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ウグイスにもバイブスはある

うちの周りは程よく田舎で、この時期ちょっと遅めのウグイスがやってきてあの鳴き声を披露してくれる。

ホーホケキョ。

ドラマやアニメでしか聞いたことがなかったものだから、初めて生で聞いた時は「本当にホーホケキョと鳴くんだ!ベタすぎる…!」と驚いたものである。

ウグイスはお年寄りに人気らしい(夫調べ)
THE 風物詩な存在だからだろうか。
ウグイスをどうにか庭に留まらせたいというご老人たちの策として「果物を刺した枝を軒先や庭の木にくくりつけておく」というものがあるらしく、その効果なのだろうか、複数のウグイスがどこからともなくやってきては毎日のようにご近所で鳴いている。

ストレートに「ホーホケキョ」と鳴く個体もいれば、「ホーホクケキョ」「ホロホロホーホケキョ」とアレンジを効かせる個体もいる。
よくよく聞くと鳴き声にも個性があるのだ。

春ですねえと初めは心地よく聞いていたのだけれど、最近彼らの主張が激しいのが気になる。
鳴いているんだから何か鳥なりのやりとりが発生しているんだろうけど、「ホーホケキョ」「ホーーーーーホケキョ」「ホーホーホケケケ」と鳴き声のアレンジと応酬がすごい。

ラップバトルか。ちょっと風情残しておいてくれないか。

まあウグイスの鳴き声に風情を感じてるのも人間の勝手な価値観だしな。当鳥たちはそんなことお構いなしで、普通に挨拶しているだけかもしれないし、縄張り争いで喧嘩してるのかもしれない。あっ、意外と本当にバイブス上がってラップバトルやってたりして。

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