【全文無料】10/28シティS1ベスト8アルセウスケッキング
はじめに
皆様はじめまして、そして記事に興味を持って頂きありがとうございます。
こういった記事を書くのはあまり得意ではないのでもしかしたら読みにくいかと思いますが最後までおつきあいしていただければ幸いです。
今回は10月28日に行われましたシティリーグS1 TSUTAYA津田沼店でベスト8になった【アルセウスケッキング】について書いてきます。
戦績
【予選】
1回戦
アルセウスVSパオジアン 6-0
2回戦
アルセウスVSブジンウーラオス 0-6
3回戦
アルセウスVSパオジアン 6-4
4回戦
アルセウスVSパオジアン 6-4
5回戦
アルセウスVSミライドン 6-2
【決勝トナメ】
1戦目
アルセウスVSリザードンex 5-6
環境考察
新弾発売後1発目のシティリーグなんのデッキが正解なのか最後まで全くわからず、このデッキにたどり着いたのも1週間前でした。
個人的な見解にはなりますが、新弾発売後の脅威として【テツノカイナ】【テツノブシン】【トドロクツキ】を採用したデッキが多いことが予想できました。
中でも小物狩りが得意な【テツノブシン】+【連撃ウーラオスVMAX】は大量の入れ替え札を駆使し後1ヨガループをしてくる可能性が非常に高く、その達成率もかなり高い事(体感9割成功)から2進化を軸としたデッキは危険と判断し直前まで使おうと思っていた【パオジアンex】は辞めることにしました。
次に【トドロクツキ】ですが、このデッキは新弾最初のシティでかなり多いのではないかと踏んでいました。
【ブーストエナジー古代】を付けた【トドロクツキ】はHPも290と高く上技の確定気絶+下技はスタジアムが出ていれば220にもなる高打点そしてタネポケモンなのも強いです。
悪タイプなのでエネルギー加速もグッズの【ダークパッチ】や新サポート【オーリム博士の気迫】で育てやすいのも特徴ですね。
特性も持たないので雪道も効かず、ビーダルによる安定性も確保できるかなりデッキとしての完成度が高いです。
唯一デメリットを上げるとするならば、必要札が多い点と小物に弱い点くらいで、デカブツにはめっぽう強いデッキです。
お次に【テツノカイナ】です。
発表直後非エク使いは阿鼻叫喚したこと間違い無しの小物狩りポケモンです。
HP230で、打点120+効果でサイド+1枚という驚異的な性能をしたポケモンです。
ロストを愛用していた私にとってはふざけんなと正直思いました。
【ブーストエナジー未来】を付けると逃げるエネが無くなり何故か打点が20上がります。
全く意味がわかりません。おかしいだろ。
唯一エネが重いのが救いで、雷無無無の4エネ必要です。
雷タイプなのでエネ加速はPパチンコ【エレキジェネレーター】が筆頭に上がると思います。
山上5枚見て雷エネがあれば最大2エネ加速できます。普通に考えておかしいですね。
グッズなので最大4枚採用できます。(草と鋼にも優しくしてやれよ。)
他にも【パオジアン】に【テツノカイナ】を採用した構築も多く見られますね。
エネが雷無無無なので、【セグレイブ】の特性を利用して育てる方法です。
どちらかといえばこっちのほうが主流なのかなと思いました。
パチンコに頼るより特性で確定加速した方がいいということかも知れませんね。
小物は【テツノカイナ】デカブツには【パオジアン】と役割分担出来るのも良い点かと思います。
ただパオジアンは安定性があまり無いことでも知られてるので純正かカイナ採用かで悩みますね。
私は少しでも安定性を担保したいので、直前まで純正パオジアンで出ようと思ってました。
回ったときの無敵感はやはり凄まじいデス。
以上の3つが新弾直後だと多そうということをふまえてデッキを考えていた所、先週のシティで入賞していた【アルセウスケッキング】に目をつけました。
先程あげた3勢力の1つ【ブジンウーラオス】には弱いですが、【トドロクツキex】【リザードンex】がいる影響で母数は少なくマッチングで当たることは低いと判断しました。
【トドロクツキ】は必要札がそこそこ多いので手札干渉が沢山でき、必要札も少なくアタッカーを切らさないで戦える【アルセウス】デッキであれば互角の戦いは出来ると思いました。
【パオジアンex】は純正、カイナ型共に有利よりであると思います。
カイで回すこと前提のデッキなので手札干渉にとても弱く、あの見た目で雪道にクソ弱いです。
まさに好相性と言えます。
セビエが1体しか置けなかった時はボスでしばき、2体置かれた時は雪道ジャッジマン又はナンジャモで手札干渉しましょう。
カイでスイーパーを止む無く持ってきた時はもうこちらの土俵だと思っていいでしょう。
スイーパーでただでさえ手札干渉後の細い手札で雪道を割るのでその後の動きがとても弱いです。
再び雪道を張りボスでセビエやセグレイブをシバき続ければ大体勝てます。
自分のサイドが残り2枚になるタイミングで【ケッキングV】を育て相手に圧力を掛けましょう。
セグレイブを立てる事とケッキングVを倒すこの2つを押し付けることが重要です。
当日は有利マッチという事もあり、パオジアンには全勝しました。
以上の点からしましても、多くのデッキと互角の戦いは出来る程度に強いです。
アタッカーが切れない、雪道ジャッジマン(ナンジャモ)で手札干渉ができる。新弾直後の不安定な環境であればこのデッキが最適解だと思い【アルセウスケッキング】に決めました。
遅くなりましたがここからはデッキ解説です。
デッキレシピ
【アルセウスVとVSTAR】4-4
このデッキの主軸です。
否応無しにフル採用が安定です。
【ケッキング】1
使う場面はアルセウスでは届かないVやタネex
使う場面は限られてる為1枚のみです。
【ビッパとビーダル】2-2
安定性を高める働き者達です。
この子達がいなければお話になりません酷使しましょう。
相手によってはカモにされるので出さない選択肢も持つことが大事です。
【ホシガリス】1
働き者達を更に酷使する為の1枚です。
チェレンで回収したアルセウスに付いてるエネを山に戻しアルセウスて再度エネ加速するといった使い方や、単純に詰まった手札を山に戻しビーダルの特性新しく手札を入れ替えるといった使い方をします。
ボスを引き込みたい盤面では強気に使うのもありです。
ただカモにされやすいので出す場面は慎重に。
【バケッチャ】1
先に雪道を張られた時、雪道を割るための1枚です。
有ると無いでは安定性に違いがありすぎるので僕は入れるべきだと思ってます。
【ミカルゲ】1
お互いのたねポケモンVの特性を止めるカード
ケッキングの特性なまげぐせが消えます。便利ですね。
ただ、ケッキングを使う場面は限られてるので抜いても良いかもしれません。好みですね。
ミュウやルギアの流行り次第もあります。
【ネストボール】4
展開の要脳死で4枚入れましょう。
【ハイパーボール】4
こちらも同様4枚入れましょう。
【ポケモン入れ替え】1
雑にハイボ等で切ると終盤ビーダルやエネ付いてないポケモン縛られるとキツイので使うタイミングは慎重に。
【あなぬけのヒモ】1
相手が小物で攻撃してきた際に使うと実質ボスみたいな対面がそれなりにあるので重宝します。
入れ替え札は少ないので使う場面はしっかり考えましょう。
【ロストスイーパー】1
バケッチャ同様先に雪道使われた時用です。
その他は雪道を持ってこれずに相手のスタジアム割りたい時に使います。
リザ対面の時はスタジアムより、まけんきハチマキやげんきのハチマキをスイーパーでロストして打点の調整をしたりします。
結構器用なカードです。
【すごいつりざお】1
エネ回収用です。場面に合わせて使いましょう。アルセウスを雑にハイボ等でトラッシュするとエネを回収出来なくなるのでハイボのコストは気をつけましょう。
ホントに保険のカードです。
【こだわりベルト】1
相手Vによって付けるポケモンが変わります。
基本エネ1枚ターボ1枚アルセウス→210
基本エネ3枚アルセウス→230
基本エネ4枚ケッキング→290
基本エネ2枚ターボ1枚ケッキング→270
ターボ2枚ケッキング→250
この打点を覚えておいて相手によってを使い分けましょう。
今はexが主流なので1枚での採用です。
ワンパンに固執しない(出来ない事がほとんど)デッキタイプなので抜いても良い枠でもあります。
環境によって他のどうぐに変えるのもありです。
【ナンジャモ】3
説明不要の鬼強サポート場面に合わせてジャッジマンと使い分けましょう。
【ジャッジマン】3
雪道ジャッジマンという言葉が生まれるほど相性がいいです。
場面に合わせてナンジャモと使い分けましょう。
【メロン】1
使う場面はあまりないですが、有ると無いでは話が変わります。
戦いに幅を持たせる1枚です。
【チェレンのきくばり】2
生半可なダメージを帳消しにするカード、ヒヨった打点はこいつで帳消しにしてドヤりましょう。
適当に使うと自分が痛い目見るので使う時はちゃんと考えましょう。
【ボスの指令】4
システムポケモンをしばきまくる為フル採用
特性依存のデッキは雪道で止めてボスでシステムポケモンしばきましょう。
3枚にしてた時がありましたが4枚と3枚では勝率に差がめっちゃでたので4枚にしました。
ここの枚数は使う人次第だと思います。
【頂きへの雪道】4
多くの人がコイツに苦しめられて来たでしょう。
僕も苦しんだので苦しめる側に回りました。
相手を苦しめてニチャりましょう。
【ダブルターボエネルギー】4
説明不要の好相性カードです。
【Vガードエネルギー】2
今の環境で刺さるかと言われれば微妙なカードですがミュウのタブレットの要求枚数あげたりと、有るとちょっと良いことがあるかもしれないカードです。
お好みで調整してください。
【基本エネルギー水】8
水エネって便利ですよね。
水エネ使ってる人ってなんか強く見えます。
基本エネの回収手段はつりざおしかないのでエネで逃げる時はなるべくダブルターボを使いましょう。
リソースマネジメントは大事です。
環境デッキとの戦い方
【リザードンex】不利
サイドを取るたびにリザードンの火力が上がるので後半になるにつれジリ貧になってきます。
新環境でわざマシン【エヴォリューション】が出たことでふしぎなアメに頼らない戦い方もしてくるようになったので更に勝ちにくくなってます。
早い段階で自身の盤面を形成し、雪道とナンジャモ(ジャッジマン)を同時に使ってテンポを取っていくしか勝ち目がないです。
サイドを1枚、3枚取るとリザは210、270の火力が出るようになり、一見アルセウスV、VSTARを倒せないと思われますがハチマキ系のどうぐをつけてくることがあるので、先にリザに付いてる時は状況にあわせてスイーパーでロストしておくと良いと思います。
【トドロクツキex】不利
一撃必殺の技を持つたねポケモンってだけで強さが伝わると思います。
こちらはトドロクツキをワンパンできる手段がほぼありませんが、トドロクツキは軽くワンパンしてきます。
こちらは非エクで攻撃する手段がありませんがトドロクツキはモルペコやアラブルタケがいます。
ダークパッチやオーリム博多など攻撃まで必要札が多いのでその間に如何にこちらが攻撃できるかが勝敗の分け目だと思います。
【ミライドンex】互角(ちょい不利)
後1フォトンブラスターさえ決められ無ければ互角の戦いです。
ミライドン側はドロー補助のポケモンがいないのが殆どなので、ナンジャモとジャッジマンを常に使いながら手札干渉を行い、ジェネレーターでエネがつかない事をお祈りしましょう。
展開力は凄まじいので雪道は惜しみなく使っていいと思います。
【サーナイトex】微不利
非エクてバカ高い火力を出してくるとんでもないデッキです。
テツノカイナの出現で環境で使用者が激減してますがそれはカイナが相手だからというだけです。
新弾でサケブシッポが出たのでバトル場、ベンチ共に高火力を出せるようになりました。
アルセウスデッキはVSTARの高いHPで耐久しつつチェレンで回収することでテンポを奪ってくデッキなので非エクでVSTARをワンパンしてくるサーナイトデッキはかなり厳しいです。
サーナイトは正にそれを体現してます。
更にサーナイトはキルリアがかなり厄介で、特性リファインで手札を補充してきます。
非エクで雪道も効かないので、サーナイトexの特性は止められても、キルリアのリファインで雪道を剥がすカードを引かれる可能性がとても高いです。
サーナイトexが立つまでにラルトスやキルリアをどれだけ減らせるかが勝負どころです。
【ミュウVMAX】不利
皆さんご存知、どんなに対策されても環境トップにいるヤバイ奴です。
雪道ジャッジマンを使うアルセウスは一見有利に見えますが、不利です。
今のミュウは自分で雪道を張り、剥がしてくるので事故らない限り全く効かないです。
ミカルゲが登場してから日が経つので、その対策も知れ渡りゲノセクトにフュージョンエネを分散させながら戦ってきます。
フュージョンエネを分散させてくるので、メロディアスエコーの火力も減らしにくく戦っててとてもキツイ。
総じてミュウを使い続けてるプレイヤーには全く歯が立たないです。
ウッウロボ全裏くらいでようやく対等。
雪道を張ってボスでベンチのゲノセクトを3回取るしか勝ち目がないくらいに厳しいです。
【パオジアンex】微有利
ぶん回ったら最強です。
パオジアンexの特徴として、安定性が他のデッキと比べると低い、雪道に弱い、手札干渉に弱い。
盤面が完成すると手を付けられない程強い。
というのが挙げられます。
弱みと強みがホント極端なデッキです。
なのでその弱みを全て押し付けられるアルセウスデッキは少し有利に戦えます。
パオジアンはセグレイブの特性、【きょくていおん】に依存してるので、その進化元のセビエを集中的に狙います。
上手い人はセビエを2体出してきますが、パオジアンで序盤に2体常に置けるかとなると結構難しいです。
それに比べこちらはアルセウスの特性スターバースで確定でボスを持ってこれるので、2ターン目にセビエを取るのは容易です。
パオジアン相手は他のデッキと比べサイドレースを優位に進めやすいので、微有利となってます。
【ルギアVSTAR】白は互角一撃は不利
白ルギアはこちらをワンパンしにくいので、チェレンで回収したりして勝ち筋を見出すことができますが、一撃はかなり難しいです。
非エクのイシヘンジンでワンパンされながらサイドをずらされるのがとてもキツイです。
バンギラスはケッキングでワンパンは出来るのですが、そうすると返しでワンパンされて、後続が続かなくなります。
アルセウスの高耐久を全く活かせないゲームになるので不利です。
白ルギアは序盤からミカルゲを展開して、ネオラントとアヤシシの特性を封じながら、雪道ナンジャモでできるだけアッセンブルスターを止めたいです。
これは一撃でも同様です。
【テツノブシンex】無理
99%勝てないです。諦めて下さい。
相手が何らかが原因で事故らない以外勝てないです。
どの対面でも言えますが、雪道ナンジャモで如何に時間を稼げるかが勝てるかどうかに繋がります。
基本的にどのデッキ相手も不利or互角だと思って良いです。
デッキの安定性が高く、手札干渉が豊富で、雪道も使える、後続の育成が容易でアタッカーが切れない。やることが単調と、誰でも簡単に使えて強いのがこのデッキの特徴です。
悪く言えばこのデッキと言えばコレだよね的なものが無いデッキとも言えます。
対戦してみると意外と厄介だと思わせることが出来るので、対戦相手としては申し分ない力を持ってると思います!
最後に
長くなりましたが最後まで見ていただきありがとうございます。
長いことシティで決勝トナメ上がれてなかったのですが久々に上がれてとても嬉しかったです。
当日のライバル達もとても良い方ばかりで終始笑顔の絶えないいい雰囲気のシティリーグでした。
ポケモンカードは人と人を繋ぐツールとしてホントに良いものだと実感した一日でした。
最後までおつきあい頂きありがとうございました!
全文無料ですので良かったら広めてくれると嬉しいです。