【ブルアカアニメ】5話までの感想とお気持ち【悪くない】
はじめに
2024年5月6日時点でブルアカアニメが5話まで放送された。自分の中で色々思うところがあったので、良いと思っている点と良くないと思っている点をメモ程度につらつらと書き連ねようと思う。
はじめに自分の総合的な感想を言うと、
(こんなものだと妥協すれば)そこまで悪くないアニメ
という印象。
期待値を下げて見ればストーリーも作画も演出もそこまで目立った破綻は無いかなという感じ。
人気ソシャゲのアニメだからといって期待しすぎると実際のアニメとの落差でやられてしまうかもしれない。ソシャゲのアニメ化の難しさを目の当たりにした。ブルアカも例外では無かったのだ。
アニメなんだから破綻が無いなんてそんな最低限なことできて当たり前だとか言われそうだけど個人的にはその当たり前ができていればまずまずだと思っている。それ以上のことができるなら最高だけども。
悪くないのであって、お世辞にも良いとは言ってない(言えない)ことは強調したい。もちろん不満点もあるし、評価したい点もある。
以下ではそれらについて書いていく。
自分はアニメをそこまで頻繁に見ないのでエアプを晒す可能性があるし、感想も個人の主観が多めであることに留意してほしい。
不満点
1. 初見勢にとって設定がわかりづらい
ブルアカアニメだけを見てブルアカの世界観や設定、組織、関係などを理解するのは困難だと思う。ただでさえ説明が必要な独自の設定が多いのに。
ソシャゲ内のストーリーは2,3年以上の時間をかけて進行していくから設定を小出しにしても余裕がある。
しかし、アニメは1クール12話、単純計算6時間で物語の設定の説明と起承転結、1話ごとの見せ場などを作らなければいけない。それができてるかと言われるとできていない。できるならよかったんだろうけど難しいんだろうね。対策委員会編なんて初期の初期のストーリーだから明かされている情報も少ないだろうし。(そう考えるとサービス開始初期の先生ってこんな気持ちでメインストーリー見てたのかな…)アニメ初見先生には興味があればぜひアプリをDLしてテキストでメインストーリーをご自身のペースで読んでもらえたらと…
2. いまいち盛り上がりに欠ける
「便利屋68の登場」や「銀行強盗」など、局所的な盛り上がりはあったものの、1話1話単位で見るとどうしても単調に感じてしまう。
メインストーリー全体で起承転結が構成されているから5話時点でも未だ「起」なのかな。
そもそも対策委員会編に12回も見せ場があるかと言われたら無い気がする(あったらゴメン)からどこかで単調な回は出てくるのは仕方ないかもしれない。
そこでアニメだからこそ臨場感のある戦闘描写で補完できればよかったけど…ちょっと厳しいか。(ゲーム内の戦闘も地味といえば地味ではある。APEXみたいにガンガン動くようなのでもないし。)
対策委員会編2章あたりは物語が動いてくるからそこで盛り上がれるといいな…
良い点
1. キャラクターに声と動きがついている
ブルアカアニメのを見る理由の7割くらいはこれ。
ゲーム内のストーリーは基本的にテキストとキャラクターのイラスト(静止画)で進行するので声や動きは脳内補完していたが、ついに声と動きがついたことでより物語に活気と奥行きが出るようになったと感じた。
アビドス生徒ならゲーム内のボイスの3倍くらいは喋ってる気がする。ありがとうありがとう🙏
(でもアニメ初見先生がゲーム内ストーリーを見るときは"声も動きも無いストーリー"を見ることになるんだよね…)
この点だけで自分は満足してるから少しの不満も許容できているのかもしれない。(バイアス入ってて申し訳ない)
2. 原作に忠実
端的に言えば「余計なアニオリ要素でストーリーが破綻することは無いだろうという安心感」
対策委員会編自体、ソシャゲのストーリーとしては上出来(個人の感想)だと思っているので、それをシナリオ通りにアニメ化できていればそこまで大コケすることはないと思っている。(そのシナリオをアニメに最適化できているかと聞かれると…できてない。)
もちろんアニオリ要素を入れてさらに良くなるなら良いが、果たしてそれができるかと言われると…(あの戦闘描写を見ながら)
あと、決して「アニオリ要素が全くない」と言っているわけではなく、「ストーリーの根幹を揺るがすようなアニオリ要素が無く、ほぼゲームのシナリオ通りに進んでいる」という意味。序盤に先生がシロコの匂いを嗅がなかったのはストーリーの根幹を揺るがさないから。
良くないし良い点
1. 身内ノリ/ファンサービス
単独スポンサー(yostar)によるブルアカCM連打、大将・黒服のゲスト声優起用など、ブルアカファンからすると大満足なファンサービスであるが、それが身内ノリでキツく感じる人もいるだろう。
個人的にはブルアカアニメはファンアニメ、つまりブルアカファンのために作られたアニメだと思っているのでブルアカを知っている人々が喜ぶような演出をするのは大賛成。
しかし、ブルアカファンの補正がかかってひいき目に見てしまいがちなので気をつけたい(自戒をこめて)
2. 失敗ではないが成功とも言えない
ブルアカアニメがいまいち盛り上がりづらくなっている理由がこれなのかもしれない。
特段ずっこけてるわけでもなく、かといって特筆する点も少ない。だから「悪くない」としか言えない。本当は「良い!」って言いたいし、むしろ「悪い!」って言えればスッキリするのかもしれない。でも今の現状だと「悪くない」。
最後に
個人としては6話以降、壊滅的に悪くなる可能性は少ないかなと思っている。対策委員会編が面白くなるのはここからなはず(毎話言ってる)。
個人的には特に「ホシノと先生の対話」と「黒服と先生のレスバ」がアニメでどう描かれるのか楽しみである。
拙い文章でしたが最後までお読みいただきありがとうございました。
最終回の後に「良かった!」って言えることを願って。