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Love2060% #木曜日ノ木之瀬

Wiennersが好きだ。

出逢いはDJやついいちろうが編纂するMIX CD。「ドリームビート」を聴いた。2014年。
季節は夏。

演劇の公演のために愛知に行くときに、『UTOPIA』を聴いていた。「海へ行くつもりだった」とか、豊橋の駅前を散歩してたのを思い出す。その後『DIAMOND』の「蒼天ディライト」「LOVE ME TENDER」などを聴いて本番前にテンションを上げる。

大学4年生の年で、卒業制作公演のオープニングムービーにも曲を使用した。「DIAMOND DUST」。最後の色の名前を連呼する歌詞が好きなの。

京都造形芸術大学 舞台芸術学科 2014年度 卒業制作公演 宣伝映像

ハイテクなパンク、って印象なのに、ちょっとスピってるというか、ジャケットとかミニマリズムの真反対って感じがとても良い。

ほんでWiennersを好きになった結果、でんぱ組.incを好きになった。
先述のDJやついいちろうのMIX CDに「でんぱれーどじゃぱん」が入っていて、確かでんぱ→Wiennersっていう曲順だったが、やけにうまく繋がってるなあと思えばそれもそのはず、作曲者が同じなのである。フロントマンの玉屋2060%。「でんぱれーど」を演奏してるのも実はWienners。

ついでに言うなら、その曲の作詞を担当したのは、昨日書いた畑亜貴である。この曲を機に、現代詩人としての畑亜貴の存在感がおれの中で一気に高まった。
玉屋2060%×畑亜貴という黄金の組み合わせの曲がでんぱ組.incには幾つかあって、どれも好きだが、中でも「STAR☆ットしちゃうぜ春だしね」がベリーベリーマイベストソング。
「本年度 新年度」って日本語の歌詞に書いたの畑亜貴しかいねーんじゃねえか。

話をWiennersに戻す。
アルバム単位で言えば、『GOKOH』というミニアルバムがマイベストかもしれん。今思った。
全5曲ってゆースピード感ながら、Wiennersのいいとこ取り、且つメンバーチェンジ後の覚醒感があって(メジャーデビューした14年にキーボードとドラムが脱退した)、なによりどの曲もめちゃキャッチー。「日本」ってテーマを遊びつくしてる。

↑「おおるないとじゃっぷせっしょん」とか、海の向こうの音楽番組に日本の侍が出ちゃって、「これがふぁんくじゃろ」っつって演奏する曲、っていう裏ストーリーがアツい。
ファンク侍、斬られて云々。

一回話を戻しといてもっかいでんぱ組に行くけどいい?
最新曲の「いのちのよろこび」(作詞作曲:玉屋2060%)が最高なんだよ。泣いたもん。
おそらくWiennersでも描き続けていた「命という、地球というカオス/そしてその歓びと祝祭」っていう一大テーマが結実してる感。
「恵みの雨嬉しい けどやっぱ超寒い」って何このライン。最高か?

バンドやりたいけどやってこなかった人生だけど、やるとしたらこんなバンドがやりたいと思った。


#Wienners #玉屋2060 % #でんぱ組 .inc #畑亜貴


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