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私たちが出会いたい仲間|大人のじぶん探求部 Tapestoryとは
こんにちは。Tapestory等身大じぶん作文係の渡辺佑子です。
前回と前々回にかけて、私たちが解決したい課題についてと、私たちが編み出したい世界についての思いを書きました。今回は私たちが出会って、一緒に活動したいと思う「仲間」について考えてみます。
キラキライメージに追いつけない自分
海外で働く日本人女性、とだけ書くと、バリバリ働く国際派キャリアウーマンを思い描く人が多いのではないでしょうか。実際、私もそういうイメージを持っていました。でも、日本を出て長い私の肌感覚としては、海外で暮らす日本人の多くが、前にも後ろにもレールがない個性的なキャリア&ライフを作り出しているという印象があります。特に女性の場合。
私は出身は東京ですが、7年前にえいや、でシアトルに引っ越してきてからは、今はこちらでフリーランスとして仕事をしています。夫もシアトルの出身ではなく近くに頼れる親戚もいないので、仕事はできる範囲でぼちぼちしつつ、子育てや家の周りのことは自分たちの中でほぼ完結させています。
リストラされたこともあるし、仕事を求めて面接三昧なことも一度じゃないし、子どもの日本語とか、日本に残してきた親の健康のこととか、もっぱらそんなことを考えて模索する日々。こんな日常と頭の中のキラキライメージを比べて、「あれ、私どこかで道を踏み外したんだっけ?」と不安になることが何度あることか。自分のペースで好きなように働けて、好きなところで暮らせて、幸せなはずなのに。
日本を一回出たことに起因する葛藤
私が感じるそんな漠然とした不安感は、日本を一旦出ることで、いろいろあった生き方の枠やキャリアのレールから自由になることの弊害なんだろうと思います。比較的なんでも自由にできる場所と時代にいるからこそ、何が好きだったのか、どうすれば自分は幸せになるのか、でもそもそも自分にできることは何なのか、とか、色々こんがらがって分からなくなってくる。
でも、グローバルなこのご時世、自分と同じようにこんがらがっている日本人女性は、実は世界各地にいるんじゃないだろうか。そしてもしかしたら、海外の生き方や働き方を経験して、そこから一旦日本に戻ったという日本の人も、実は同じようにこんがらがっているんじゃないだろうか。フリーランスだったり、アドレスホッパーのような新しい働き方をしていたり、検討していたりするのなら、なおさら。
私たちは、Tapestoryを通してそんな「海外にいる日本人女性」「日本にいる海外滞在経験のある女性」「新しい働き方をしている・したい女性」の人たちと出会いたいと思っています。日本を一旦出たからこその葛藤はあるけれど、つながって、お互いを応援しあうことで、自分らしい暮らし方や働き方を自信をもって築けるようになりたいと考えています。
私は一人じゃない、を感じるコミュニティー
Tapestoryは、少人数で毎週決まった時間に決まった場所で顔を合わせ、いろいろなワークをみんなと共有しながら徐々に進めることで、業界も職種も国境も年齢も超えた新たな出会いを提供し、横のつながりを広げます。
「自分らしい」暮らし方・働き方って、これで良かったんだったっけ…?と不安になる時。失敗してつまづいたり、悩んだり、ぐるぐるする時。そんな時に、全然違う環境や業界で頑張っている等身大の仲間に出会うことで「私は一人じゃない」を感じられる。そんなコミュニティーを作りたいと思っています。
参加するシーズンによって部活動を一緒に体験するメンバーは違うけれど、いつ参加してもやることは同じ。最終的には、参加したシーズンに関わらず全体がコミュニティとなってつながる、そういう仕組みを目指しています。部員なら誰でも参加できるイベント(合宿だったり、毎月定例の会だったり)も実施する予定です。
次回はついに(どきどき)仮入部員募集のお知らせです。
乞うご期待。
大人のじぶん探求部 Tapestory
等身大おとな作文係 渡辺佑子