プラモデルの上達は遠回りが近道
note初投稿です。
はじめまして。
筆塗りでプラモデルを作ることを趣味にしている、タオルと申します。
初投稿ではまず自己紹介をしようと考えていましたが、今日は縁あってたくさんの学びがあったので、自分の胸に刻むためにも文章にしておこうと思います。
ひとまず、名刺代わりに私が作ったガーベラ・テトラをそっと置いておきます。
さて、「プラモデルを趣味にしている」と一括りで言っても、
楽しみ方はモデラーによって千差万別。
私は地域のプラモデル製作サークルに所属しているのですが、
本当に人それぞれだと実感しています。
かく言う私の楽しみ方は、"自分の理想とするロボットを完成させる"。
噛み砕くと「プラモデル作りの腕を磨き、めっちゃカッコいいロボットを作るぞ!!」ということです。
上達を目指してプラモデルを作っている人ならば
「どうしたら上手くなるのか?」と一度は考えるでしょう。
私も上達のために心掛けていることはありますが、
修行中へっぽこモデラーの私なんかの考えよりも、
多くの方はプロモデラー・アマチュアながらも凄腕のモデラーさん達が、
上達のために何をしているのかが気になりますよね。
私もそっちの話が聞きたいです。
冒頭にも書いた通り、
今日は大変勉強になるお話を聞ける機会に恵まれたので、
そこで聞いた上達のための方法を2つ書きます。
①作成前にコンセプトを書き出す。できれば設計図を作る。
②塗装前に色見本を作る。
既にこの2つを実践しているモデラーさんもいるでしょう。
私はやっていませんでした。
なぜならこの2つ、
やらなくてもプラモデルを完成させることができるからです。
しかし、お話を聞いて大変納得しました。
この2つはやれば絶対に上達のための経験値に差がつくし、
作品の完成度が上がる作業なんです。
特に「①作成前にコンセプトを書き出す。できれば設計図を作る」は、
上達を目標にするモデラーには必要なことだと思います。
今までの私もそうですが、
頭の中だけの設計図やテーマで進めてしまうモデラーさんがいるでしょう。
「設計図はここさ…(頭を指でトントン)」で、
現実世界に超絶技巧のプラモデルを作り上げてしまう、
天才モデラーもいるでしょう。
しかし私の経験上、自分の中だけにある設計図は簡単に書き換わります。
想像の設計図は、
「実際作ってみたら、めっちゃスペースあるからスジボリしちゃお」とか、
「やってみたら思ってたより難しいから、ここの工作は中止!」といった、
急な仕様変更が容易にできてしまうんです。
自分がアナハイムでMSを作る作業員だとしたら、
上層部の気分で設計図が変わったら、
たまったもんじゃないですよね。
設計者の気まぐれMS作りを避けるために必要なのが、
現実世界にアウトプットされた設計図なんです。
設計図には、
・足の延長工作をする
・こんなデザインのスジボリを追加する
・色分けはこうする
とすべて書いておきます。
そして、作業をしてる途中でブレそうになったらコンセプトや設計図を見て踏みとどまる。
絶対に仕様通りに完成させる。
こうして完成したプラモデルが、
仮にあまりカッコよく思えなかったとしても、
自分の初期構想をブレずにやり抜くことでしか得られないものが必ずあるのです。
この繰り返しで技術と経験を向上させ、
上乗せでカッコいいプラモデルを作れるようになっていきます。
ちなみに、追加の良いアイデアを組み込むことを否定しないです。
あくまで、最初にやろうとしたこを諦めない気持ちが大事ということです。
文章を書いている内に勘違いしてきましたが、
私はこの話を聞いてきただけで、
これから実践するんです…。
仮組中のキットがあるので、
まずはその設計図を書いてみようと思います。
最後にもう一度、今日私が得た2つの学びを書いておきます。
①作成前にコンセプトを書き出す。できれば設計図を作る。
②塗装前に色見本を作る。
プラモデル作りの上達は一日にしてならず。
一見不要そうな工程も、実はすごく大事。
なんだか、人生についても教わっているような気分でした。