使わないものを増やさない
僕がモノを減らしていた時期に『保留BOX』というのを用意していました。
「捨てるか迷っているけれど、とりあえずそこに入れて保留する」
ためのもの。
1ヶ月程度、自分が本当に使うのかを判断します。
そして僕の経験だと、大半のものはそのまま使うことはないものです。そうすると自分の中で納得もできるので、心置きなく手放すことができたりします。
"それ"が必要かどうかというのは、つまるところ『普段から使っているかどうか』だと考えています。
もちろん災害備蓄品のようにもしものために置いておくモノはあります。ですが、半年や1年に1回しか使わないようなものがあるなら、基本的には検討したほうが良いもので。
例えば礼服などは、安価でレンタルできるようなサービスもたくさんあります。必ずしも自分で所有しなくてもよいもの。それ以外にも、レンタルで解決できるものって調べてみるとたくさんあるものです。
今はシェアリングエコノミーが充実してきているので、そういったサービスの恩恵を最大限に受けることは、現代社会においては大切なスキルです。
そして逆にいうと、普段使うものならば気にし過ぎずに増やすということも大切だったりします。
具体的には自分が上達したいと考えているものや、習慣づけたいと考えているものなど、です。
例えば楽器のスキルを上達させたいならば、すぐに練習できるように部屋に楽器を置いておいたほうが良いでしょう。ストレッチの習慣を身に付けたいならば、わざわざヨガ教室に通うよりも、部屋にヨガマットを置いておくほうが習慣化しやすいかもしれません。
ミニマリストという考え方が徐々に浸透してきている昨今。
『自分の身の回りに置くモノを厳選する』
という考え方は、常識とは言わないまでも、それなりに多くの人がし始めるようになりました。そして現在の社会情勢を考えると、この考え方はさらに浸透していくことでしょう。
でもこういった考え方は、あくまで手段であって目的ではありません。
使わないものは手放したほうが良いです。でも逆にいうと、使うものや好きなものまで手放してしまっては生活は彩りを失ってしまいます。使わないものは手放す。でも、好きなものや挑戦したいことまでは手放さない。
自分とモノを見つめ直す中で、そういった『豊かさ』にも目を向けてみるのが大切かもしれません。
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