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筆塗りでプラモを作ることの楽しさを教えてくれたお2人と、芸術の秋の冒険

私がプラモデルを趣味にし始めて4年ほどになりました。
その時から塗装は筆塗りを貫いています。

エアブラシの方がキレイに色が塗れることは素人ながらに知っていたのですが、筆塗りでもキレイに塗れることを教えてくれたのがプラゾウさんでした。

初めてプラゾウさんの動画を見た時に、
「筆塗りでもキレイに塗れるじゃん!」と、勝算を感じました。
この動画をキッカケにして、筆塗りでの模型作りに励んでいきます。

それから月日は流れ、
たくさんのプラモを作ってきたおかげで技術も上がり、
筆塗り全塗装で皆さんにちょっとだけ褒めてもらえるような作品も作れるようになりました。

幸運なことにプラゾウさん本人と繋がりができ、
暖かいお言葉をいただくこともできるようになりました。
プラゾウさんつながりで多くのモデラーさんと交流を持つことができたのは、本当に幸運です。

筆塗り全塗装で作ったスターク・ジェガン

"(そこそこ)キレイには"塗れるようになってきた矢先、
巷ではプロモデラーの清水圭さんの筆塗り塗装の作品が話題になっていました。

清水さんの作品を初めて見たとき、
単純に「すげぇっ!かっこいい!」と思ったのと同時に、
筆塗りのもっと広い世界を示してもらえたという、
ある種の希望と言える感情がありました。

エアブラシでやるところのグラデーション塗装のようでいて、
それとはまた違う筆塗りならではタッチを活かした色彩が、
親しい友人の全然知らない一面を見るような衝撃を与えてくれました。

こうなると挑戦したくなるのが人の性。
「こんな感じかな?」と真似してみたものの上手くいかず、
「自分には無理かなー」とちょっと諦めていました。

そしてつい先日、なんと清水圭さんご本人とお会いする機会があり、
さらに私の作品を見てアドバイスをいただくという、
衝撃的なイベントが発生しました。

そのときに清水圭さんから、
「まずは、飛行機模型で練習するといいよ」と、
アドバイスをいただきました。

「私、ロボットのプラモデルを作る人だからなー…」
「飛行機は全然知識もないし、作って楽しいのだろうか…」
というネガティブな思いは一切湧きませんでした。

筆塗りの新たな世界を見せてくれた清水圭さんのアドバイスなんだから、
「実行しないなんてモデラーの恥だぜ!」という気持ちで、
私のハートに火が付きました。突撃ラブハートです。

すぐにアメリカ軍の飛行機「コルセア」の模型を買い、
YouTube動画や手持ちの書籍で清水圭さんの塗り方を再度勉強し直し、
製作に取り掛かりました。

ベースの色を塗り始めたところ

清水圭さんの塗りの基本は、薄く色を塗り重ねていくこと。
まずはベースカラーを塗ってみたものの、薄すぎた…。
実際に塗る濃さは体で覚えていく必要がありましたが、
なんとか良さそうな塩梅を見つけることができました。

ベースカラーを塗り終えたところ。3~4度塗り

ベースカラーの塗りが終わったらメインカラーの塗り。
メインカラーはハイライトを意識して、2~3度塗りしていく。

メインカラーが塗り終わっところ。結構様になってきたと思った

ここまできたら、デカール貼り⇒チッピング⇒トップコート(半光沢)⇒ウォッシング。
ウォッシングはタミヤのスミ入れ塗料のダークブラウンを使用。
瓶生でパーッと塗ってもいいと思ったが、今回は清水圭さんのやり方に習う。

完成したコルセア

そして、なんとかコルセアを完成させることができました!
清水圭さんの完成品には遠く及ばないものの、
塗装に関しては「私にもできそう!」という自信を与えてくれる出来栄えだと感じました。

今回のコルセア作りを通して、
新しいことに挑戦している自分にワクワクしました。
プラゾウさんの真似をして筆塗りを始めた頃と同じ気持ちで、
あの頃は未開の地を冒険しているような感覚でした。

あれから良くも悪くも慣れてきて、
まさかプラモ作りを通して同じ冒険を2度できるとは思いませんでした。

プラモを楽しくを作ることを教えてくれた、
プラゾウさんと清水圭さんは私にとって忘れることのできない人になっています。

今後は清水圭さんの塗りでカッコいいガンプラを作ることを目標にしつつ、
プラゾウさんのようなキレイな塗りでプラモを作っていくことも極めていこうと思います。

まだまだ、飽きずにプラモを続けていけそうです。

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