はじめての広島一人旅で痛い目を見た話
いろんな意味で思い出に残りました。
こんにちは、たぬきっつぁんです。先日一人で広島に1泊2日の旅行をしてきたので、簡単な旅行記を書いてみようと思います。(と言いつつ4500字弱になりました)
ちなみに一人旅は日帰りでは何度かしたことがありますが、泊りがけは初めてで、何なら一人で飛行機に乗るのも初めてでした。もちろん広島に行くのも中国・四国地方に行くのも初めてです。
旅行中だけでなく帰ってきた後もトラブルが起きてしまったので、自戒の念も込めて書いていきます。
写真かなり多めです。通信制限が心配な方は気をつけてください。
1日目:宮島と牡蠣
羽田空港から1時間45分。最初に降り立ったのは岩国空港でした。ちなみに岩国市は山口県なので広島ではありません。
実は厳島神社で有名な宮島に行くには広島空港よりも岩国空港の方が近いため、飛行機で訪れるなら岩国空港の方がおすすめです。
また搭乗日が2/14のバレンタインデーだったこともあり、飛行機内でチョコを頂きました!
サプライズだったし、味も非常に美味しかったです。
岩国空港からはバスと電車を乗り継いで約1時間(待ち時間含む)ほどかけて宮島の最寄り駅のJR宮島口駅に到着しました。
ここでちょうどお昼の時間だったため、近くのお店で宮島名物の穴子と牡蠣が乗った丼を頂きました。こちらも非常に絶品で、特に牡蠣の美味しさに衝撃を受けてしまい、2日間牡蠣のことばかり考えていました。(これが後に悲劇を生んでしまいます)
宮島フェリーの悲劇
宮島に行くためにはフェリーに乗る必要があります。(意外と広島行ったこと無い人に言うとびっくりされる)
フェリーからの景色は、海の上に佇む厳島神社の絶景が一望できてとても良かったです。写真はありません。
どういうわけか宮島フェリーから撮った写真データが失われていました。
最近ソニーのカメラ(α7II)を買って本格的にカメラを始めて、そのカメラでたくさん写真を撮っていたんですが、iPadに取り込む時におそらくうまく取り込めなかったものと思われます。(ちなみにカメラの紹介記事は新しく始めたブログで書いています)
なんとかスマホで撮った写真は残っていたので良かったんですが、結構ショックでした。しかもそれに気づいたのは翌日の撮影のためにSDカードをフォーマットした後という…
とはいえ宮島上陸後の写真はだいたい残っていたので、ここからはα7IIの写真とともにお送りします。(たまにスマホも混じってます)
壮観な厳島神社
曇天の中、宮島に上陸して厳島神社に向かう道中、鹿がたくさんいました。
観光客の誰かが鹿に向かってポテチか何かの袋を投げて、鹿が器用に袋を口で開けて食べるという衝撃的な光景があったんですが、これも撮った写真が消えていました。
実際に自分の目で見てみると本当に海の上に立っていて、しかもこれが数千年もここにあると考えると本当にすごいことだと思いました。
宮島を一望できるカフェが最高だった
この日は本当に寒かったのでどこかカフェに寄ろうと思い、立ち寄ったのが「天心閣」さんです。
ここはちょっと狭い路地を入って階段を登ると入れる隠れ家的なカフェだったんですが、ここから見える景色が本当に絶景でした。
宮島の市街地を一望できて、なによりコーヒーがとても美味しい。
ここに来れただけでも宮島に来たかいがありました。
レモンケーキも歩き疲れた体にはちょうどいい甘さで良かったです。
広島市内で広電に初乗車
広島といえば路面電車ですね。たまたま乗った路面電車が最新車両でめちゃかっこよかった。もちろん古い車両も味があって好きです。
夕食には広島風お好み焼きを食べました。たまたま鉄板の前の席に案内されたので目の前で焼いてくれてとても楽しかったです。味もめちゃくちゃ美味しかった。
お好み焼きを食べた後は長いアーケードがある広島で一番賑やかな本通り商店街を散歩してホテルに向かいました。こんな感じで1日目は終わりです。
2日目:極寒の広島
原爆ドームと野村英三さん
やっぱり写真で見るのと実際に見るのでは全く違う印象でした。あのドームの建物だけでなく瓦礫まで当時のまま残されていたのも衝撃でした。
こちらは爆心地にほど近い場所にあった建物で、唯一生き延びた野村英三さんが一命をとりとめた地下室です。
もしかしたら名前だけでも聞いたことがある方は多いかもしれません。
5年ほど前にYouTubeの広告で嫌というほど流れていた核攻撃サバイバーという歌の歌詞に登場しています。自分でもよく覚えていたなと思いますが、名前を見てすぐこの歌を思い出しました。
毎年8月6日に平和記念式典が行われる場所です。ここから原爆ドームと平和の灯が一直線に並んでいます。これもテレビで見るより迫力が違いました。
まさかの平和記念資料館が臨時休館
広島旅行で一番楽しみにしていた平和記念資料館がちょうど臨時休館(展示資料入替)のタイミングで入れませんでした。
調べたら去年の4月には既にアナウンスされていたようですが、そもそも臨時休館という概念があることを忘れていたので知る由もなく、しばらくそのあたりを彷徨っていました。
仕方ないので資料館を設計した丹下健三さんの美しいコンクリート建築を撮って、早めの昼食に向かいました。
一つ印象深い出来事があって、この後公園を出ようとした時突然Jアラートが鳴り響いたんです(いつもの訓練放送)。
この空間にいたらその音が本当に恐怖でしかなく、改めてJアラートの重要性を再確認できました。もし資料館を見れた後だったら泣き出していたと思います。
広島ラーメンからの極寒サイクリング
お昼は「中華そば 陽気」のラーメンを頂きました。
醤油豚骨スープだけどもやしのおかげかあっさりめでとても美味しく食べやすかったです。お値段も700円と比較的お手頃です。
平和記念資料館の分、時間が1~2時間余ってしまったので、この後はシェアサイクル「ぴーすくる」で広島市内をサイクリングしました。
名前は違いますが東京でもよく見かけるドコモの赤い自転車です。東京と違うのが料金体系で、30分ではなく1時間165円で乗れます。
他の地域で会員登録していればそのまま使うことができるので、あまりにあっさり乗れてびっくりしました。
もちろんドコモユーザーでなくても使えますし、全国で展開しているので覚えておくと意外と旅先で役立つかもしれません。
広島の街は道が広くてとても走りやすかったです。ただ当日は雪がちらつくほど寒かったのでサイクリング日和では無かったです。
広島城をめぐって
サイクリングの後は広島城の中に入りました。貴重な資料や刀などの展示もありました。
原爆の後に再建されたお城ということですが、原爆の直前までは江戸時代からの城郭がほとんど残っていたそうです。
また広島城の敷地もとても広くて、体力的に全ては周れませんでした。
駅前のスタバが最高の路面電車ビュー
予定にないサイクリングを入れたことで疲れたので早めに駅に向かいました。やることがなかったので駅前の蔦屋家電を一周して2階にあったスタバに入りました。
たまたま座った席が目の前に広島駅の電停が見える絶好の路面電車ビュースポットでした。ひっきりなしに出入りする路面電車を間近に見れてとても良いスタバでした。
その後日:牡蠣に時間差であたる
実は宮島から広島市内へ向かう帰り道、いい匂いに誘われて屋台で売っていた牡蠣の串焼きを食べました。
これが絶対的な理由かはわかりませんが、旅行から帰った3日後にいわゆる「ウイルス性胃腸炎」にかかってしまいました。(まさかの時間差!)
夜中に突然吐き気で目が覚めて、寝ては吐いてを3回くらい繰り返して、かりの高熱が出てしまいました。
病院で薬をもらってから吐くことはなかったものの、熱は一日中続きました。次の日には微熱くらいまで下がって、その次の日にはほぼ平熱になって、お腹の痛みも軽くなりました。
家族はもちろん周りでもかかった人がいなかったので、おそらく広島で食べた牡蠣が原因かと思われます。(調べたら十分加熱されていない貝類から感染することもあるらしい)
また牡蠣自体は複数のお店で食べたので、念のため牡蠣グルメの写真は全て割愛させていただきます。どのお店で食べた牡蠣も美味しかったです。
牡蠣で当たらないように生牡蠣は避けていたんですが、まさか焼き牡蠣でも当たるとは思わなかったです。ちなみにこの記事は胃腸炎のピークが過ぎて完治した状態で書いています。
みなさんも旅先で牡蠣や生物を食べるときは十分気をつけてください。気をつけていてもなるときはなります。
まとめ:広島一人旅で学んだこと
旅はトラブルがつきものと言われますが今回は一個一個のトラブルが重すぎました。
撮影データの紛失
平和記念資料館の臨時休館
牡蠣にあたって胃腸炎にかかる
撮影データはまだしも胃腸炎は本当に大変でした。幸い2~3日で回復しましたが辛かった。
これらのトラブルに対して事前にできる対策を考えてみました。
撮影データの紛失
→絶対残したいシーンはスマホでも撮る平和記念資料館の臨時休館
→事前に調べるか別の行程を考えておく牡蠣にあたって胃腸炎にかかる
→食事は安全性が確保されたお店でとる
→胃腸の薬を持参する
本当にどうしようもないときはどんなに準備しても跳ね返されるので、旅中はトラブルも楽しんでやる!くらいの気持ちで挑んだほうが良さそうです。
また一人旅は寂しいとよく言われますが、個人的にはそこまで寂しさは感じませんでした。宮島のカップルの多さにはさすがに堪えましたが……
次はもう少し暖かい時期に行きたいです。でも冬は冬で楽しかった。
今度は岩国の錦帯橋とか出雲大社とか、中国・四国の良いところにもっと行ってみたいです。おすすめの場所などあればコメントで教えてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。