Huawei P20 Proを2年使った感想。
今から買うのはおすすめできないけど名機だったと思います。
こんにちは、たぬきっつぁんです。今回はHuawei P20 Proを使い始めて2年が経過したため感想をつらつらと書いていこうと思います。
レビューというほどきっちりした文章ではなく、このスマホと出会ってから変わったことや感じたことなどを書いていこうと思っているため、今から購入を考えている人に参考になるかはわかりませんがよかったら読んでいってください。
出会いは実質1円キャンペーンから
P20 Proを使い始める前はASUSのZenFone3という機種を使っていました。だいたい2年弱使っていたと思うんですが、スペックが低く動作がもっさりしていたためそろそろ買い換えようと思っていたところでした。
某家電量販店でドコモのスマホが実質1円で購入できるキャンペーンをやっていたため、家族でドコモに乗り換えた際にP20 Proに機種変更しました。
その直後にはもう端末の過剰な値引きが規制されてしまったので今となっては昔の話ですね。それでも最近は2万円前後の端末を1円で売るという手法がとられているようです。(値引き額の上限が2万円になった)携帯業界は面白いですね。
人を写真好きにする最高のスマホカメラ
私が一番気に入っている機能がこのカメラです。当時はカメラ評価サイトのDXOMARKで一番点数が高く、個人的には世界一のカメラスマホを手にできたと喜んでいました。(そういえば最近dxomarkの話題を耳にしなくなった気がします)
一眼レフじゃないですよ?どちらもP20 Proで撮った写真です。もちろんプロのカメラマンの方が見たら違うかもしれませんが、めちゃくちゃきれいですよね。
特に花を撮るととてもきれいに撮れるため、きれいな花を見つけたらすぐ撮ってしまうようになりました(笑)
↑Googleフォトのコラージュ機能で作ってみました。ちなみにP20 Proを買ってからフォトに保存している枚数が格段に増えました。撮りすぎですね
↑ただの快晴の空の写真ですが、なんとなくきれいに撮れたためデスクトップの壁紙にしています
花を撮るときはカメラのAIが「花」と認識するため花が1番綺麗に撮れる設定にしてくれます。他にも青空や草木、食べ物などにも対応しているため、自分のようなカメラの知識が全く無い人でもきれいに撮ることができます。
スペック的なことを書くとLeica(ライカ)と共同開発した、4000万画素のメインレンズ、2000万画素のモノクロレンズ、800万画素の望遠レンズのトリプルレンズ構成になっています。
ライカといえば、ドイツの老舗光学機器メーカーで業界随一のブランド力を持つ会社です。物によっては100万円以上するカメラもあるそうです。
P20 Proのカメラクオリティは、そんなライカの名に恥じないクオリティになっていると思います(使ったことはないですが)。というかそうなっていないとライカのブランドを付ける意味がないと思います。
望遠レンズは光学ズームで3倍、デジタルズームで最大10倍までズームできます。さすがに10倍になると画質は落ちますが、遠くにあって読めない看板の文字をズームで見るくらいなら実用的な画質だったため、その用途に主に活用していました(笑)
ズームの話は置いといて、スマホは一眼レフのような大きいカメラと違って、常に肌身離さず持ち歩くものなのでふとした瞬間のシャッターチャンスを逃さずとらえられることがメリットだと思います。
P20 Proはそんな瞬間を何も考えずにシャッターボタンをタップするだけで美しい写真が撮れるため、本当に写真を撮ることが楽しかったです。
またこのカメラ性能のおかげで自分は写真を撮るのが好きになりました。いつかいいカメラを買ってみたいです。
スマホとしての性能には今でも満足
スペック的には今使っても全然満足できるものになっています。CPUはKrin970で、メモリは6GB、ストレージは128GBあります。Krin970は今で言うとミドルレンジクラス(4~5万円くらい)の性能はあるため、今現在でもサクサク使えます。
ただこれはKrinチップだからかもしれませんが、最適化されていないアプリだと少しカクカクすることもありました。例えばGoogleマップだと明らかにカクカクします。
ゲームアプリは設定を少し落とせば重めのゲームも動きます。前に記事にした原神も動きました。(実は最近プレイしてないのは内緒です)
メモリもストレージも余裕があって2年使っても全く困りませんでした。特にストレージはほとんど半分くらいしか使っていません。
また画面性能もフルHDでまたOLED(有機EL)なため、撮った写真をその場できれいな画面で楽しめます。
デザインが今見てもかっこいい
シンプルなデザインですが、今見てもとてもかっこいいデザインだと思います。
背面を見てみると、HuaweiやLeicaのロゴ配置がカメラのラインに合わせて印字されています。
これはカメラを使うときに横向きで使う場合が多いため、その際にロゴが見えるようにこのようなデザインになっている、とどこかの記事で読みました。個人的にもカメラ性能に最適化されたデザインでかっこいいと思います。
またドコモのロゴも元々のデザインを邪魔しない場所にあっていいと思います。おサイフケータイロゴも写真では見えにくいですがしっかりこだわって横向きに揃えられています。
ちなみに今回の記事のサムネイルはこの背面デザインに合わせて作りました。最近追加されたnote内でサムネイルが作れる機能で作ったんですが、最近書いた記事ではよく使用しています。
それから電源ボタンには赤いラインが引かれていて、目立たないけどこだわりをもったデザインになっています。
たしかP20シリーズはHuaweiの端末では最初期にノッチが搭載された端末だと思います。自分はノッチを隠す機能(ノッチ横を黒く塗りつぶす機能)があったため買ってからずっと隠して使っていました。もともとAndroidは通知バーで上部が専有されてしまうため、その一部がカメラの領域になったと考えればそこまで気にならなかったです。
ただずっと隠していたおかげで少し画面が焼き付いてしまいました。パッと見では分かりづらいですが白い画面になると目立ちます。
指紋センサーの位置が最高
画面下部に指紋センサーが搭載されていますが、この位置がめちゃくちゃ使いやすかったです。例えばポケットから出すときに親指を下部に載せながら出せば、もうすでにロック解除されている状態になります。
しかも認証速度がめちゃくちゃ早いですし、少し取っ掛かりがあるため最近流行りの画面内指紋センサーよりも位置がわかりやすくストレスがありません。
それからこの指紋センサー分の余白のおかげで、Android9から導入されたジェスチャー操作をするときに操作がしやすくなるメリットがありました。特に自分は画面よりも分厚いケースを付けていたためジェスチャーがとてもやりやすかったです。
ちなみに一応顔認証も対応しています。しかし指紋認証に比べると少し認証速度や精度は落ちるため、顔認証を待つよりも指紋認証したほうが早い場合も多かったです。
Spigenの保護ケースは最強
保護ケースはSpigenのものを2年近くずっと付けていました。手垢や傷だらけですが、何回かコンクリートに落としても全く壊れませんでした。
ケースのデザインもとても気に入っています。Leicaのロゴが隠れてしまう代わりにTRIPLE CAMERAと印字されていて、元々のデザインを尊重していてお気に入りでした。
また両手でカメラを構えるときにカメラ横のギザギザのおかげでしっかり持ちやすくなっています。こういうこだわりも好きなところです。
ただ欠点を上げるとそれなりの厚さがあるのに机に置くとカメラの部分がガタガタするという点です。カメラを確実に保護するためにケースがさらに出っ張っているみたいなので、仕方がないようです。
画面保護フィルムは買ったときから貼られていたフィルムが1年位でボロボロになって剥がして以来貼っていません。しかし今の所傷はありません。ケースが画面より出っ張っているため机に画面側を下にして置いても傷つかないようになっているからだと思います。
赤外線センサーでテレビを操作できる
実はP20 Proには赤外線センサーが搭載されています。これを使うとテレビやエアコンなどを操作することができます。
本来はHuawei純正のリモコンアプリがありますが、ドコモ版には入っていなかったためXiaomi製のアプリを使用しました。
テレビの操作はだいたいでき、音量調整や電源のオンオフ、チャンネルの変更や入力切り替えなどもできます。
よく使っていたのは電源操作で、ベッドの中からテレビを消したい時にとても便利でした(笑)
それからリモコンを家族に取られているときにこっそり操作することも...w
別になくてもいい機能ではありますが、使ってみると結構便利な機能でした。
前回の愚痴は未だ解消されず。
去年書いた記事の不満点は2021年になっても全く解消されていません。残念ですね。
それどころか今はさらに不満が増えていて、Androidセキュリティパッチレベルがなんと2020年6月1日で止まっていました。もうすぐ1年になりますよ!
このまま使い続けるとセキュリティ的に不安が残るため、今から買うのはあまりおすすめはしません。
というか↑の記事、今読み返すと結構辛辣に書いてますね(笑)
サムネで次のスマホがわかった人はガジェットオタク
P20 Proの次のスマホはGoogle Pixel 4a 5gにしました!
サムネイルや途中の画像で反射して写っていたため気づいた人もいたかもしれません(笑)
理由はPixel5とほぼ同じカメラ性能で安かったからです。下の画像、片方がP20 Proでもう片方がPixel 4a 5Gなんですが、どちらかわかりますか?
正解は、、、
左がPixel 4a 5Gで右がP20 Proでした〜!!
個人的な感想ですが、Pixelのほうが現実をそのまま写している感じで、P20 Proはいわゆる映える写真になっているように感じました。P20 Proのほうはたまたま総武線が写ってました(笑)
こちらは上がPixelで下がP20 Proです。やはりP20 Proの方がビビッドに見えますね。少し目が痛いくらいです。
皆さんはどちらが好みですか?どちらかと言えば色味はPixelのほうが私は好みです。ただビルの写真に限ればP20 Proの方には電車も写ってるので写真としてはこちらの方が好きです。(笑)
またCPU性能はP20 Proより若干良いくらいです。ベンチマークをやってみたら以下のようになりました。
青い方のGeekbenchではCPU性能を、白い方の3DMarkではGPU性能を計測しています。(間違ってたらすみません)Androidのバージョンが違うので公平な測定ができているかはわかりませんが、一応こんな結果になりました。
どちらも今可能な最新アップデートを適用しています。PixelはGPU性能が倍になった最新アップデートを適用した状態でテストしています。
Geekbenchのマルチコアスコア以外はPixel 4a 5Gの方がいいですね。数値的にはそこまで差がなさそうですが、体感ではPixelの方がキビキビ動く気がします。
それからもう一つ理由としては通信回線を楽天モバイルに本格的に乗り換えることになったため、楽天回線に完全対応している必要がありました。
P20 Proでも楽天モバイルは一応繋がりはするんですが、auエリアや楽天の電波が届かない場所では使えないため使い物になりません。実際先日病院に行ったときに圏外になってしまいました。おそらくau回線ならつながるはずなので早急に変える必要がありました。
まとめ:今から買うのはおすすめできないけど名機でした。
先述の通りセキュリティアップデートが1年近く放置されているため今から買うのはおすすめできません。ネットに繋がずカメラとしてだけ使うのであればいいかもしれません。
でも本当にいい機種だったと思います。それに今でもカメラ性能は他に引けを取らないものになっていると思います。なにせ最新のPixelと比べてもいい勝負をするくらいですからね!
正直まだまだ使える機種ではありますが、アプデ問題もありますし楽天も対応していないので手放すことにします。
最後まで読んでいただきありがとうございました!きっと私のP20 Proも喜んでいます!(笑)