私が使っている音楽・動画再生ソフト ◆幸せビンボー術(22)
パソコンで音楽や動画を楽しむためのソフト環境についてまとめてみます。特に新しいソフトをインストールしなくても、Windowsに標準でついているMediaPlayerで再生できますが、MediaPlayerはユーザーを取り込もうとするのがウザイ上に、動作も軽快とはいえません。もっと軽快で自由に使えるソフトを探ってみましょう。
■音楽再生
私は音楽を作っていますが、音楽制作関連のソフトは次回にまわし、まずは一般向けに、音楽を再生して楽しむためのソフトから紹介します。
foobar2000
音楽を再生するプレイヤーソフトとしては、foobar2000というフリーソフトを使っています。
別にこれでなければいけないという理由もないのですが、軽くて、周波数別の出力レベル表示などもしてくれるので、作成した音楽ファイルの周波数帯域がどのくらい広いかという確認などにも使えます。
↑ foobar2000の画面。いろいろなレイアウト、機能表示が選べる。
⇒公式サイトはこちら
WavePlayer
おそらくミニマムな音声再生ソフトです。設定次第ではプログラムウィンドウさえ開くことなく、タスクバー上のアイコンだけで音声ファイルを再生してくれます。
↑ WavePlayerの設定画面。通常起動しただけではこうしたウィンドウさえ開かず、目的の音声ファイルの再生だけをしてくれるというミニマムなソフト。
⇒Vectorからダウンロード
■動画再生
MPC-BE
Windowsに付属するMediaplayerのウザさに辟易した人たちから支持されていたミニマムなマルチメディアプレイヤーとして、古くから Media Player Classic というものがありました。余計なことはしない。とにかく動画や音楽ファイルの再生をサクッとしてくれるというものですが、その後、いくつかの派生バージョンが現れ、最新版ともいえるのがこの Media Player Classic - Black Edition です。
対応するメディアフォーマットが多く、ISOイメージファイル(DVDディスクなどに書き込むためにまとめたファイル)の再生や .h265 フォーマットにも対応しています。操作性も明解で、余計なことは一切しない、画質も音質も優れた無料ソフトです。
音声ファイルも再生できるので、音楽を含め、すべてのメディアファイルをこのソフトだけで再生することができます。
↑ MPC-BEで動画を再生中の画面。
⇒freesoft 100で確認
なお、音声ファイルや動画ファイルの再生は、前回紹介した画像ビューアのIrfanViewでもできます。しかし、何でもかんでもIrfanViewにやらせるのはかえって繁雑なことになりがちなので、私は音楽ファイルの再生はfoobar2000、動画ファイルの再生はMPC-BEに分担させています。
Radikool
全国のラジオ放送局の放送をリアルタイムで再生したり、番組表から予約録音するためのソフトです。
↑ Radikoolの画面。⇒公式サイトはこちら
以上、音楽や動画などを楽しむためのソフトをザッと紹介しました。
ポイントは、OS付属の再生ソフトは、ストアに誘ったり、自動的にドライブ内のメディアファイル情報を収集して余計なリストを作成したりするので使わないに越したことはない、ということです。知らないうちにバックグラウンドで怪しげな動作をしていたり、それが原因で他の作業に影響が出たりして、いいことは少しもありません。
サクサク動く無料ソフトを使いましょう。
こんなご時世ですが、残りの人生、やれる限り何か意味のあることを残したいと思って執筆・創作活動を続けています。応援していただければこの上ない喜びです。