趣味と特技
愉しく毎日をお過ごしのみなさま、こんばんは。
noteたぬきちのお時間です。
唐突ですが。
たぬきちはお金持ちです。
我が家はお小遣い制ですが、たぬきちはお金持ちです。
妻から毎月いただくお恵みで大好きな金麦を買っては、なくなるのを惜しむようにひとすすりずつ口に含んでは5分もの時間をかけて味の向こう側まで味わい、毎日1本を5時間かけて飲むことができるくらいお金持ちです階級はブルジョアですかね。
卑しくなんかないですよ。
なんでも味わえば味わうだけ美味しいって知ってるからこそできる、オトナの嗜みってやつです。
どうですか、この滲み出るオトナの余裕。
たぶん趣味って思ってたんと違かってん。
さて、プロフィールを読んでいただいた方(ありがとうございます!!!)はお分かりかと思いますが、たぬきちは弓道をやってました。
おぉう、じゃぱにぃずあーちぇりぃ?
のんのん、いっつ "KYUDO"!
・・・それはそれは「少しかじる程度」どころの話ではなく、「狂犬が尻尾を踏まれて怒り狂ったように噛みつく」くらいやってました。
高校〜大学の話です。
だから、なんかの時に「自己紹介せぇ」だの「カードにかけ〜」だの言われたときには毎回こう書いてました。
趣味:弓道
特技:弓道
素敵ですよね。
特技が趣味で、趣味が特技って。
割とリアルガチな勢いで本当にそう思ってました。
でもね、ふと思ったんです。
周りの人が、
「趣味は釣りでどうしてもやりたくて仕事上がりにちょっと川で遊んできた」
とか、
「ゴルフが楽しくてコース行く前日はワクワクして眠れねぇんだよ」
っていうのを聞いて、ふと思ったんです。
たぬきちにとって弓道はそんなに居ても立ってもいられない位置にランクインしとる・・・?
って。
それから「趣味:弓道」って書くのやめました。
たぶん、趣味って思ってたんと違かってん。(何弁?)
趣味とは
辞書ひくと一つの定義としてこう書いてあります。
しゅみ【趣味】
1、専門としてでなく、楽しみとして愛好する事柄。
2、物事から感じ取られるおもむき。味わい。情趣。物事の味わいを感じ取る能力。(それに基づく)好み。
何言ってるかさっぱりわかりませんが、ここまで話していることは前者のことだってことくらいは、粗大ゴミ頭のたぬきちでもわかります。(もしかして頭いいのかも)
楽しみとして愛好する事柄
うん、やっぱり違うな、弓道。
特技とは
辞書ひくと一つの定義としてこう書いてあります。
とくぎ【特技】
(その人が自信をもつ)特別の技能。
あー、なるほどね、特別なアレがアレしてアレね。
技能になってこうしてああするといい遊びになるから子供の時よく遊んでとーちゃんにゲンコツ食らったアレか。(頭が粗大ゴミ)
・・・とりあえずこちらは合ってる気がする。
たぬきちは一応高校時代に2回全国一位(国体)になりました抜群の成績で(人生のピーク)。
大学時代も全国3位くらいまではがんばりました。
やる気スイッチは大学の弓道場に置き忘れてきたけど、やでばできる子です。
OK、特技は「弓道」でいい。
じゃあ「趣味」はなに?
自分で思い浮かべてみたら出てきたもの。
・お酒
「楽しみとして愛好するもの」には当てはまる。
よしいける!これだ!
って思ったけど、たぬきちは1年365日の内500日くらい晩酌するから、「毎日お酒飲むのを楽しみにしすぎて眠れなくなる」かと言ったらそうではない。
そんなんだったらただのアル中でゴミ捨て場ぶん投げられてるイメージじゃん。
チガウな。
・料理
確かに楽しいが、愛好してるのは食べる方だ。
作ってるのも楽しいが、それはキッチンで酒飲みながら作れるからだ。
(あれ?僕アル中じゃないよな・・・?)
もっと言えば、調理器具屋だからこれは半ば職業病みたいなもんか。
これもチガウな。
・子供と遊ぶ
それは「育児」だ。
チガウな。
・読書
うーん、おしい。
けど司書目指して頑張ってた大学1年生までだな。
チガウな。
・ゴルフ
やる。確かに楽しい。
特に夏の暑い中、スポドリとビールを持ってするラウンドは最高だ。(あれ?もしかするとアル中かもしれない)
でも、なんとなくだけど、チガウな。
なんていくつも思い出してはその都度考えてみるけど、全部チガウ。
どれもワクワクもなければドキドキもない。
趣味がない・・・?
じゃあいったいなんなんだ、たぬきちの趣味は!
そう思って電脳万能先生Siri人類名誉教授に聞いてみた。
「Hey, siri」
ポポンッ(電子音)
「たぬきちのしゅみは?」
ポポンッ
「よくわかりません」
でしょうね。
そもそもSiri先生、一人称が「たぬきち」だとも思ってないでしょうからね。
これだけ考えても出てこないんだから、きっとたぬきちには趣味がないんだな。
無趣味人間たぬきち。(いやタヌキは獣か)
我慢してるだけ。
「自分は無趣味」だとここ数年感思ってたけど、ふと先日見た記事でこんなことが書いてあった。
「自分は無趣味」
どうやらそうじゃないらしい。
趣味ないっていうのは嘘。絶対ある。我慢してるだけ。
これ見たときに、スッと自分に入ってきたんですね。
それこそ「サウナでカラッカラに仕上げた直後のビーr・・・コーヒー牛乳」のように。
そう、思ったんです。
「我慢してたのかもしれない」
って。
仕事がある。
残業もする。
付き合いだってある。
結婚してりゃ家庭だってある。
子供がいれば育児だってある。
金銭的バッファもあったりする。
ぜーんぶ、趣味を探すことを我慢してしまう理由となるには余りあること。
人間はすべて限られたリソースの中で生きているわけであって、何かを我慢して妥協しての繰り返しかもしれない。
でも、限られたリソースだからこそ、自分も自分のために息抜きのような「趣味の時間」がかけがえのないものになるんじゃないだろうか。
人生を彩り豊かにするものなんじゃないだろうか。
じゃあ、「のしかかる責任」と「息抜きの趣味」を両立する方法はないのだろうか。
いや、そんなことはないはず。(しらんけど)
それぞれ背負っているものが違うからその方法もまたそれぞれあるし、ましてや自分のも考え付かないたぬきちの粗大ゴミ頭では、全て考えられるはずもないんだけどさ。
そんなことを考えながら、今日もビールを片手に酔っ払っているわけです。
最後まで読んでしまった変人とも言えるあなた。
そんなあなたにこう問いたい。
何かを我慢して自分の羽をたたんでいませんか?
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