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またも旧車いじめ。何がSDGsだ!

2005年製のプジョー(あちこち塗装が剥げてきたが、走りは絶好調)を車検に出してきたのだが、修理屋の大将が「8月からヘッドライトの検査基準が厳しくなるので古いクルマは軒並み不合格になるかもしれない」と、途方に暮れていた。
ロービームの光軸でクリアライン(明暗の境目)とエルボーポイント(左側を重点的に照らすためのラインの切れ上がり部分)で合否を見る。ラインが不明瞭だったり、エルボーポイントが所定の範囲外だと即不合格になるらしい。
正確には、2018年から変更になっていた基準なのだが、「合わなければハイビームで測定する」という猶予期間が終わるので、ロービームで合わなければ一発不合格になる。

バルブを交換すればいいという簡単なものでもなく、ライトの設計時点でこの基準に合わないクルマがたくさんあるとか。特に古いクルマや輸入車。

要するに、13年超のクルマは重加算課税という自動車税同様、古いクルマいじめの一環なのだ。十分明るくて、対向車が眩しいような光軸にならず、左側も十分照らせていれば、エルボーポイントがどうのとか、杓子定規に(文字通り)検査せずとも安全性は保てるはず。

でも、こういう話題は一般には浸透しないから、不合格車が続出するようになって初めて表面化するんだろう。かつてのPSE問題のときのように、寸前で取りやめになればいいのだが。
きちんと走れるクルマをどんどん廃車に追い込むようないじめ政策を恥ずかしげもなく続けていて、なにがSDGsだよ。現政権はアタオカの度合がひどすぎる。
みんなもっと怒ろうよ。

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Tanupack
こんなご時世ですが、残りの人生、やれる限り何か意味のあることを残したいと思って執筆・創作活動を続けています。応援していただければこの上ない喜びです。