合っている。さすがいのりプロ。

◯町民集会2021-おかわり-でも歌われていて、いのりまちらしい曲 
・”ねえ 街が淡く染まってく”、”ねえここがきっと帰る場所”→いのりまち感
・大宮夜公演では、"巡り巡った この出逢いは奇跡"の時、いのりちゃんがバンドメンバーを見ていた

◯アレンジがオーソドックス。明るい。

◯MC1開け楽曲 ツアーのテーマ理論で考えると、ハートノイロは今回重要な位置づけの曲なのかも

◯BLUE COMPASS TOUR時は冒頭からかっこよく歌っている(今回は柔らかい歌声)
・BLUE COMPASS TOUR時、ラ"リ"ラリラは、1サビ 1回目 裏、2回目 裏になっている

◯オバちゃんのイヤモニ、BCの時にすでに緑だけど緑なのいつから?ペンライト緑になる前から?

1-5. 旅の途中について

・ピアノ足音感 おばちゃんの方見ている
・"笑って"でほっぺた指す。かわいい。
・小さい子供が夢見るときの音みたい ウインドチャイム
・サビ前のカッティング
・ヴァイオリンが途中で合流→旅の仲間増えてく的なキャラバン感
・ヴァイオリンが冒頭のピアノのフレーズを弾く
・たたたたん の足踏みかわいい
・1番より2番でバイオリンの音階が高い、キーボードは和音だけからそれ以外が加わる感じに変わっている
・"輝いてるかな" はっきり歌ってる
・落ちサビで泣きのニュアンス、キーボード高くて繊細
・"笑っていれるかな" 手をかざしかわいい
・歌い終わりの表情
・演奏といのりちゃんの動きが連動
・歩いてる画角いいよね

◯選曲理由、Wonder Caravan!から連想して旅の途中か。

◯旅の途中はメッセージ的にidentityやbrave climberと同じグループだと思っているが、置く位置によって印象が変わる。

◯旅の途中の歌詞がCtRの歌詞 ”あの日夢見た 小さな憧れ”とも重なってくる。水樹奈々に憧れたことだったり、5周年のインタビューでなれないとはっきり言っていることだったりが連想される。

◯”笑われたりしたっていいさ” 以降は、今の視点から昔の自分に向けて歌っている様に、"笑っていれるから" は昔の自分に言っている様に感じる

◯4月から新生活を迎える、町民みんなへの応援のメッセージでもあると感じる

◯旅の途中が1st の頃からあった曲なのがすごい。
これまではbrave climberは自分に重ねて聴いていたけれど、今ではいのりちゃんの道と重ねて聴ける(もちろん自分に重ねて聴くこともできる)。今後も楽しみながら歌い続けてほしい。

◯期間空けて聴くからいい曲もあれば、定期的に歌って聞く曲も変化が見れていい。デビュー曲を大切にしたいアーティストもいる(石原夏織さんはデビュー曲を大切にしているので大事な時に歌いたいと明言した)

◯Starry WishesとかWANのセトリ、ライブで聴きたかったよなあ。

1-6. 「生音を楽しんでほしい」という発言について

◯生音を楽しんでほしい
・同期の音、コーラスが入っていないのでそこも楽しいんでほしいということ?今回、コーラス部を自身で歌っている曲もある
 アイマイモコ サビ前の ”二分のー 確率―” コーラスがない
 Melty night サビの ”Melty night” 歌っている glow TOURでは歌っていな い。ハートノイロの ”差し込む” も普段言ってない
 アイマイモコ "heart beat" のリップシンク

◯アイマイモコ 推しポ
・サビ前のアコギが良い
・Dメロのギターソロが今回ピアノソロになっている
・SAから進化してる
 ”好きの嫌い交互に数えていく占い”の歌い方がなめらかになった。初期は切っている
・SCRAP ART TOURではキャラソンぽい歌い方をしている
・"い"の発音、押すか抜くか
・普段コーラスが重なっているが今回はなかった。初期の曲はコーラス重ねるの曲が多かった
・アイマイモコ一番歌っている
いのりちゃんが好き?アイマイモコはいのり楽曲の中でライブ選出率55.8%でNo.1。ライブに行くと "2分の1の確率" で聴けるらしいね(?)

・アイマイモコは歌ってみたも多い。タイアップ曲なのも理由かも。

1-7. 春空について

※春空真剣部からの資料配布があったのですが、掲載しないこととなったので、文字で資料概略のみ記載します。

春空の歌詞と各部分ごとのテンションの高低を色分けしした資料でした。
1番は右肩上がり、2番はV字でサビの高いテンション感へ動いていく(ギターソロとラストの間もV字)感じの流れです。

ボーカルを立てる 曲の展開大事
明るくないフレーズから明るい方へ

明るいイントロから入って
1A 陰りが引き立つピアノが切ない 憂い
1B 明るくなっている 歌も明るく 顔も明るく
サビになるとタンバリン入って ちょっと明るくなっている
2Aスネアちょっと前向きの歌詞と演奏アコギ 軽快に刻む バッキングにしている ストロークで刻んで前向きさ

2B ちょっと下がる抑えめ 照明も落ちて
ヴァイオリンソロが前向き 跳ねる感じ ギターソロと違う

ラスサビはじめ後ろを際立たせるため
落としてから盛り上げる
歌ってるのみて

・1サビと2サビで展開が異なる
 1サビの入り 半音ずつ上がる
 2サビの入り 大きく上がる

1サビ ドラム フィル
ラスサビ ドラム 連打

・ウインドチャイムの鳴らし方
 低い音→高い音 盛り上げる
 高い音→低い音 落ち着く

◯春空のステップ
リズムを取るときに縦ノリでとってる 横だとはやくなったときにリズム取れないので。

1-8. HELLO HORIZONについて

・闘志、使命にフィーチャーしたアレンジにした。
→アコースティックというと落ち着いたアレンジになるイメージが合ったが、逆にパワーが増したのが面白い。
・アコギが印象的重くなっている
・2Bからベースとヴァイオリンが合流して普段のハロホラ感
・ペンライト赤振っている人もいる
・MVは草原だけど、荒野の旅っぽい

1-9. 小ネタ集

◯歌唱法の違いによる周波数分析
異なる歌唱時期で同一楽曲のロングトーンの周波数を比較。定量的にいのりちゃんの歌声の変化を確認することができた。

◯プロの演奏の凄さについて
・いのりちゃんから説明がなくても、いのりちゃんの色付けを感じて適切な演奏を出してる。プロほどその演奏法をしている根拠がある。
・演者の中には、感覚でやる人もいれば、タイアップ曲のアニメを見たりして解釈して演奏する人もいる。奈々ちゃん現場だとチョーさんは解釈する人。

2.アコースティック実技

演奏メンバーは、アコギ2人、パーカッション(カホン、シンバル、ウインドチャイム)1人、ヴォーカル1人。
セットリストは下記の通り。

1.HELLO HORIZON
2.夏夢
3.アルペジオ
4.Happy Birthday

・HELLO HORIZON
アコースティックライブでかなりアレンジされていたので再現してみようという意図で。
・夏夢
今回セトリに入らなかった曲を独自にアコースティックアレンジしたらどうなるかという意図で。これまでのゼミでも話題に上がっていたカノン進行の曲。
・アルペジオ
入れ替え曲、かつ配信もされていない曲なので、ゼミで改めてやってみるという意図で。
・Happy Birthday(1コーラスのみ)
ゼミの直前に、某ボスの誕生日があったため。サビはみんなで歌いました。

全曲録音しましたが、演奏もグルーヴ感も割といい感じでした。事前準備、お疲れ様でした!

以上

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