ごめんねの日々から、ありがとうの世界へ|Tapestory 交換日記 010
ゆうこさん
久しぶりの交換日記だね。待っててくれて、ありがとう。ゆうこさんの日記読んでて、ものすごい共感した。「自分によく合うお部屋探し」――私たちのTapestoryの活動も、その一環だよね。うんうん。
えっと、断捨離の話だったよね。
私が捨てたくてもなかなか捨てられないものは、【母親としての罪悪感】かな。
ここ最近は、Unapologetic(謝ることなく)に生きたいというのがテーマなんだ。どこかで、私が私自身の成長や楽しみために時間を費やすということに、いつもうっすらとした罪悪感があるの。
家庭の事情もあり、仕事は出産のために3か月お休みしただけで、その前も、その後もずっと休みなく働いてきた。それで満たされるものもあるのだけど。でもやっぱり、私は母親としては十分にやっているのだろうかって、いつもどこかで感じてきた。
しょっちゅう一緒に公園にお出かけしたりとか、子どもの遊びや工作にゆっくり付き合ってあげたり、おやつに焼き菓子をつくってあげたりとか。他のお母さんが素晴らしく思えることも多くって。
私はというと、仕事で幼稚園の時はお迎えなんてほとんど行けなかった。たまにいっても、お迎えに来ている他のお母さんたちが今度の遊びの約束しているところを見ると、そのたびに心が少し沈んだ。私は子どもの選択肢を狭めてしまってるんじゃないかっていう、どんよりした罪悪感に足元をすくわれそうになった。
頑張ってるんだけど、いろいろ出来てない。ごめんねって。
* * *
と同時に、「すみません」「ごめんね」の世界に生きているのは、私一人だけではなくて、多くの人が、特に女性が持ってるものなんだろうということも気づきはじめた。住んでるアメリカでも、育った日本でも女性の声は似ていて、Guiltは確かに存在している。
このUnapologeticに生きるというテーマは最近言語化できたこと。だからこれからももっと考えていきたいと思ってるの。そしてこの気づきを、何かのアクションに繋げたい。だって、私だけじゃないって見えてきたから。個人の資質や家庭環境だけでなくて、もっと大きなものに対峙しているっていうことが分かってきたから。ゆうこさんと一緒にTapestoryを通して、いろいろ広げていけると思ってる。
この間ね、嬉しいことがあったの。「大きくなったらママみたいなオフィスを持って、そこでママみたいに素敵に働くの」って娘が言ってくれた。「そっかあ。ありがとうね。」って言った私はもう泣きそうだった。「ごめんね」じゃなくて、私にもっと必要なのは「ありがとう」なんだよね。
ゆうこさんは、もっとやりたいなあ、でも出来てないなあって思ってることある?そういう時ってどうしてるの?
* * *
もうすっかり秋。いろんな色や形のパンプキンが出てきたね。この捉われていない自由なカタチに惹かれて、今日はつい何個か買ってしまいました。
またね。お返事待ってます。
けい
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