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俺たちは聖徳太子パイセンのことを見誤っていた①

白状します。

ワタクシ、まったく見誤っておりました。あの偉大なパイセンのことを。

誰のことかって?🤔

厩戸皇子(うまやどのおうじ)こと聖徳太子パイセンのことです。

聖徳太子パイセン(574-622)

何を見誤っていたのか

学生時代、日本史を全力でスルーしていた私にとって、正直「聖徳太子」と言われましても

・推古天皇の摂政として、仏教と天皇中心の国造りを目指した政治家
・一度に10人の話を聞き分けられるとか、神童的なエピソードもある秀才
・法隆寺とか寺院をたくさん建て、仏教の普及と飛鳥文化の立役者

ぐらいの認識でした。

冠位十二階」とか「十七条の憲法」を作ったことぐらいはさすがに覚えてますけどね。第一条の「和を以て貴しと為す」は色んな場面で言及されますし。そんな感じで、旧一万円札の顔になる程度の功績がある日本の偉人のひとり。

もし、聖徳太子が今の日本で政治家として閣僚にいたとしたら「宗教大臣 兼 法務大臣」みたいなポジションになるのかな?なんせ仏教を中心に据えた国家運営を目指していたわけだし・・・?

そんな程度の理解でいました。

でも、それは大きな見誤りでした。

オペレーションお化けだった

別に上の理解は決して間違ってはいないんです。

そうじゃなくて、なんというか、知れば知るほどヤバいんですこのパイセン。そんなヤツおるんかっていうレベルでマジヤバです。

パイセンは生まれが天皇家に近い血筋でしたが、自分自身がトップ(天皇)に就くことはなく、最後まで天皇を支えるイチ政治家として生涯を終えました。会社で例えるなら最後までCEOになることはなく、COOのポジションに居続けたということですね。

でも太子パイセンの場合、イチ政治家、イチCOOといっても「宗教大臣 兼 法務大臣」どころの話ではありません。

あえて現代の閣僚のポジションで例えるなら「外務大臣、防衛大臣、法務大臣、総務大臣、厚生労働大臣、文部科学大臣、経産大臣、ITデジタル大臣、国家公安委員長」あたりを一人で兼ねていたようなもの、といえば伝わるでしょうか?

実質、「日本」という国家の経営オペレーションをほぼパイセン一人で取り仕切っていたということです。もはや10人の話を同時に聞き分けられるなんてスゲーとかそんなレベルではないです。

ちなみに現在の内閣の顔ぶれと並べるとこんな感じ👇オペレーションの化け物かな?😂

令和4年2月時点の第2次岸田内閣より。(またすぐ変わりそうだけど)

当時の日本が置かれた危機的な状況と、聖徳太子パイセンがやったオペレーションの意義を知れば知るほど

正直、あのとき聖徳太子パイセンがいなかったら、日本はマジでアカンかったよね?今の日本はなかったのでは?

ということがわかり、いま私の中で「太子パイセン、マジ熱いっすね!」という想いが湧いております。リスペクトです。

と同時に

「政治家のみなさん、同じ日本人として太子パイセンを少しは見習ってくださいよ!!」

と言いたくもなりました。

聖徳太子は実在する?しない?

ところで、太子パイセンについて調べようとググってみると

聖徳太子なんて人物は実際には存在しなかったのでは?

という記事が結構見つかります。

なんなら、こんな本まで出ておりました👇


でもね。

太子パイセンが実在したかどうかなんて

正直、クソどうでもいいんじゃね?って思いました。

重要なのは、あの時代の、あの状況下の日本において、聖徳太子という政治家がどんな国家運営で難局を乗り切ろうとしたのか、それを読み取って、今に活かすことだと思うからです。

というのも、今の日本って、マジでアカン状態じゃないですか。普通に考えて。

だってお隣のロシアはいつ日本に南下してくるか分かりませんし、北はミサイルをバンバン撃ってくるし、中国は毎日のように日本の領海を侵してますよね。ある日突然、隣国からの軍事侵攻を受けたウクライナは日本にとって決して『対岸の火事』ではないと思います。

世界史を見ればわかるように「現状を武力で変更しようとする国」というのはいつの時代にもいました。それは現代でも存在しており、しかも大変残念なことにいずれも日本の隣国なんですよね。なにこれ?超ハードモード?🤔

一方、国内を見れば長引くコロナ禍と物価高で経済がボロボロの状態が続いてます。最近はとくに少子高齢化が進み、給料も30年前から上がらず、貧困も自殺も悪化する一方の中、強盗や詐欺などの犯罪がどんどん増えてます。なのに、相変わらず国会では政治献金がどうだの、失言がどうだの、海外出張のお土産がどうだの延々とやってますよね。

今の日本はまさに内憂外患の極みにあると思います。

実は聖徳太子が活躍した時代の日本も内憂外患の真っ只中にありました。

太子パイセンが実在の人物なのか架空の人物なのかはわかりませんが、少なくとも「聖徳太子なる人物が、内憂外患の日本でこういうアクションを起こした」という「記録」は残されており、これは紛れもない事実です。

その「記録」ももしかしたら誰かのフィクション(創作)かもしれませんが、それもどうでもいい話であって、そのアクションが当時の日本にとってどういう意味を持ったのか?を考え、そこから得たヒントを現在の日本の悲惨な況にどう活かすかを考える方がよほど健全な気がします。

ていうかフィクション(創作)って割と、現状を打破するヒントになったりしますしね。

漫画でもこういうビジネス本があるくらいですし。

まとめ

ということで、オペレーションお化けで激アツな太子パイセンが、現代と同じく内憂外患だらけでアカンかった当時の日本の国難をどう乗り切ったのか、次回から紹介していきます。

次回に続く。

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