花も恋も、綺麗で儚くて、私たちはそんなものでさえも惹かれていくんだな
「花束みたいな恋をした」を観てきました💐
いま大人気の作品!
麦くん(菅田将暉)と
絹ちゃん(有村架純)の日々を描く物語
私は映画鑑賞が好きで、たくさんの映画みていますが、映画レビューをできるような大した感想や内容の深読みはできない派です。
この映画をみても、ただ「恋ってすげぇ」「これエモい!」「リアルな映画だな〜」くらいにしか考える力がないです。笑
そんな私が、この映画を見て純粋に感じたことをかきますね🎞
ネタバレだったらごめんなさい
ちな映画館でポップコーンは食べない派です
2人の価値観はもともと違っていた説
この映画が人気な理由として、
どこにでもいそうな「可もなく不可もなく普通に生きてきた人」同士のリアルなカップルを描くからこそ共感ポイントがたくさんあるから
だと思っています。
天竺鼠のお笑いライブチケットをわざわざ取ったののに行かなかったこと。
絹ちゃんは、行く途中でたまたまイケメンの元カレに出会って焼肉行ったから。
麦くんは、家にいたけどただ忘れてた。
本当に好きならちゃんとライブ行きますよね?ってことはそこまでお笑い好きじゃないんかなって疑問がひとつ
その後も2人で映画みにいくけど、
正直麦くんはめちゃくちゃつまんなそうに見てたし、最後のほうでも「あのときもはや寝てたでしょ笑」って言い合うシーン。
ってことはこの映画もそこまで好きじゃないんだろうね、
絹ちゃんの好きなミイラ展を2人で見に行ったけど、最後のほうでは「正直引いたもんあのミイラ笑」という麦くん。
好きなもの全然違うじゃん!
いわゆる、サブカルチャー好きって表面的には見えるけど、”サブカル好きになりたいけどなりきれてないにわか” みたいな2人が意気投合しちゃっただけなのかなと思いました
「3回目のデートで告白しないと付き合えずに友達でおわる説」
をとなえた麦くんのように、
世間一般的な恋愛ジンクスがよぎってしまうところ。だから付き合い始めたのかな。
それによって、この2人の場合は
”相手のこと” が好きなんじゃなくて
”共通の趣味で盛り上がれる相手がいること”
が好きだったのかもなって思った
この二人は、
本当に好きなことにはお互い共感できなくて、
うわべだけの あれ知ってる これいいよね
で止まってたんだと思います。
共通の趣味で盛り上がって
その時は 楽しい!って本気で思うし
=この人といたら楽しい!になるんだろうし
「今から俺ん家でガスタンクの映画観る?」
って言われて行くけど
正直絹ちゃんは、
初対面の男の家に行って
興味もないガスタンクの映画見てたら
そりゃつまらんくなって寝る。
そんで社交辞令という言葉がこんなにも似合うのかってくらいの社交辞令で「面白かった」って行って帰る。
逆に言えば絹ちゃんは、
今まで大好きだったラーメン食べ歩きブログを麦くんと付き合ってからピタッとやめて
でも上司のオダギリジョーとはラーメンを食べに行く。
これはガスタンクが合わなかったように
ラーメン巡りも合わない趣味だったのかな
そこから既にお互いズレてますよね
好きなことを仕事にしたい絹ちゃんと、
仕事は生活のためと考える麦くん
サブカル趣味が同じなのがきっかけだったのに
仕事を始めてもずっと変わらずに趣味を愛する絹ちゃんと、
仕事を始めて趣味に費やす時間が無くなり、もうそれらの良さを分からなくなってしまった麦くん(いや、本当の良さなんてもとから知らなかったんじゃね)
「ずっと好きでいるなんて無理だよ」
って麦くんの言葉、
絹ちゃんだって同じだろうし
(私もつい〇ヶ月前も思いました)
いやもともと本当にお互いを好きだった?って思っちゃいました。
恋愛ジンクス気にして付き合った(と捉えた)みたいだし、絹ちゃんはちょっと気緩んだら浮気しそうな感じじゃない?
「正直1回くらいは浮気した?」って麦くんに聞いて、してないよって返ってきたとき
意味深にふ〜んって言ってましたよね
疑ってるってことはもう絹ちゃんの方が危うい!
学生と社会人の狭間
付き合い初めたとき2人でいる時間が楽しくて就活説明会すっぽかして現実から逃げて、
でもいよいよ就活しなきゃヤバいってなった時
日々圧迫面接受けていた絹ちゃんのような
「可もなく不可もなく普通に生きてきた人間」は、就活になって初めて、自分がいかに普通すぎて生きてきたかって壁にぶち当たる
(これは自分もまさにそう)
じゃあ就活なんてやめちゃいなよ!
って言われてけっきょく就職せずフリーターとしてバイトするあたり、逃げだなって感じる。
そのあともう1回がんばって資格もとって就職できたのに、「なんか向いてないと思った」で辞めるあたり。
なんとなく生きてきた人間が陥りやすいよなって思った(自分もそう)
終わりに
たぶんこういう
見慣れた駅と街の様子、フィルムカメラ、終電終わりの居酒屋、ご夫婦が営む長年愛さされたパン屋さん、サブカル、どこにでもいそうな学生〜社会人の節目にたってる人たちがメインの映画を「エモい」って言うんだろうな
私もエモいと思いました
何がエモいなんて分からないけど、
でも自分含めほとんどの人が共感するってことは、そういう考えでしか生きれてないのかなと感じました。
だけどファミレスの前で泣いていたシーン
お互いが嫌いになったわけでもなく
浮気したわけでもなく
笑顔でお別れしたいって思いと
でも楽しかった日々を振り返って悲しくなって
抱きしめながらの別れ方。
こんなに切なくて尊いものがあるんだって思いました
恋ってどこにでもあるようだけど
難しくて複雑で
長年付き合ってる人たちまたは結婚している人ってすごい事なんだなあ〜と。
素敵な作品がみれて大満足です◎
また映画みたら感想書きます〜🤤
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