【古内東子】スティリーダン的AORサウンドとJ-POPを両立させる強者。
昨日の記事に上がった古内東子さん。
この度グレートトラックさんからアナログが出て(一部)盛り上りを見せております。
90年代‛OLの神様’なんて言われて歌詞ばかりに注目されていましたが、サウンドに注目されて来たのは大変嬉しい🙌
小松秀行(Ba)と佐野康夫(Dr)による
「元オリジナルラブ」であったコンビのサウンドが神がかり!まさにグルーヴです。
はて、OLの神様なんて呼ばれてた古内東子さんですが、
元々はお姉さんが作詩をして、
自身は曲を作るというスタイルだったそうです。
売り出し方としては、とにかく‛恋愛の歌詞!’
なのですが、
サウンドは変態です。
スティリーダンの様な転調しまくる曲に、
ギターにデビットTウォーカー、ホーンにサンボーンやマイケルブレッカーなどを従えても負けない完全なるAORです。
ただ、ご本人は
1人の男を骨や皮まで歌詞にする
と言い切る、大変に聞いていて恐ろしい歌詞が多いのです。
ユーミンの真珠のピアス(新しい彼女への当て付けにベットの下にピアスを落としていく)
ばりの身震いするような歌詞ばっかり。
しかも、骨や皮にされてる相手まで、リスナーにはバレています(ある時は某ミュージシャン、ある時は某サッカー選手 etc.)
すんごい恋愛体質なんだろうなぁ…
LIVEには何度か行ったことがありますが
色気がスゴい
食べられてしまいそうな色気ですね。
ある時、セッション仲間の男性と2人で最前列で観たのですが、
「お2人は、この夏、何かイイコトありました?ふふふ。」と話しかけられ、あまりの色気に圧巻されて返事が出来ませんでした。
石にされちゃう!まさにメデューサの微笑みみ…
彼女のフィルターを通すと男女の組み合わせは全てカップルなのでしょうね。
色気満載なPV
「スロウビート」古内東子×KREVA
この頃、この2人はフライデーされております(やっぱり)
リアルタイムでアルバムを聞いていた頃には大人ってこんなもんか?と思っていましたが、今になると
いや、その気持ち、全然わからん!
というものが多い。
本来ならスティリーダンっぽい古内東子の曲Best3を書こうと思いましたが、マニアックなのでYouTubeがありません。
なので、
恐ろしみが強い古内東子の曲BEST3
3 【いつかきっと】
いつかきっと 好きになれるはず
あなたが選んだ 大事な人だもの
別れた恋人の現彼女をなぜか好きになろうとしています。その彼女は私をふってあなたが選ぶほど魅力的だからとか。
…え?なにその発想?怖い。
2 【サヨナラアイシテタヒト】
いつか誰かに抱かれる夜も
あなたのこと 考えてる
悪い女になるでしょう
その全てを忘れない
いや、忘れましょうよ。軽快でさわやかなサウンドなのに、気持ちが重すぎ( ´Д`)
1【 誰より好きなのに】
手帳にそっと挟んだ写真は
あなたばかり集めてた
友達にまじってはしゃぐ姿
私だけのものならいいのに
…みなさんきっとご存じな‛誰好き’です。
壮大なるバラードなのに
手帳に写真がいっぱい…それ、もし落としたりしてバラバラと床に散らばって相手に見られたら軽く事件ですよ。
友達と楽しんでるとこ、私だけのものってねぇ。絶対束縛してケータイチェックするやつ(ノД`)ノ
とまあ、記するわけですが、
声も曲も、あの色気も大好きです。
アルバムは全て持っています。
最新作はまた軽快でさわやかな
【ザ、AOR】なのですが、
しばし距離を置いていた小松秀行氏がベースで参加しております。
何故しばし距離を置いていたかは、ご想像におまかせします。
また再共演したのはなんでだろ🤔
【Enough is Enough】
ねえ、本気で好きだったのかも
今ごろになって苦しい
嫌いになって もう忘れて
思い出しもしなかったのに
少し酔って会いたいって言ったら
つきあってくれますか
そういう展開かぁ。やけボックリに火が…
と、リスナーに思わせる。
なかなかに手強い古内東子さんなのでした。
私が一番好きなのは、
マリーナ・ショウのバックミュージシャンを従えてもオリコンチャート1位を取ったアルバム「魔法の手」中の曲ですかね。
【雨降る東京】
世界随一のミュージシャン達を従えても
ぶれない東子ワールドです。
すごいんよ、東子さんは諸々。
同じようなミュージシャンを使って
ドリカムの吉田美和さんがソロアルバムを出しておりましたが
‛それじゃない感’
なのか売れていませんでした。
ドリカムはJ-Popだけれど
古内東子はJ-popに加えてサウンドが完全に‛AOR’だけど、売れることも両立しちゃうんだなぁ。
より再評価されて、アルバム全部アナログ化を待ち望んでいます✨
今宵の担当:シホ