Lonely Sunday
『いろはうた たくき よしみつ SONGBOOK3』がようやく各配信サイトから販売開始された。
聴いた人からポツポツ感想が届いたりしているのだが、「Lonely Sundayを繰り返し聴いてる」「Lonely Sunday がいちばんのお気に入りです」といった声があって、ふぅん、そんなもんかな、と。
原曲を作ったのは30年くらい前だっただろうか。大学の1年先輩で、『赤毛のアン』などの翻訳もしている茅野美ど里パイセンが学生時代に作ったという詩をもらって、私が曲を付けたもの。
それを、10年くらい前に、大阪の西成で講演&ミニライブを企画してくれた人たちがいて、そこで歌うのに、英語の歌詞では伝わらないだろなぁと思って、急遽日本語詞を書いて歌ったのが、人前で演奏した最初で最後になった。
時代の空気があまりにも終末感が強くなってて、自分の肉体も年齢もそろそろ終末期という今日この頃、改めてこの日本語バージョンを聴くと、10年前に歌ったときとは少し違う感覚かな。
SONGBOOK3を出せたことは、とりあえずよかった。
ここ数年で書いた新しい作品が多いけど、この『Lonely Sunday』みたいに古い曲もいくつか入ってる。一番古いのは『土曜日の雨』で、次は『セカンド・アムール』かな。
『セカンド・アムール』は、タモリがハナモゲラで4か国語麻雀とかの芸をやっていたのを見て思いついた「デタラメな歌詞をつけてメロディ重視の作品作り」というアイデアだから、相当古い。
『土曜日の雨』は大学時代の恋人と別れた後の恨み節みたいな歌だったのを、さすがにこの歳でそれを歌うのは恥ずかしいということで、歌詞を書き換えたバージョン。
まぁ、話し始めるとキリがないのでこのへんで。
お金に余裕があるかたは、AmazonやApple Musicなどで販売中なので、とりあえず視聴だけでも……ネ。
こんなご時世ですが、残りの人生、やれる限り何か意味のあることを残したいと思って執筆・創作活動を続けています。応援していただければこの上ない喜びです。