親と子の間違った会話
子供たちが小さかった頃の思い出。
当時ブログに書いた文章をnoteに載せてみたくなりました。
※ユースケ5才のころのお話
=2006.04.26の記事=
「親と子の間違った会話」
バナナスタンド (399円) を買い求めに行く車中での会話。
「今から何買いに行くかわかる、ユースケ?」と私。
「わからなーい」とユースケ。
「バナナスタンドを買うんだよ」
「えー!バナナスタンド!何それ?」
「バナナを吊るしておくものだよ。・・それとユースケも」
「えー!ユースケも?」
「そう。ユースケも。バナナと一緒にユースケも」
口からでまかせです。
「朝起きたら、一緒に吊るされてるバナナを食べるだろ。それが朝食。そんで幼稚園から帰ってきたら、制服をハンガーに掛けて、ユースケはまたバナナスタンドに掛けられる。で、3時のおやつは隣のバナナを食べる。ねっ、そういう使い方をするんだよ」
「えー、じゃユースケ吊るされるのー?」
ユースケなぜか嬉しそう。「そうそう」と私。
父子の盛り上がる会話を横目に、妻はあきれ顔。
ユースケがどんなバナナスタンドを想像したか考えると可笑しくなるけど、バナナスタンドはバナナスタンド。それ以上でもそれ以下でもあるはずがない。
お目当てのバナナスタンドを見つけて一言。
「あー、これじゃあユースケを吊るせないねー」と私。
「ほんとだー」とユースケ。でもなぜか残念そう。