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尾道映画祭に行ってきた

昨日、前に一度観たことがある「犬王」を観に、尾道に向かった。本音を言えば、まだ観ていない、役所広司さん主演の「PERFECT DAYS」が観たかった。しかし、映画祭開催に気づいたのがわずかに遅かったため、チケットを取りそびれてしまい、第二希望の「犬王」を観に行った次第。

映画の内容や感想は、すでにいくつもアップされているだろうから遠慮します。だから、会場の雰囲気やその他についてお伝えしたい。

後で聞いた話だが、自分が到着したくらいの時間(10時30分ころ)「外は寒いでしょうから」ということで、外で並んでいた人たちを建物に入れてくれたらしい。運良くその場に居合わせた同僚は、前から2列目のど真ん中に座れたらしい。ただし、ずっと列に並んでいなくてはならず、それはそれで大変だったみたい。

映画が終わり、質疑応答が三人に制限されつつも、ていねいな返しがあり、大変満足できた。中でも、主人公のひとり友魚は琵琶法師となった時に、父の霊から反対されながら友一を名乗り、自らの表現を見つけたとき、友有と名乗るが将軍に首をはねられる段になって、友魚に戻したのはなぜか?という質問が印象に残った。(今後監督が明らかにされることもあるだろうし、答えの記憶も曖昧なので、ここに記録することは控える)そうそう、「なんで友魚の歯並びはあんなに悪いのか?」という質問もあったな。

昨日の会場は、半分以上が広島県外からお出でになっていたみたい。アニヲタのみなさまがかなり集まっていたとの報告を同僚から教えてもらった。(もちろん同僚自身アニヲタなので、会話の端々から自分と同じ「におい」を感じる会話が展開していたので気づいたのだそう)ちなみに、県外からの参加者の数については、司会の方が挙手を求めたので何となくわかった次第。

自分が何者であるかを常に問い続け、自分が見つけた答えを守るためには、命を賭すことも辞さない友魚、友魚を守るために自らの答えを抹殺した犬王の物語は、今の時代だからこそ私たちに深く問いかける作品である。

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