2023年9月16日 #305
2023年9月16日は、「甘粕事件」からちょうど100年が経つのだと新聞記事により知った。
「甘粕事件」とは、以前、『伊藤野枝という人を知る』というnote記事を書いている。その時の伊藤野枝本人と、夫でアナキストの大杉栄、そして大杉栄の甥にあたる6歳の少年が、憲兵らによって殺されてしまった事件。
何と惨たらしい事件であったのだろう…
少年の父、大杉栄の実妹の夫が、ほぼ誰にも打ち明けることなく名古屋に少年の墓を建てていたのだそう…
50年近く経った1972年に犬の散歩中の主婦により、夏草に埋もれた墓碑が発見され、それが新聞にとりあげられ、親戚らも初めて知ったのだと言う。
墓碑には、無念な思いが厳しい言葉で刻まれているらしい。
親戚すら知らなかった墓碑の存在。
1975年から、14人が発起人となり保存会・墓前祭が行われるようになったが、皆高齢になったため続けることが難しくなり、100年を機に墓前祭をやめることになった、という新聞記事だった。
考えさせられる。
なぜ6歳の少年までも殺されなければならなかったのだろう?
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関東大震災直後の混乱の中、、、とあったがやはり混乱とは人の意識を異常にさせてしまうのだろうか???
いま裁判が行われている京都アニメーション放火事件が浮かんでくる。
無念な思い・・・ひとりの胸に抱えることなく、開示できる社会であって欲しい……いま私が言葉にできるのはそれぐらいであろうか。。。
お立ち寄りお読みいただきましてありがとうございましたm(__)m